あっちとこっちの物語。

今週5, 6日(火水)の朝ドラ、エールについて。

主人公の裕一くんの幼少期(石田星空くん)を見た時、アニメ、フランダースの犬のネロみたいだなと思った。そして、どうかフランダースの犬の最終回みたいに「アートを追いかけて天に召されないでね。」と思った。(たまたま見た5日火曜のNHKのコント番組、LIFEの不動産屋のコントで塚地武雅さんが、パロディーをやっていた。)

 裕一くんは、音さんとの婚約を断り、音さんは、暗い気持ちに、でも留学取消しで、彼を奮い立たせねばという義理を感じ、東京でレコード会社等に売り込み、ボロボロになった彼の心を何とか救い出そうとするのだ。

アニメのフランダースの犬の様にあの世で救われるという考え方もあるが、エールは、この世で救われる方がいい、報われた方がいいという物語だと思う。(宗教にもよると思うがあの世がどうなっているか分からないし、基本的に誰も行ったことがない。)

これからもボロボロになったり、砕けたりするかもしれないが、お互いに支えあうんだろう。

 少し前に「夏目漱石の妻」というドラマがあった。このドラマでは、才能はあるが、心が、ボロボロ、メチャクチャになる漱石や漱石が家に持ち込む面倒を妻(鏡子(尾野真千子さん))がなだめたり、解決していくという物語だった様な気がする。(奥さん側もかなり心が、ムチャクチャになりながら、状況をなんとか乗り越える様がこの作品の醍醐味だった気がする。)このドラマの夫婦が今の大河ドラマで活躍されているのを見ると嬉しく思います。

今回のエールは、お互いの気持ちの葛藤や面倒なことをお互いに面倒見合う、気遣い合う、思い合う物語になりそうだ。それが、このドラマの夫婦のエール合戦であり、彼らの生き方であり、生きる道なのだろう。

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