おひとりさまが誰かのお世話になる。
私は、誰かのお世話になることが苦手です。人に迷惑をかけたり、甘えたりすることが嫌なのです。幼い頃からそうでした。めんどくさい性格なのですがそんな風に育っているのです。
最近になって、それはいつかおひとりさまになる私にとってマイナスなのではないかと考えるようになりました。
歳を重ねて「誰かのお世話になるのがイヤ」なんて言っていたら、自分で出来なくなることが増えていくのに、矛盾した考え方だと思い始めたのです。
若いうちは何でも自分で当たり前に出来ていたから、「人にお世話になるのがイヤ」な性格でも生きていけたのです。
ところが、60代も後半になってくると、おひとりさまの老後の姿が否応なく見えてきます。
寂しいよー、悲しいよー、惨めだよーなどと言っていられません。
どうにか自分で上手く生きる方法を考えないといけないのです。誰かのお世話になる事が間違いなくあると想像し、慣れておく必要があると思い始めました。
若いうちは自分の力でイケイケどんどん、思い通りに突き進んできました。これからは自分の力だけでは埒が明かなくなる時が来るのです。現実は甘くはありません。
だからです。最近の私は「人に甘えてもいいんじゃない、分からないことはどんどん人に聞きましょう、どんどん教えてもらいましょう、人に頼ってみましょう」そんなモードになってきました。
私の小さな成長です。
自分だけの知識は限られているのだから、その分野に長けた人がいるのであれば、その人に頼る事で違った目線で情報が集まったり、発想が広がったりすることがたくさんあるのだと言うことも分かってきました。
これからおひとりさまになる私は、人に頼る事を覚えるために、人との付き合い方も緩くして甘えてみようと思います。
「人に甘えることがイヤ」なんて言っている場合ではありませんから。
【毎日がバトル:山田家の女たち】
《甘え上手になったら人生が楽しならい》
※92歳のばあばと娘の会話です。
「人は一人では生きていけんのよ、やっぱりね、誰か一人でもええけん話し相手や助っ人が必要だと思う」
「なかなかそんな人が見つからんわい」
「私は昔は、外見で人を見て嫌だと思いよったけど付き合ったらいい人だったこともある、だから独りよがりにならないで色々な人と付き合って時にはお世話になったらええ、甘え上手になったらええ」
「そうじゃねー」
「甘え上手になったら人生が楽しならい」
そうです。甘え上手になることはとても大切だと気づきました。
最後までお読みいただいてありがとうございました。
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