山吹あやめ
『死にたがりの完全犯罪』シリーズ(TOブックス)のSSまとめです。
『死にたがりの完全犯罪』シリーズ(TOブックス)に関する情報。
「5分で読める彼らの日常」をテーマにしたショートショート集。節約のために同居中の男子大学生2人のお話。どこから読んでも大丈夫。本編は『死にたがりの完全犯罪』シリーズ(全4巻)です。
「探偵のロジック」百瀬光太。「観察者のロジック」久米充一。高校二年の二人の青春ミステリー。
1巻 死にたがりの完全犯罪と部屋に降る七時前の雨(2022.02) 2巻 死にたがりの完全犯罪と祭りに舞う炎の雨(2022.09) 3巻 死にたがりの完全犯罪と月夜に散る光の雨(2023.04) 4巻 死にたがりの完全犯罪と朝陽に照る十一時前の雨(2023.12) 新型感染症(新型コロナ)に翻弄された2020年を舞台にした、日常の謎と科学雑学、2人の関係性の物語でした。 緊急事態宣言から始まる春、パンデミック下での帰省と祭りの夏、大学生として悩む秋、部屋の扉を開ける冬、
冷やし中華はじめました――気温が二十五度を超える頃には当たり前に見かけた旗を、今年は見ただろうか? キュウリを細切りにしながら、日下陽介はふと思う。インフルエンザ同様に季節性ウイルスであることを望まれた新型感染症は、夏になっても収束には向かっていない。 それでも、ステイホームを心掛け、みんなが気を配ってきたおかげか、グラフ上では抑え込めているように思える。PCR検査の補助アルバイトをしている同居人、桂月也の帰宅時間も、最近は早い方で安定していた。 だからたぶん、今年の夏
とにかく、聴こう!! 解散されてしまったので……まさかのサプライズでした! 動画ではとっくに拝聴済みでしたが、配信開始ということで、新曲と呼びます。 この曲も、とにかく良いんですよ! 好きなものに対しては語彙力喪失してしまうのが、あー……! 聴いて! としか言えないので、とにかく聴いてと騒ぎます。 聴いてみればわかるはずなのよ!! まー、ちょっと悩んでたというか、落ち込みかけていたというか、そういうタイミングだったので、元気をもらえました。 ありがとうございました!
3月31日。話題作『オッペンハイマー』を観てきました。 様々な視点から語ることのできる本作、とりわけ「原爆」を扱うということで、劇場の入り口には事前の注意文のようなものがありました。 様々な視点――ノーラン監督作品として。アカデミー賞受賞作として。そしてもちろん、戦争という視点から……。 戦争については、私はどのように語ったらいいのか分かりません。映画ファンとも言い難いので、映画評のようなものもできません。しかしながら、これらの視点については多くの方が論点としてくださ
空は本当に、一足早く季節を変えている。 あまりに綺麗な青だったから、ボクは君を連れ出さずにはいられなかったんだ。 (つづく) 2011.03.11 07:12 fri ブログに綴られた物語は、確かに途中で終わっていた。 ずっと不登校で、部屋にこもりきりの少女。彼女の過去を知り、想いを寄せていた少年が、とうとう手を伸ばす――クライマックスの直前だった。 (三月十一日か……) 本文の終わりに小さく表示された年月日に眉を寄せ、日下陽介はブログを閉じる。代わりに、この
フライパンの中で、チキンライスをとろりとした玉子で包み込む――ほどの腕のない陽介は、白い皿に盛っておいたチキンライスの上に、丸く焼いた玉子焼きをかぶせた。菜箸の先で整え、ソテーしたニンジンとブロッコリーを添える。ケチャップのボトルを手にすると、ニコニコと冷蔵庫を振り返った。 「先輩。ハートマーク描いてあげましょうか?」 「いらない」 陽介の冗談を一言で切り捨て、同居人の月也は冷蔵庫から背を離す。陽介の手からケチャップを抜き取った。上手に焼けたと陽介が心の中で自画自賛してい
