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人に伝えると言うこと

長年言葉を生業にしている私は、常にどうしたら一番人に伝わりやすいか、どうすれば人の心に響くのかを考えながら生きてきたように思います

それはアナウンサーと言う仕事をしていた私の宿命かも知れません。
いつどんな時にも、分かりやすく伝えるためにと考える習性が身についているのです。
かといって司会をしたり、人にお話しをすることに慣れているわけではありません。自分でも驚きますが、いつも緊張しているのです。

そんな私から緊張感が取れたら、どんなにかリラックスした心地いい進行が出来るのだろうと思いますが、中々その境地に達するのは難しいような気がします。

時折、司会や会話に慣れていない方がいて、どうしたらいいんでしょうかと聞かれることがあります。
私はいつも「あなたの個性で、誠意をもって伝えればそれがベストですから、あなたらしい司会、おしゃべりをするのが一番いいと思います、上手くする必要は無いんですから」と伝えています。

それは、もしかしたら私自身にも言える事なのかも知れません。自然体の私で相手に伝える事が一番私らしいのですから。それが会話の基本のはずです。

「数百人の前でお話しするのに、緊張してしまいそうだ」と話されていた方に私はすかさず言っていました。
数百人にも一人にも、伝える事は同じです、一人に伝わるように話せばいいんです
私は自分が発したその言葉を、自分自身にも言い聞かせました。
多くに伝える事は、一人に伝える事と同じなのだと。

時折私は自分の発している言葉にびっくりすることがあります。
プロとしてしゃべりに関する事は的を得ているはずなのに、私自身はその事を忘れてしまっているのです

誰かに何かを使えることは、難しい事ではない。
誠意を持って伝える思いがキチンとあれば、それが複数の人であっても恐れることは無いのです
相手と向き合う気持ちを大切に言葉を使わなければいけないと、自分が発した言葉で再認識しました。

誰かに伝える事は、自分に伝える事でもあるんだと思いを新たにした瞬間でした



【毎日がバトル:山田家の女たち】

《思う事を平常心でやる事が大事》

※92歳のばあばと娘の会話です。

「私は人前に出てもおじることがないんよ、自分の思うことを平常心でやることが大事、どんな人の前でも私は私、いっつも冷静な心をも持つんよ、まずは心を落ち着ける」

私は母のコメントを聞いて、強者だと思いました。


最後までお読みいただいてありがとうございました。
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また明日お会いしましょう。💗


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