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北海道に2年間過ごして思ったこと

こんにちは!
今回は過去の話にはなりますが、「北海道でに2年間過ごして思ったこと」というテーマで書き記したいと思います

先日、「キャリアにおけるマインド」の棚卸しを書かせてもらいましたが、今回も同じくわりと長く「保存版」としての内容になっておりますので、時間があるときにお読みください!
「キャリアにおけるマインド」の棚卸しは自分のパーソナリティやキャリアの考え方について書いたのでご覧になってください!  

私は北海道に「2017年7月~2019年6月」までの約2年間滞在しておりました!
確実に自分の人生が大きく変わった出来事ですので、改めて北海道での滞在を通じて「どんなことを考えるようになったか」等含めて、お伝えできればと思います!  


北海道に滞在することになった経緯

もともとは前職のリンクアンドモチベーショングループの株式会社リンク・アイでの配属で北海道に赴任することになったことがきっかけです。  

当時リンク・アイには拠点がすでにいくつかあり、北から「仙台」「東京」「名古屋」「大阪」「京都」「福岡」の6拠点が存在しておりました。
ちょうど赴任が決まる半年前の2017年の頭くらいに「札幌拠点」が本格的に立ち上がるという話を聞き、興味をもったことを覚えております。  

「何故興味をもったか」というと当時は非常に浅はかな理由で「拠点の立ち上げに関われる!楽しそう!力つきそう!」程度のものでした!
めっちゃ浅いですね・・・・笑
いざ考えてみると、拠点立ち上げなので「完全なる0からの立ち上げではない」とはいえ「0→1の立ち上げ経験ができる」ことは自分のキャリアのプラスに必ずなりますし、自身が「好奇心旺盛である」こともあり性に合っていて、純粋に「チャレンジをしてみたい!」という気持ちが掻き立てられました。
以後上司に地道なアピールをし、有難いことに「札幌拠点立ち上げ」を任せてもらうことになりました。  

ちなみに北海道には今までに一度も行ったことがなく初めてでしたが、非常にワクワクした想いでいたことは覚えています。  

よく巷で言われる「自らで機会を創る」ことの重要性は「拠点立ち上げの機会をアピールして獲得する過程」や「役目を終えて結果的に大きなものを得た」こともあり、大きく感じることになりました。

思ったこと① 「自然」が好きであること

色々思ったことはあるのですが、一番に感じたのは自分は「自然が好き!」ということでした。
「そこかよ!」って話ですが、どう振り返ってもここに落ちますね。  

北海道はご存知のとおり「自然豊かな地域」です。

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こちらは「南富良野のキャンプ場」から撮影したものですが、ちょっと外に出れば、こういった自然に当たり前に囲まれていた生活ができました!
最高でしたね。

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「帯広」までいくと平野が広がっており、また違った自然を経験をすることができました。  

自分の自然好きはどこから来ているかというと、「生まれが”湘南”である」「祖父母の家が”長野県栄村”という山奥にある」ことかなと思います!  

小さい頃から海や山が当たり前にあった環境だったことから「自然の中で生きる心地さ」みたいなものを覚えているのだと思います。
日本人の多くは「自然が豊かな場所」で過ごしているので、特別自分だけではないと思うのですが、少なくとも私は「自然」に囲まれることが好きです!  

なので、ちょっといけば「小樽」の海が味わえて、頑張れば「富良野」「帯広」の自然が味わえることもあり、すぐに北海道での生活にはフィットを致しました!  

加えて「自然」という点でいいますと、別観点ですが、北海道の方々の「人としての自然さ」にも魅力を覚えていました!
一言でいうと「めちゃくちゃいい人ばかり」で「自然体」の人が多く、私自身北海道にいる方々と「関わることの心地さ」を感じておりました。  

結果的に2年しかいなかったのですが「長年いたんじゃないんですか?」と周りから言われるくらいに溶け込めたことができました!
気が合うのか、今でも多くの方と連絡を取っています!

ちなみに余談ですが、自分と同性同名の方が、昔北海道開拓してたらしいです。
福井県からきた若手実業家で、「山田銀行」を設立したり、「山田農場」を開いたりしてたらしく、その縁からか北海道の皆様は自分を優しくしてくれてたのではと思ってます。
こちらは流してもらって結構です・・・・笑

話を戻すと、「自然」というテーマは北海道の生活を経て今後のキャリアに影響する大きいテーマになりました。
現在神奈川に戻ってきても「不自然を自然にする」というテーマを意識してます。
人生のテーマまで決まるくらい、お世話になった地域ですので、感謝しかありません。

思ったこと② キャリアにおいて「越境」が大事であること

今までのキャリアは東京での活動のみだったので、初めて東京を離れ、越境の大事さを知りました!
※ちなみに「越境」キャリアの大事さは、尊敬する大学サッカー部の大先輩である岡部さんからお言葉を頂戴いただきました。
理想は”海外”への越境ですが、”国内”での越境でも気づきは沢山ありました。

