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教師の情報発信にはnoteが最適!100本の執筆を継続できたnoteの魅力とアイディア整理術!

2021年の夏にnote投稿を開始してから、早くも2年半がたちました。途中、記事の更新間隔があいてしまうこともありましたが、これまで約100本の記事を投稿することができました。

フォロワーさんも徐々に増加し、現在290名の方がフォローしてくださっています。

今回は、記事の投稿を継続するうちに気づいたnoteの魅力と、継続投稿のために実践しているアイディア整理法などをご紹介します。

noteを始めたての方や、継続投稿するための記事のネタに困っている方の参考になれば幸いです。


(1)教師にとってのnoteの魅力

まずは、僕が思う"教師にとってのnoteというプラットフォームの魅力"について、簡単にまとめていきたいと思います。

・炎上リスクが低い

それはズバリ"炎上のリスクが低く、記事の中で自分の実践や考えを丁寧に発信できる"という点です。

最近は、教員もブログやSNSで自らの授業実践や学級経営について発信する人も増えてきましたが、信用失墜行為には細心の注意が必要です。

特にXなどのSNSで行った過激な表現や、差別的なコメントが批判を受けて炎上し、身バレしたり謝罪に追い込まれるなど、ネット上での活動が本業にマイナスの影響を与えるケースもあります。

Xは、その性質上自分の気持ちを短文で表現することが多く、アクティブユーザーも多いことから、ちょっとした投稿が意図せず広く拡散されてしまうことがあります。

また、自分の思いを短い文章にまとめる分、本当に伝えたい部分がうまく伝わらず、批判的なコメントや誹謗中傷(いわゆる"クソリプ")がとんできて、不快な思いをすることもあります。

一方でnoteは長文が投稿でき、記事の中で自分の考えを図や表を用いて分かりやすく説明することができます。

そのため、内容を取り違えた見当違いの批判コメントが来たり、望まない形で拡散されて炎上してしまうというリスクが低いと感じます。

noteというプラットホームは比較的平和で落ち着いており、教師という信頼が大切な職業でも安心して発信することができるという魅力があります。

僕の感覚としては、
・Xは、地元の中学校
・noteは、高校や大学
的なユーザー層の違いを感じています。

noteは、発信してる人や情報が欲しい人が、自分から探してわざわざ見にくるところであり、Xは流れてくる情報に自分なりにつぶやくところといった感じという違いがあるため、noteは比較的安定しているのかもしれません。

・否定されないシステム

読者からのリアクションが「スキ」というアクションであることも魅力の一つです。

YouTubeのSNSのようにbadボタンが設置されていないので、記事を読んだ人の期待に添わないような内容だったとしても、否定されることは少ないです。

否定的な意見は、自分の記事を見直し記事の質を向上させることにつながる一方、記事更新のモチベーションを下げる原因になります。否定的なリアクションが少ないことは、投稿の継続を後押ししてくれます。

自分の投稿についた「スキ」の数を見れば、記事の質が良かったかどうかを把握することができるので、記事の内容を改善していくことも可能です。
※スキの数は記事の質だけではなく、記事の露出(ビュー・どこで見られているか)も関係してくるので、総合的に見る必要はありますが

誰が「スキ」をくれたかも通知されるため、
・自分の記事をよく読んでくれている
・記事をアップロードするとすぐに反応してくれる

人がいることもわかり、モチベーションにつながります。

・褒めてくれる運営

noteは、ユーザーのことをよくほめてくれます。

記事を投稿したら、「〇か月連続です!」とほめてくれますし、自分の記事がよく読まれても「よく読まれています!」とほめてくれます。

YouTubeのアナリティクスのように、「この記事はここまでしか読まれていません」とか、「ユーザーからの評価が低いです」など辛辣なことは言ってきません。

辛口コメントを求めている人やそれがモチベーションになる人はいいですが、僕はそうではないので、いろいろな場面でユーザーをほめてくれるnoteはとても居心地がいいプラットフォームです。

