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15メールの壁を登る男

高い壁をまるでスパイダーマンのように、軽々と駆け登る男がいます。大政涼《おおまさりょう》さん20歳。
その速度は、最速で5秒42です。



彼が魂を打ち込んでいる競技は、スポーツクライミングのスピードです。15メートルの壁を何秒で駆け登るかを競うスポーツです。
昨年は3度に渡って日本新記録を更新してきました。

小学校5年生の時にクライミングと出会い達成感を味わったのをきっかけにして、クライミングに青春をかける大政さんは、この春から松山大学の3年生です。


大政涼さん(20歳)



彼は今、2024年のパリ五輪を目指し、大学で学びながら記録を縮めるために日々練習を重ねています
ホームグラウンドは出身地の愛媛県。県内のクライミング施設を練習場所に世界を目指しています。


オリンピック前年の今年は国際試合が目白押しで、韓国やインドネシア、アメリカ、スイス、フランスなどの遠征が控えていて遠征費用も大変なそうです。



彼は大学のOBの会合で講演をして、先輩たちにカンパの協力を求めました
あまりメジャーでない種目でオリンピックを目指すアスリートは資金面でも大変なのです
爽やかな笑顔の裏側にある、アスリートの切実な想いを感じました。


講演で、大政さんはこれからの夢を語っていました
今見据えているのはパリ五輪ですが、大きな目標は次のロサンゼルス五輪です。
「その時、26歳になる自分はまだまだ現役で頑張れるので、スポーツクライミングのリード・ボルダー・スピードの三つの種目で金メダルを取りたいと思っている」と話していました。


私は、彼が26歳になる5年後の自分の姿を思い描きました。73歳の私です。

何だか大政涼さんが、一層眩しく見えました
その目標のために、越えなければならない大きな壁を勢い良く駆け上がって欲しいと思います。


アスリートの言葉から私も力を貰った講演でした。


【毎日がバトル:山田家の女たち】

《もっともっと認知度を高めて頑張って》

※92歳ばあばと娘の会話です。

「クライミング見たことがあるけん何となく知っとるけど、オリンピックに出るんは本当に大変じゃあねー

「ほーなんよねー、大政さん頑張りよるんよー」

「写真で見たけど、可愛い人じゃねー」

「見た目はKPOPのアイドルみたいなんよ、イケメンでね」

「もっともっと認知度を高めて、みんなに知ってもらえたらええねー、ほしたら支援ももっと増えるかもしれんし、頑張って欲しいねー」

私たち親子は、愛媛から誕生したアスリートに大きな声援を送っています。


最後までお読みいただいてありがとうございました。
たくさんある記事の中から、私たち親子の「やまだのよもだブログ」にたどり着いてご覧いただき心よりお礼申し上げます。
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また明日お会いしましょう。💗











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