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コラム1 「通所リハ・訪問リハと通所介護の連携の展開の先にあること」と「生活機能向上連携加算」のこと

【2021年1月10日 追記】
このコラムを動画にしたものを掲載しました。このコラムの一番下に動画を載せていますので是非ご覧ください。

2021年介護報酬改定、通所介護では「生活機能向上連携加算」の算定を促す方向での議論が展開されている。

算定率の低い「生活機能向上連携加算」を算定しやすくするための仕組み作りを行うという資料が年末時点では公開されている。

文書名 _通所介護・地域密着型通所介護 基準・報酬  生活機能向上連携加算

通所介護事業所が連携するリハ系事業所(通所リハ、訪問リハ事業所)を探しやすくする仕組みのようです。

この生活機能向上連携加算はかなり算定率が低いようですが、リハ系事業所にすれば外に出る時間を確保しなければならいという点で悩み、通所介護事業所さんはリハ系事業所に支払うことになる負担金で頭を悩ますから算定率が低くなるのではないかと考えています。

下図の資料でもコスト面での回答が多くあります

文書名 _通所介護 検討の方向性-2  生活機能向上連携加算

このコストというか費用の部分を通所介護事業所とリハ系事業所がどのように考えていくのかということが、生活機能向上連携加算の算定率を上げることにつながるんだと考えています。

今から書くことは理想論かもしれないし、机上の空論かもしれないけれど、可能性を考えるとこのような方向性もありなんじゃないかと考えています。

非常勤掛け持ち作業療法士として、通所介護事業所、通所リハ事業所の両方に勤務しながら考えていることを書いてみます。

地域の事業所の状況を把握する

私が勤務している通所リハ、通所介護それぞれの事業所はエリアも異なるし運営母体も異なります。

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