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ワーママのよくばりMAX転職①やりたい仕事で年収を1.5倍にした話

こんにちは。限界ワーママのゆるです。
2021年秋に子供を産んで、2022年7月には早期復職。2023年4月に、1歳児を抱えつつ転職しました。
労働時間はほぼ変わらないにもかかわらず、現状の想定年収は1.5倍以上に。フルフレックス、フルリモート。子育てもめちゃくちゃしやすい環境で、娘ともたくさん触れ合えています。

私の場合はちょっと特殊な環境にあったので、真似すれば誰でも年収1.5倍になる!というような再現性はないけれど…「転職した理由」「転職活動のコツ」「どんな考えでキャリアを描いているのか」など、キャリアを諦めたくない『親』の皆さんに参考にしていただける要素はあるかもと思い、Twitterでよくいただく質問を中心に少し書いてみることにしました。

初回は、現在の仕事と転職の経緯、キャリアプランの描き方についてのお話です。

※総合職でのゆる〜バリキャリの方向け。独身の方や、子供はこれからという方、もちろん男性にも、参考にしていただける部分はあるんじゃないかと思います。

現在は正社員+個人事業主のパラレルキャリア

まず今の仕事について。正社員としてフルタイムで働きながら、個人事業主として2社と業務委託契約を結んでいます。あとは趣味・お小遣い稼ぎ程度に似顔絵などの制作業も少し。

これまでは正社員一本、月平均残業が40〜50時間程度だったのが、正社員残業時間10時間+その他40時間になった感じです。収入源が分散されたことによって時間単価が上がって年収が1.5倍になってます。

また、正社員一本で働いていて年収が上がった時に比べて、個人事業主になったことで家賃などの一部を経費参入でき、額面以上に可処分所得を増やせるというメリットがあります。

40歳くらいにはそういう働き方ができるようになりたいなあと思っていたのですが、34歳時点で踏み切ってしまいました。意外となんとかなるもんです。

転職に踏み切ったきっかけは、「時間拘束」による「年収減」の罠だった

産後7ヶ月で育休を切り上げて、フルタイムで復職した私を待ち受けていたのはワーママに優しくない会社の労務制度でした。

  • 時間給はおろか半休制度もなし

  • もちろんフレックスではない

  • 副業禁止

後半はともかく、半休なしはとにかくきつい。だって子供って熱出すんだもの。夫と午前午後で交代で病児保育をすることだってあります。夫は時間給を駆使していたけど、私には「有給休暇」で丸っと休むか、「遅刻・早退」で給料を削るかの二択しかない。
コロナもまだ収束が見えない時期だったし、保育園児あるあるのノロやインフルなどの感染症リスクを考えると、そう簡単に有休のカードは切れません。

そこで、上司にかけあって、部署内での特例として「実質フレックス」という働き方をさせてもらうことにしました。遅刻・早退を使いつつも、子が寝た後などに稼働した時間を別日の残業代として補填していくスタイルで有休を温存しつつ働かせてもらう。意外と迷惑もかけずに成果は出せていたので、一見うまく回っていたのですが……遅刻・早退など「欠勤としてカウントされる勤務時間」が「賞与算定基準から差し引かれる」という会社の制度によりボーナスが激減、33歳にして新卒みたいな年収になってしまって心が折れました。(そもそも前段階として、育休明けに昇進逃したというプチ凹み案件もあった)

社会人生活を振り返ると、ようやく職務に年収が追いついてきた感じがある

部署のメンバーには感謝しているし、仕事の内容に不満はない。でもお金は必要だし、時間よりも成果で判断して欲しい。後進も育っていて、仕事もひと段落したタイミングだったので、いっそのこと…と思って転職活動をスタートしました。

割とレア職種・中間管理職経験ありの人間が、新卒くらいの年収で働いていたので、希望よりも高い年収を提示してくれる所がいくつかあり……今正社員で働いている会社には、育休明けの年収+150万以上で雇ってもらえて本当に感謝しています。

ちなみに、前職の仕事自体にはなんの不満もなく愛着があったので、業務委託でそのまま仕事に携わり続けています。本当に好きな仕事だけ続けていられることも今回のキャリアチェンジの恩恵だし、ありがたいなと思っています。

大切なのは5年後、10年後の自分。キャリアプランを描くことの重要性

「私も転職を考えているんですが、迷っています」「小さい子を抱えていながら、どうして転職を決めたのか、聞きたいです」───リアルでもTwitterでもありがたくもよく相談をいただくのですが、必ずこうお答えしてます。

「5年後、10年後、どうなっていたいか次第です」

自分のありたい姿を元にキャリアプランを描いていれば、「転職すべきタイミングかどうか」も判断しやすくなる、ということです。

私は10年後には、『学校から帰ってきた子供を家で迎えて手作りのおやつを出しつつ、自分も役職者としてしっかり仕事をしていたい。できれば自分の事業も持っていたい。』という、明確なありたい姿がありました。

キャリアの話になった時、全ては「As is/To be」で、ありたい姿と現状のギャップを見つけ、「どうやったらそのギャップを埋められるのか?」を行動原理にすることをお勧めしています。逆算式で考えていくことで、キャリアプランが描きやすくなるわけです。

具体的な例として私の場合を見てみましょう。
『10年後にありたい姿』のために必要なものは以下です。

  • 時間や場所にとらわれないフレキシブルな働き方ができる環境に身を置く

  • 「自分」の看板で働けるだけの成果を上げる

  • 人材としての希少性を磨く

  • 自分に自信を持つ

そうすると、「今の会社をすぐに止める必要はないが、転職活動の中で目的に合う環境が見つかったら挑戦する」というのが最適解だと思えたわけです。

私の場合のAs is/To be。Actionを満たすことを転職の目的・軸に設定した。

何のために転職するのかという目的・軸を持って転職先を探していった結果、内定は4社出ましたが、最終的に「フレキシブルな働き方ができる制度」「自分の専門性をさらに高められる業界」「求められているポスト=成果を出しやすい土壌」の三拍子が揃った今の会社に転職することを決めました。

転職の目的・軸を決めていたので、複数社内定が出た時の比較検討も、よそ見することなく割とスムーズに行ったと思います。(めっちゃ悩んだけどね)

年収や会社の制度がきっかけで転職を考え始めましたが、自分の将来のありたい姿のためにより良い一歩を踏み出すという前向きな挑戦にもなったので、前の会社も、今の会社も、そして独立後に仕事を振ってくれる仲間たちも温かく私の選択を応援してくれて、本当にありがたいなと思っています。歳をとったせいか、最近感謝しかしてない。

まとめ(忙しい人はここだけ)

転職のきっかけは育休明けの労働環境と年収減というネガティブな要素だったけれど、将来自分のありたい姿から逆算して「今の自分に必要なキャリアの選択」の軸を明確にしたことで、希望を全て叶える働き方に挑戦することができました。その結果として、年収も1.5倍になっています。

もし、今の仕事への漠然とした悩みがある、育児と仕事の両立が不安、忙殺されて自分らしさを見失いつつある…そんな方がいたら、ぜひご自身のありたい姿やキャリアプランを見つめ直してみたら、そこに何かヒントがあるんじゃないかなと思います。

「具体的にどういう風に描いたらいいの?」
「とはいえ、迷っちゃうんだけどどうしたらいい?」
という実践編については、次回お話ししたいなと思います!

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