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47.出家者・修行僧が甘くみられてる件

画像はタイの托鉢(乞食行、修行のひとつ)です。日本もそうでしたが、タイは貧しいご家庭が口減らしに子供を寺に送るんです。後述しますが、本来修行者がデブなのはあり得ません。

本題:僧の生活・仏道修行に関する記述を最古層の経典から少し抜粋してみます

ダンマパダ

212 愛から(愛するものを喪失するかもという)憂いが生じ、愛から()恐怖が生じる、愛から解放された者には、憂いはない。どうして恐怖があろうか?

305 独り座し、独り臥し、独り歩み、独り自己を制御して、林のなかで楽しめ。

395 糞掃衣(尻拭くぐらいしか用途のない衣類、袈裟のこと)を着て、痩せて、血管があらわれ、独り林の中にあって禅定(瞑想)しろ

スッタニパータ

60 妻子も、父母も、財産も穀物も、親類やその他あらゆる欲望までも、すべて捨てろ

74 貪欲(物欲等)と瞋恚(怒り等)と愚痴(無智)を捨て、他との関わりを捨て、命を失うことに恐怖するな

81(480も同文) 偈(うた)を唱えて報酬として得たものを食べてはならない

268 世俗の事柄に触れても、心が動揺せず、憂いなく、塵を離れ、安穏であること

759 色・声・味・香・触・法(六境)の全部と、好まれ愛され意(こころ)に適う、あると言われる限りのもの、
760 これらは、神々を含む世間には楽と考えられている。また、これらが滅することをかれらは苦と考える。
761 聖者たちの見解では、有身の破壊(身体・感覚器官をよろこばせないこと)が楽である。正覚者(仏教者)と世間は、正反対である。

924 食物や飲料や堅い食べものや衣服を得ても、貯蓄するな。またそれらが得られないからといって戦慄するな。

964 比丘(修行者)は、虻・蚋(ぶよ)・蛇・人間との接触(盗賊等)・四足動物(虎等)を恐れるな
966 病気になり、餓えても、寒さや暑さも我慢しなさい

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