・発信力の強化&実践の振り返りができる

noteに記事を投稿し、自分の考えを誰にでもわかりやすい形で発信する経験を通して、自分の発信力も強化したり、自身の実践を振り返ってまとめたりすることもできます。

noteの記事執筆で培った"相手にわかりやすく伝える力"は、学級通信などの学校からのお便りを作成する際に大いに役に立ちますし、職員会議などで自分の思う課題とその解決策を提案し、職員を納得させる際にも役立ちます。

noteで発信するために自分の教育活動を振り返り、まとめる中で気づくことも多いですし、教師として培ってきた考えや仕事の進め方が、他の教師や教師以外の業界の誰かの役に立つこともあると気づくこともできます。

noteで発信されている他の先生の実践を見ることで刺激を受け、自分の教育活動をよりよいものに改善したいというモチベーションも与えてくれます。

コンテンツ消費者として、誰かの作ったものを消費するのも楽しいですが、noteという平和なプラットフォームで発信することで、スキルと高めつつ本業に生きる多くの気づきを得ることができます。

・ドメインの強さ

Googleカレンダー壁掛けの記事は、いまだに多くの方に読んでいただけている
週案の記事も、根強く検索上位にいる

"せっかく時間をかけて作成した記事は、多くの人に読んでもらいたい"と多くの人が思うのではないでしょうか。

多くの人に記事を読んでもらうためには、note内だけで完結せず、Google検索などで記事を見つけてもらうことが大切になってきます。

教員の中には、noteで発信されている方もいれば、自分でブログを立ち上げて運営されている方もいらっしゃいます。

自分で立ち上げたブログと比べた際のnoteの魅力がドメインの強さです。

noteの記事は、投稿すればフォロワーに読んでもらえますし、Google検索で比較的上位に表示されるようにタイトル等を工夫することで、継続的に記事を読んでもらうこともできます。

自分で立ち上げたブログに記事を書き、それをGoogleの検索で上位表示させるには、かなりの努力が必要です。

ブログやSEO対策にそれほど詳しくなくても、noteのドメインの力を借りることで自分で書いた記事が検索結果の上位に表示され、多くの方に読んでもらうことができるのです。

これも、ネットでの発信のノウハウをそんなにもっていない教員でも、気軽に発信をすることができるという点で、noteの魅力の一つだと思います。

(2)継続投稿のための工夫

ここからは、noteを継続投稿するために行っている工夫を紹介していきます。みなさんの創作の参考になれば幸いです。

・ネタの管理

投稿を継続する際に大切になるのがネタの管理です。

noteのネタは、人によって様々ですが、それなりの内容があり、読んだ人にプラスになるような記事を書こうと考えると、ネタをストックし、執筆までに熟成させる必要があります。

僕は、ネタの管理にはNotionを使っていて、何かネタを思いついたときには、すぐにNotionにメモをする習慣をつけています。

メモしたネタは、
・アイディア
・項目立て
・執筆中
・公開済み
のカテゴリに分けて管理しており、弱いアイディアを複数組み合わせて一つの記事していくこともあります。

このネタ管理の方法は、YouTubeで発信されている平岡さんという方のアイディア管理方法を参考にさせていただいています。

・心が動いたものから記事にする

上の方法でネタ管理をしていると、すぐ記事にして発信したいものと、そうではないものが混在してきます。執筆中に書きたいネタが思い浮かぶこともあります。

そうした時、僕は執筆中の記事を一回おいておき、書きたいネタから書くようにしています。

やる気があるときに書いた方が、執筆がスムーズに進みますし、結果的に質の高いものを生み出すことができるという実感があるからです。

自分のやりたいことを優先してやっていくことが、継続するために必要なんじゃないかと思います。

・投稿日を決める

現在は、育児休業中なので投稿日を毎週金曜日の夜と決めています。投稿日を決めることで、それまでにネタを吟味することもできますし。執筆になかなか取り掛かれないということもなくなります。

毎日投稿をしている方もいますが、自分は週に1回程度、ある程度質の高くて自分も納得した記事を投稿したいと思っています。

仕事をしていると、毎日投稿は難しいですし、内容の薄い記事では、すぐに読まれなくなってしまうと思っているからです。
※質の高い記事を投稿してくれる人は、記事更新が楽しみになると思いますし。

