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【#0】愛しい日々をふりかえる

🌺 2013年、3人の子どもたちが順に巣立ち、末息子だけが大学生として家にいたころの連載作品「ミシガンの風に吹かれてー緊褌一番編ー』をnote に転載しマガジンにすることにしました。

アラフィフだったころに毎月記したものですが、夫が亡くなった今読み返すと、あらためて日々の日常に感謝です🌈

名古屋出身、田舎暮らし、南国経由で米国暮らしと生きた我が家ですが、田舎暮らしのころのことを回想したり、米国から日本訪問中に感じたこと、米国での何気ない日常などを記しています。

さくっと読めるようにと意識して書きましたので、全部お読みいただければうれしくて涙がでちゃうと思いますが、お忙しい方は以下に概要をまとめましたので、抜粋して読んでいただければ幸いです。

#1 フンドシ締め直してキンコンイチバン!
2013年の1月。4人の子どもたちのうち上3人が巣立ち、末息子だけが大学生として家に居たころですが、自分を見つめ直すゆとりが出てきて連載を決めました。まずはゆるーりと自己紹介記事からスタート。

#2  ワレナベにトジブタ
突然、田舎暮らしをするぞー!!となったころのいきさつをふり返ります。ほんとうに破天荒だったなー。若気の至りだ。

#3 ツクるタノシミを知る
田舎暮らしがはじまって、作る、創る、造る、つくりまくるという忙しい日々でしたが、思えばほんとうに充実していた。創るが半端ない。デジタル以前で画像がよくないのですが画像も少々載せています。

#4 ユルユル気分でワダカマリについて考える
母を連れて、台湾に旅をしたときの様子。母にとって台湾は亡き父との思い出の場所、そして弟夫婦も住んでいる地。過去に父、弟、間にはさまる母と、いろんなわだかまりのドラマがあった中で、弟を訪ねた旅です。

#5  シナクテイイコトするチカラ
当時、大学生として末息子が家にいたころ。連日我が家をたまり場にして大騒ぎする若者たちのまさに、“青春の日々”“若いっていいなぁ”と思える姿をわくわくしながら眺めていた様子です。

#6 トコロ変わればモノサシもいろいろ
「郷に入れば郷に従え」と、住むところでいろんな価値観があるということになるほどと思ったり、戸惑ったり、葛藤をおぼえたりと、そんなあれこれをおもしろがりながら生きてきました。

#7 ウラシマタローがニッポンへ
26歳になった長男と久々の日本。昔幼かったころに通った日本の保育園や小学校を訪ねてみたり、幼馴染に面会したりと、息子の日本滞在から見えたことを書きました。

#8 ノラリクラリとコシアゲテ
わたしの住んでいるところから、カナダは車でたったの3時間です。夏休みに夫婦でカナダへのドライブにでかけた話しです。夫が亡くなってみると、このカナダ旅行も、もっともっと味わって愉しめばよかったなあと、二度と戻らない日々が苦しくなります。

#9 ミラクルパワーでアダルトに?
子どもが4人もいれば、無事大人になったことが奇跡とも思える日々。ふりかえれば「こりゃーあかん」という窮地をいくつも乗り越えて今があることがわかります。そうして、人は、“乗り越える力”をつけていくわけです。

#10 イイトコドリでスイマセン
異文化で暮らしていると、いろんな価値観があることを理解していきます。それに自分が順応することと、自分なりに考えて順応しないことを選んで、自分らしく生きていくことになるのだと思います。そんな価値観についてのエッセイです。

#11 アメリカナイズ?ジャパナイズ?
異国で暮らすと、自身のアイデンティティを考える機会によく出くわします。我が家は米国で暮らしていようとも、日本人にはかわりはなく、「米国に暮らす日本人」です。自分軸を確立していくことや、どんな環境でも自分を見失わない、そんなことを考えるエッセイです。

#12 タンガに替えてキンコンイチバン
これを書いた7年後に、夫がこの世にいなくなっているなんて……。ただただ、残念でしかたがありません。それでもこのシリーズで記してきたような人生を送ることができたわたしは、ほんとうにシアワセだと思えます。

🌺今だからこそ、わかったこと🌺
シアワセな人生は、自分でつくるものです。
そのときに認識できていなくても、それはシアワセだったことがあとでわかるのです。悲しくても、つらいことがあっても、それはぜんぶ人生を充実させるための一部だったんだということが、いまさらわかってきました。

夫を失くしてさびしいし、今も会いたくてたまりませんが、いっしょに過ごした日々の記憶全てのことが、今のわたしの中に生きているわけですから、これからも、自分の一生が終わるまで、「シアワセを感じる能力」を養いながら暮らしていきたいと思っています。😘

夫は言い遺しました。「オレを忘れては嫌だけど、せっかく生きているうちは死ぬまで自分の時間を愉しめばいい。新しい恋愛だってどんどんすればいいのさ」

新たな恋愛をしたとしても、やきもちやいて化けて出ることもなさそうな言葉を聞いたので、いなくなった人をいつまでも恋しがるのはほどほどにして、さらなるシアワセ時間への道を探しま〜す。

💗励ましのスキやフォローがいただければさらにシアワセです💗

🌺このシリーズから7年後(2020)のエッセイが⬇ここにまとめてあります🌺



🌺 共感、応援いただけるならとびあがって喜びます。 そして、その喜びと感謝を胸に次のどなたかに恩送りします。