人生を変えた出会い
今日四月一日に、新しい人生のスタートを切る人たちがたくさんいると思います。「皆さん、おめでとうございます」
私の甥っ子も、今日が大学の入学式です。
記念すべき今日、私も自分の人生をほんの少し振り返ってみます。
これまでの人生を振り返った時、いつの時代に、どんな出会いがあって、その出会いで自分の何が変わり、それが人生にどう影響したのか。とても大切な事だと思うからです。
私の人生を左右した出会いを振り返ると、大学最後の春休みに遡ります。
その時の閃きが、私の人生を大きく変えました。
大学卒業を一年後に控えて、就職について何も考えていなかった私が、ふとテレビを見ていて閃いたのです。
画面から「テレビ局のアシスタント募集」のコメントが流れてきました。
寝転がって自宅で放送を見ていた私が、その告知にビビット来たのです。
「応募してみよう、もしかしたら私の就職のきっかけになるかも知れない」
何の根拠もない閃きでしたが、私はすぐに応募しました。
その閃きが私の人生を大きく変えたのです。
それまでは、アナウンサーの仕事に憧れを持つことも無く、アナウンスの勉強もしていなかった私が、その時初めてマスコミの扉を叩くことになりました。
運良く書類審査をパスした私は、面接を兼ねたカメラテストを受けました。やる気満々の人たちの中で、場違いに見えた私ですが、幸運にもアシスタントに選ばれたのです。
手垢に染まっていない、素人っぽさが良かったんだと思います。何の経験も実力も無い私が、番宣コメントを読み、中継のリポーターまで担当することになりました。
私は少しも上手ではありませんでした。出来ない自分が歯痒くて、よく悔し涙を流していたくらいです。
その頃の私にいいところがあったとしたら、唯一初々しさのみです。
そのアシスタントの経験が私をアナウンサーに導いたのです。
上司から
「今年の採用試験を受けてみませんか」とお誘いを受けました。受験に必要な推薦状を書いてくださると言うのです。
それがきっかけで、私はその局でアナウンサーとして仕事をすることになりました。
アシスタント募集の告知にビビッドきていなかったら、私の人生はきっと今とは大きく変わっていたでしょう。
ほんの少しのきっかけで、人の進む道は変わるのです。「自分の閃きをこれからも大切にしよう」と、心の底からそう思いました。
【毎日がバトル:山田家の女たち】
《自分で見つけた道なんよそれが良かった》
※92歳のばあばと娘の会話です。
「あんたきっかけがあって良かったねー、私らは何にもしてないけんね、自分で道を作ったんよね、今話してもろて思い出したわい、そうじゃったねー」
「お母さん、私が応募してなかったらアナウンサーにはなってなかったわい」
「自分で見つけた道なんよ、それが良かったと思うよ、あんたには向いとった」
その通りだと思います。あの時ビビット来た私を褒めてあげたいです。
最後までお読みいただいてありがとうございました。
たくさんある記事の中から、私たち親子の「やまだのよもだブログ」にたどり着いてご覧いただき心よりお礼申し上げます。
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また明日お会いしましょう。💗
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