南岸低気圧の影響を受ける二月の風は冷たく、暮らし慣れたボロアパートの錆びた階段が見えた月也は、思わず走り出した。高く足音を響かせて部屋に飛び込む。エアコンを使っていなくても外気がない分だけ暖かいはずの室内は、ひゅうっと寒さに満ちていた。 「陽介?」 いつもは出迎えてくれる同居人が姿を見せないのも違和感だ。月也は脱いだスニーカーを揃えずに、風の流れを遡ってベランダに向かった。 陽介、と開きっ放しの窓から顔だけを出す。ベランダにセットされたアイアンテーブルに突っ伏した陽介は
日曜日の夜のこと。陽介は、半分残っていた甘口カレーの箱を取り出した。 家庭的な手軽さをモットーにしている陽介は、カレーを作る時にもさほどこだわりはない。コクを出すための隠し味は、インスタントコーヒーやチョコレートがあれば、気まぐれに使う程度だ。 カレールーもお決まりのメーカーがあるわけではなく、店頭で最も安い商品を基本的に選んでいる。これは、大学生としての懐事情が大きい。食費はどうしても削りがちだ。陽介の専攻が家庭科教育でなかったら、食生活は今よりずっと悲惨なものになっ
牛乳たっぷりのカフェオレが入ったマグカップは、白と黒でちぐはぐだった。百円ショップの安物だからということもあるだろうけれど、購入時期が一年ズレていることが一番の要因だ。 オバケのような紫陽花が目立つボロアパートに、先に入居したのは、理科大学に通う桂月也だった。後輩の日下陽介は、一年遅れで大学生となり、教育学部に通っている。ルームシェアのきっかけは色々あったけれど、節約と、一人にしておくと死にそうなレベルで家事能力がない月也を、陽介が放っておけなかったことが大きい。 「あ、
かくしてクリスマスも過ぎまして、自分はすっかりクランクアップしたような心持ちです。なので少し、クライマックスに至るシーンについての裏話をしてみます。 クライマックスの少し前、導入ともなるエピソードは、コミック版のとある1コマの絵から生まれました。ちょうど1巻に収録されていますので、探してみてくれたら嬉しいです。 このように、表現の違いから、たくさんの影響をいただいたことで、美しい完結へと導かれていったような作品でした。 まして絵心のない小説家なので、漫画については、
最初に目に飛び込んで来た時はびっくりして、何かの冗談であることを願ったりもしたけれど。 始まったものが終わることは、自分もよく分かっていたから…… 今がその時で、良いタイミングであるならば、言いたいことはひとつだけです。 クランベルト、ありがとう!! スマホに残った4曲を、これからも大事に聴いていきます。
完結記念にポストカードセットを額装しました。五枚目は描き下ろしなので秘密です。TOブックス公式通販サイトにて販売されています(https://tobooks.shop-pro.jp/?pid=177129424)
コミックナタリーさんで、漫画版が紹介されています(https://natalie.mu/comic/news/551309)コミックス限定の描きおろし漫画は、りんぱさんのオリジナル作品です。可愛らしい二人の日常を、ぜひ、ご覧ください!
ClearΦSkyの初リアイベライブ、オンライン参加しました! リアタイは途中で抜けなきゃいけなくなって、アーカイブ視聴。 そらちゃんの涙にもらい泣きしそうになりました。寄り添うりあちゃんがね…… ここから二人の物語が始まっていくんだなって、すごいスタートを感じるライブでした!
宇推くりあちゃんΦ宇佐木そらちゃんのアイドルユニット【ClearΦSky】の缶バッチ届いた(∩´∀`)∩ワーイ キラキラ星のホログラムが可愛い!! 10月21日のライブ(オンライン視聴可)楽しみです☆
クランベルトさんのライブ情報がきましたよっ!! デコイショップさんもいらっしゃる!! この方たちのおかげで、オルタナティブロック、シューゲイザーという言葉を知りました。自分の好きな音楽のジャンルってそういうんだねって。 死ぬまでにはライブで聴きたいですね…… クランベルトさんも、デコイショップさんも、いい歌声してるので、一度と言わずリピート再生して聴きまくってもらいたいです。 歌詞もメロディも刺さります。 下記サイトから動画や配信情報を確認できますので、ぜひ!!