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生活を彩り、使用後も楽しめる! ウィリアム・モリスのカレンダー
19世紀後半のイギリスを代表する芸術家、ウィリアム・モリスの壁紙やインテリアに囲まれて美しい生活をしたい。そんなふうに夢見ることはありませんか。現実にはなかなか難しいという人も多いかもしれませんが、生活の中に少しだけ取り入れることで、ウィリアム・モリスを楽しむことができます。今回は、昔からウィリアム・モリスが好きだったというティーデザイナーでライフコーチのしばたみかさんに、来年のカレンダー『カレンダー2023 ウィリアム・モリスと暮らす12ヶ月』の魅力や楽しみ方を伺いました。
しばたみか
ティーデザイナー、ライフコーチ。株式会社fromU代表取締役。るなぼうティーハウスを主催。17年間インテリアデザインの仕事に携わったのち、2011年に紅茶とハーブの教室を立ち上げる。生徒さんの延べ人数は、7年間で3,000名を超し、他分野の教室や、女性の起業コンサルを行なうようになる。「健康・おいしい・自然なハーブティー」で世界中を笑顔にするため、るなぼうブランドを設立し、国内外のデパートに出店。数百種類ものオリジナルブレンド・ハーブティーを販売、ブレンドプロデュースやセミナーなどを行なう。ハーブティーを通してクライアントが癒されながら、簡単、優雅に本来の自分を思い出すサポートをするライフコーチとしても活躍中。
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——しばたさんは今、ティーデザイナーとなり、ハーブティーに関する書籍を2冊出されていますが、それまではインテリアデザイナーだったんですよね。その頃から、ウィリアム・モリスはお好きだったのでしょうか?
もともと19世紀末の美術が好きだったんです。クリムトやガウディ、エミール・ガレ、ミュシャなど。自然や植物、昆虫、小鳥のモチーフも好きで、ウィリアム・モリスのテキスタイルや壁紙にはいつも魅了されていました。日本の文化を融合させたようなデザインもあり、インテリアデザイナーとしても興味深かったです。
——イギリスへ行かれたこともあるんですよね? ウィリアムモリスの壁紙やテキスタイルは見られましたか?
はい、イギリスへは1ヶ月半ほど紅茶を学びに行っていました。ヴィクトリア&アルバート博物館には、壁全面ウィリアム・モリスのデザインになっているカフェがあり、とても素敵でした。滞在期間中、6回はそのカフェに行きましたよ。それから、ウィリアム・モリスが影響を受けたというコッツウォルズ地方にも出掛けました。そこは、ため息が出るほど美しい場所で、ウィリアム・モリスと同じ景色を見ていると思うと、感動しました。
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——普段からしばたさんは、ウィリアム・モリスのトレーやコースターを使っていたり、アートパネルを飾られたりしていますが、その魅力はどんなところにあるのでしょうか?
一番はイギリスを思い出す感覚ですね。イギリスの天気は曇ってどんよりした日が多いのですが、そこにウィリアム・モリスのデザインがあると、華やかな気持ちになれるのです。日本では天気が悪い日というよりは、気分が沈んでいたり、鬱々としていたりする時に、ウィリアム・モリスのコースターを使ってお茶を入れると、なんだかホッとして、心の中に光みたいなものが射します。生命力といいますか、元気が出てくる感じに!
生活空間の中に少しでもウィリアム・モリスのデザインがあるだけで、心が落ち着いた状態でいられるのも魅力の一つです。
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——ただそこにあるだけで心が和らげるというのは、ウィリアム・モリスのデザインならではかもしれません。『カレンダー2023 ウィリアム・モリスと暮らす12ヶ月』を実際手に取られてみて、いかがでしょうか?
ウィリアム・モリス好きには、たまらないカレンダーですね。これを飾るだけで、気分が上がりそう。サイズ感もちょうどいいですね。白い壁にかけると、カレンダーのある空間が美しくなりそうです。それに、好きなものが暮らしの中にあるというのが、純粋に嬉しい。
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どの月の絵も素敵で、なんだかずーっと時間を忘れて見てしまいます。よく見ると鳥が隠れていたり、これは何の花だろうとか、ブロック・プリントの技法に想いを馳せたりと、本当に楽しいカレンダーです。
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——このカレンダーは使用後もブックカバーや包装紙として利用してもらいたいと考え、あえて裏面を無地にしました。しばたさんは、使い終えた後はどんなふうに楽しみたいと思いますか? 使い道と簡単なリメイクアイデアをぜひ教えてください。
カレンダーに使用されている紙は厚くてしっかりしているので、どんなものにも利用できると思います。絵柄の部分だけを切り取ってアートパネルにしたり、コースターやマグネット、封筒、小物入れなどにもよさそうです。
ウィリアム・モリスの柄は丸いものに合いそうなので、今回は丸いお茶の缶をリメイクしますね。作り方は簡単です。缶の大きさを測って、カッターで切り取ります。この時に、絵柄がよい位置になるよう気をつけます。あとは、両面テープを使って貼るだけ。缶の色に合わせて、絵柄を組み合わせても楽しそうです。
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——しばたさんは、「魔法のお茶会」をオンラインや全国各地で開催されているんですよね。とても素敵なネーミングで心惹かれますが、これはどんなお茶会なのでしょうか?
「魔法」という言葉を使っていますが、これは自分らしく自然体で生きることを目的としています。集まった人たちに、ハーブティーをいれて、自分の心をオープンにした状態で周りの人と繋がるお茶会。本とセットの「妖精カード」※も使ってアウトプットしていただきながら、魔法にかかったようにリラックした状態になれるのです。そこから何かを決断したり、アイデアが閃いたりする人もいるので面白いです。
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——最後に、しばたさんが5月のカレンダーからインスピレーションを受けて、ハーブティーをブレンドしてくれました。これはどういうイメージでブレンドされたのでしょうか?
5月の絵には「ピンクアンドローズ」というタイトルがついていて、爽やかで心地よい風がふわっと吹いている感じがありました。そして、その風がピンク色のイメージだったので、ローズを入れて、優しい味になるようにブレンドしました。
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ブレンドしたハーブ
・ローズ
・ジャーマンカモミール
・レモンバーベナ
・ローズヒップ
・シナモン
・ヒース
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「カレンダー2023 ウィリアム・モリスと暮らす12ヶ月」好評発売中。使い終えた後は、マグネット、ブックカバー、しおり、鉛筆立て、アートパネル、コースターなどといろいろ楽しめます!
しばたみかさんのハーブティーの書籍も好評発売中。