見出し画像

期待されていない私です。

「これからあなたが何をしてくれるのか、とても楽しみです」そう言われていた頃が懐かしいです。

誰かに自分の将来を期待されるのは本当に嬉しいものです。自分自身の可能性を信じてもらえるのは生きる目的になり、日々前向きに生きていく原動力になります

私が人に期待されていたのはいつの頃なのか。社会人になって、15年くらいは間違いなく期待されていたと思います。

それ以降は後輩に期待を込めて「あなたのこれからが楽しみ、頑張って」って言っていたように思います。

職場である程度の役割が出来てくると、後輩を育てることに期待されていました。その期待に応えるために、後輩指導を懸命にしていた時代が懐かしいです。

66歳になって、今、これからの私を期待しているのは私自身くらいです。「まだまだ頑張れる、私は出来る」と思っているのは私だけでしょう。

人に期待されない、必要とされない日々は本当に寂しいものです。私は最近とみにこの感情に襲われています。

「私がいないと困る」と思っているのは91歳の母くらいだと思います。食事や生活周辺のことが私がいないと母はかなり困ると思います。

でも母以外に必要としてくれている人がどれだけいるのでしょう。そう思うと虚しくなります。

社会において私のような高齢者の存在はそんなものなのかもしません。

でも本当は高齢者もまだまだパワーがあるんですよ。そう信じて私は私が出来ることを貪欲に探していきたいと思います。

諦めないで必要とされる、期待される何かを見つけてやっていこうと思っています。寂しがってばかりはいられませんから。


【毎日がバトル:山田家の女たち】

《あんたが生きる間私も頑張る》


リビングでお昼ご飯を食べ終わったばあばと。

私は期待しとるよあんたに、頑張ってください」

「何を頑張ったらええんじゃろか・・・」

「社会に生きることを頑張ってください、あんたが生きる間私も頑張らないかん

「えー、いつまで頑張るん・・・」

「とにかく私はそんな気持ちで頑張っとるんよ」

私は、母の思いに触れた気がしました。そのためにも私がくよくよしていてはいけないのです。


【ばあばの俳句】


人知れず体力づくり秋気澄む


母の体力作りへの思いがいかに強いかが分かります。生活の中で今一番大切にしていることかもしれません。気合を入れて朝一番に取り組んでいるようです。

朝のルーティンを終えると元気が湧いて、様々な事に取り組みやすいようです。「さー、一日のスタートだ」そんな気持ちなんだと思います。本当に意志の強いおばあちゃんです。


最後までお読みいただいてありがとうございました。
たくさんある記事の中から、私たち親子の「やまだのよもだブログ」にたどり着いてご覧いただき心よりお礼申し上げます。
この記事が気に入っていただけたらスキを押していただけると励みになります。

私のアルバムの中の写真から

また明日お会いしましょう。💗

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?