今年は、週に1本の公開を継続していきたいので、ストックをある程度作りつつ、定期的な発信を継続していきたいと思います。

・予告をしちゃう

Xなど他のSNSで、記事の次回予告をしてしまうのも有効かもしれません。

期日までに記事を仕上げようと思えますし、投稿を楽しみにしてくれる方もいるかもしれません。

仕事をしていて、家庭で育児もあるとなかなか思ったように記事執筆が進まないこともあると思いますが、投稿日を決める・予告をすることで隙間時間を活用した記事執筆に弾みがつくのではないでしょうか。

noteはPCが無くても、スマホから執筆できるので布団の中でも書き進められるのがいいですよね。

・スキやコメント通知をONにする

自分の記事に対して、誰かが「スキ」をしてくれることはすごくうれしいことです。ポジティブなコメントがもらえた時も最高です。

せっかくnoteで発信をしていくなら、もらったスキやコメントを確認できるようにスマホの通知をONにしておくといいと思います。

それによって、どんな記事がどのタイミングで評価されやすいのか何となく感じることができますし、モチベーションを保つことができます。

・定期的なログイン

定期的にログインして他の方の記事をみることで、刺激を受けることも継続には大切です。

忙しい日々では、ついつい定期的なログインを忘れてしまうこともあるので、自分はnoteの今日のおすすめ記事の通知を有効にして、一日一回はnoteを開き、おすすめ記事+フォローしている方の記事を見るようにしています。

自分以外の方が精力的に活動されているところを見ると、やる気につながることもありますし、新たなネタを見つけることもできるので、継続のための定期的なログインはおすすめです。

(3)noteの改善要望

せっかくnoteについての記事を書いたので、noteに改善してほしいところもいくつか挙げてみたいと思います。

・人気記事でソートできるようにしてほしい

noteでフォローしようか考える際、この人がどんな記事を投稿しているのかを見たいのですが、プロフィールページにとんでも、その人の人気記事を見ることはできません。

一応、記事の下の部分に人気記事を紹介する欄はありますが、ビューの多い順でもなければスキの多い順番でもありません。

人気の基準がよくわからない

YouTubeの再生回数順のように、そのクリエイターさんの記事の中でスキ数の多いもの順やビューの多い順などで、記事のソートができるようになると、フォローしたいクリエイターさんが見つけやすいんじゃないかと思います。

・次の記事への誘導

関連する記事への誘導も、他のSNSに比べて弱いと感じます。

"記事の最後まで読んだら、ポップアップでおすすめ記事を表示する"など、せっかく記事を読んでくれた方が、他の記事にも回遊するような仕組みを実装してもらえたらうれしいです。

今だと、自分の記事の中に他の記事へのリンクを貼付けるくらいしか方法がなく、回遊させるのは難しく感じます。

・アナリティクスの充実

有料版では実装されていますが、アナリティクス(ダッシュボード)で得られる情報をもう少し充実させてもらえると嬉しいです。

記事を読んでくれた方が、
・note内から見ているのか
・検索エンジンからの流入なのか
・SNSから来ているのか
このあたりが分かると、どこにどう力を入れていいか分かるので、運営もしやすくなり、結果的にnoteへの訪問者が増えることになると思うのですが、どうでしょうか。

・SNSプロモーションでの無料販売

教員という立場上、有料記事の販売はかなりハードルが高いです。

販売が難しいのは仕方がないのですが、であれば記事を少しでも多くの方に読んでもらい、せめて「スキ」をもらいたいと思うのです。

noteの有料記事を多くの人に届けるためのSNSプロモーションですが、ポストをリポストすることで有料記事を割引して購入できるという機能であり、初めから販売価格を0円にしておくことはできません。
※割引後の価格を0円にすることはできる

そうすると、SNSでプロモーションしたくないから、有料で購入しようというユーザーが、お金を支払って記事を読む可能性があるため、公務員的にはSNSプロモーションを使いにくい状況になっています。

僕としては、"初めから無料記事として公開するが、記事の一部(ファイルへのリンクが載っている部分)については、SNSでリポストしてくれた方に公開する"という使い方ができると、教員としてはさらに使いやすいじゃないかと思います。

noteの運営さん、ぜひ実現してもらえないでしょうか?

(4)まとめ

今回は、教員にとってのnoteの魅力と継続のためのコツを記事にしてきましたが、いかがだったでしょうか?

個人的には、noteはブログを始めるよりも手軽かつ、教員も安心して発信できる良いプラットフォームだと考えています。これからもコンスタントに記事投稿を続けていきたいです。

今後ともよろしくお願いします。

今回の記事が、みなさんの参考になれば幸いです。

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