イラスト展までの道のり
母と私の大きな目標「イラスト展」を開催するために、二人で毎日頑張っています。
母がnoteを始めて描き貯めた作品が4500枚余りになりました。
その中から何をピックアップして、限られたスペースの中にどんな風に展示していくのか試行錯誤の毎日です。
母と日々葛藤しながら過ごしています。
イラスト展は9月の敬老の日前後です。
それまでに母と私二人で準備をしなければいけません。
場所は年末に決めることが出来ました。これから大きな夢に向かって進んでいきます。
作品を幾つかのジャンルに分けて、その中から展示する作品を吟味していきます。それはイラスト展への嬉しい作業でもあり、母にとっては身を切られるような作業なのです。
作品を選んでどんどん減らしていきたい私と、自分なりに苦労した作品をたくさん見ていただきたい母との葛藤が続きます。
「お母さん、この中から30枚残したい作品を選んでおいてね」
「分かりました」
そう言って出かけた私が帰宅すると、10枚だけイラストの束から外していました。
「お母さん、これは・・・」というと
「それはいらんのよ、他は全部いるんよね」と言います。
「お母さんスペースが限られとるんじゃけん、選ばんといかんのよ」
「ほーかね、それじゃあ一緒に見てや」というので
一枚一枚母に見せながら「これはどうする」と聞くと
「それは残してや」と言います。
「これは」と聞くと
「これはもう描けんけんね、残してや」
ほとんど残すと言うのです。
「お母さん、ホント選ばんといかんのよ」と言うと
「あんたは、そんなことばっかり言うて、何でこれも出せんのぞね」
「お母さん、紹介できるスペースが限られとるんよ」
そんな問答の繰り返しが毎日のように続いています。
展示する作品が決まったら、展示方法を考えて、展示できるように作業を始めなければいけません。
私は作品展の入り口からギブアップしそうになっています。
今の段階がとても大切です。
多くの皆さんが楽しんで見て下さるように、作品の見落としが無いように気合を入れて作品を吟味します。
最強の敵は母なのです。
イラスト展成功のためには、母を納得させることから始めなければ始まりません。
【毎日がバトル:山田家の女たち】
《私も涙を呑みよるんじゃけん》
※92歳のばあばと娘の会話です。
「毎日すぐに経つね、退屈せんの、よ何か忙しい感じなんよ」
「お母さんが、作品に執着するけんほんと大変なんよ」
「私はよう続けたと思うよ、一つ描き上げるまでに何枚も描いとるけんね、その中から選ぶんは大変なんよ、作品への思い入れが強いけんね」
「お母さん、それでは私が困るんよ」
「私も涙を呑みよるんじゃけん」
そう言われると私は何も言えなくなってしまいます。でも鬼になるのです。
最後までお読みいただいてありがとうございました。
たくさんある記事の中から、私たち親子の「やまだのよもだブログ」にたどり着いてご覧いただき心よりお礼申し上げます。
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また明日お会いしましょう。💗
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