「越境」のメリットは沢山あるのですが、一番は「今までの常識を問えること」かと思います!
自分の場合だと「東京でのキャリアはどうか」「日本って何が自然な状態なのか」「都会と地方の関係性はどうなったら理想なのか」を東京目線だけなく、「東京⇔北海道」目線で行き来しながら考えることができました。
今までの常識を複眼的にみて、ブラッシュアップできる感覚をもつことができました。

なので今も「越境すること」を心掛けておりますし、色んな視点で物事を考えることによって「本質を捉える」ことができるようになってきた実感もあります。
ただ一番の収穫は「自分が幸せになるための基準や選択肢」が明確になったことかなと思います。
このような  「場所という面での越境」は今後も繰り返していきたいです。  

また別観点では「テーマ」「領域」における「越境」も大事であると考えてます。
もともとは「キャリア教育」という目的で北海道に赴任になったのですが、「自分の興味あるものに突っ込みまくろう!」と思っていたこともあり、「サッカー」「農業」「地域創生」といったテーマでの活動も行っておりました。

そうすると「サッカーと地域創生ってこう繋がる」とか「教育とサッカーってこう繋がるな」といった風に「違う領域同士を”システム視点”をもって捉えること」ができるようになりました。  

北海道での「テーマ」「領域」においての「越境」の経験を活かして、興味がある「サッカー」「地域創生」「教育」と繋がるかを考えながら行動するようにしています。
少しずつ領域を超え「システム」として繋がってきましたので、今後は結果で証明をしていきたいと思います。

北海道の2年間で「地域」と「テーマ・領域」における「越境」の重要性を知れたことは今後のキャリアにおいて大きな財産となりました。
社会を変えるのは「よそ者・若者・バカ者」とよく言われますが、そのヒントが「越境」に隠れていると思いますので、以後も先頭に立って体現をしていきたいと思います。

思ったこと③ 「情報収集」の大切さ

北海道は地政学上の問題ではありますが、仕方がないことに、東京に比べて「情報格差」が大きく出てしまいます。
「人生を豊かに生きる」という面での情報は下手したら北海道の方が得ることができるかもしれませんが「経済活動」という面では「情報格差」が非常に大きいと感じました。
いくら「情報社会」で誰もが情報をアクセスできるようになったとはいえ、培ってきた「情報リテラシー」の差から「最適な情報をとりきれるか」というとなかなか難しいのではないかと感じました。  

当時自分は仕事で「就職活動の支援」をしていたのですが、やはり学生さんの中で「時代の変化を捉えている人」は少なく、東京に足を運んでいたりと「情報感度が高い人」に限って収集できていると感じました。  

また自分自身も北海道にいると「情報収集に遅れが生じるのではないか」という不安になったこともあり、本州にいた時よりもSNSや経済ニュースアプリを使って「情報収集」をし補っていました。
結果的にはある程度「情報収集」はできましたが、いざ関東に帰ってきてからの「情報収集」の質に比べると差を感じています。

具体的には「Twitter」の活用や「NewsPicks」にコメントをしまくるという手法で、なんとか「情報収集」は追いつきましたが、本州にいる人になかなか直接会うことができなかったり、情報の背景を完璧に理解できないので格差は”拡大していく”と感じました。

このように北海道の経験から「情報収集」は最も大切なものの一つであると捉えております。
もちろん情報にアクセスできるような「環境」を創ることも大事ですが、それよりも情報をアクセスする「マインド」「行動」が大事であると思うので、「情報格差」に困った立場から、周りに伝えていければと思ってます。

最後に

ここまでご拝読いただきありがとうございました!
「自然」「越境」「情報収集」といった北海道にいかなかったら気づけなかった点を今回まとめとしてお伝え致しました。
少しでも気づきをご提供できたら幸いです!  

ただ「何故この3つをテーマにしたか」という目的は他にもありまして、北海道の人限らず多くの就職活動生や社会人の方にお会いし、生き方やキャリアに関して話す機会の中で、「今の日本社会の課題」にも真っすぐそのまま当てはまると思ったからです!

・常識に縛られるがあまりに不自然な生き方や経済活動をしている
・一つの場所に留まり続けるがあまりに環境が合わず「不幸せ」になっている
・情報収集の怠惰により「情報弱者」になっていて、時代に合った意思決定ができない

といった課題が、あくまで主観を含みますが、顕在化していると思っております。

この課題を解決する上でも、自分の「北海道の経験」は活きていると思うので、今後も”2年間の財産”を無駄にせずに取り組んでいきたいと思います。

以上となります!
「北海道」についてはまた書くと思うので、その際はまたのご拝読のほど、よろしくお願い致します!  

山田

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