見出し画像

ビビっときて趣味も条件もマッチ!!でも、根幹に大ズレ発見【#27マッチングサイトリポート】

記憶が新しいうちに報告します。さて、前回「この人こそ王子さま?」と期待するようなMJさんが現れたことを伝えました。

あまりに素晴らしいプロフィール、ルックス、ついてくる特典も含めてこれはうまく行けばきっといい王子さまかも!!とかなり期待しました。実際、はじめてのビデオチャットで話がはずみ2時間ノンストップだったので、お互いが「いいサイン」と確信していました。

毎朝、「朝の音楽」と送ってくるYoutubeリンクもバッチリ。わたしの好きな音楽なんて伝えていないのに好みに合致していました。“瓢箪から駒”的に落ちてきたマッチでしたが、好きな映画の話、音楽、世界の旅の話とどんな話も通じ合うので趣味的にも好印象でわくわくしました。

サンディエゴでヨットセーリングして、世界の行きたいところにファーストクラスで旅をして、いっしょにジャズフェスを楽しんで、彼の故郷スイスにハイキングってのも夢ではないかも!!なんて妄想してしまいましたワ。😍

ただ、ひとつだけ気になっていることがありました。それは彼はかなり信仰が深い方ということです。よく捉えれば信仰心が強いからこそ人を欺いたりしない誠実な方という可能性は高いのですが、敬虔なカトリック信者です。

雑談している間に、たまたま政治的、宗教的な話題に移行しました。

これを読んでいらっしゃる方の中にもカトリックの方はいるかもしれませんし、特定の宗教を否定するつもりはなく、わたし自信が信仰をもっていないだけでどの信教の自由も尊重したいと考えています。また、わたしの友人のなかにもカトリック信者の方はいますが、信仰の度合いは人それぞれですから、教えの中でも納得できない部分はほどほどにってこともあるわけです。

そんな中、彼はカトリックだけに超プロライフの方だとわかりました。最近特に米国では分断が進んでいる話題です(参考記事)。米国ではトランプ政権下で最高裁に保守系判事が半数を超えてしまったことから、国家としてどんな理由があろうと中絶は許容しないといった論調が勢力を増しつつあります。それを大喜びする人々が信仰の強いプロライフの方々です。
(こちらの記事も米国の中絶問題事情の参考になります)

簡単に言えば、中絶反対派の方です。命がたいせつなことはわたしも同意できます。これから生まれてこようとする命を粗末にしていいとは思っていませんが、だからといってレイプされて宿った命も絶対に守らなければならないということには疑問を持っています。そこには女性の人権や心、身体の安全や生活の保証すらも無視されているからです。

先日、お隣オハイオ州で10歳の子どもがレイプされ妊娠というケースがありました。同州では中絶禁止のため女の子の心も肉体の問題もさておき、問答無用で中絶できませんから、隣の州まで行かなければならなかったということが大きな話題になりました。

プロライフを熱烈に支持する人々によって、こんな事態に陥っているのが今の米国です。彼はそっち側の方とわかりました。

わたしにとってはこれはいくらビビときて趣味が合い、オイシイ特典付きで条件良くてもパートナーとしていろんな価値観を共有するには無理だなと思いました。たぶん、先方もわたしが反対側にいることを察知したことでしょう。

米国がこれほど分断されていることからもわかるように、信仰からきていることに対しては、会話はあまり成り立ちません。なにしろ、“信じている”のですから。プロライフ支持者の方々は、生まれる前の命も、生まれてからの命同様なので中絶は殺人と定義するわけです。

個人的にはそれをどう信じてどう捉えるかは本人の自由と思いますが、信じていることを正しいとして人に押し付けられてはたまりません。さらにそれらの人々が声高に叫び続けることから政治に介入することに繋がり、結果として個々の人権まで脅かされる世の中になり、守られるべく女性の権利まで法的に制限されはじめている風潮には賛成できません。

いやはや、アメリカならではの根幹のズレだなぁと実感しました。いくら条件がよくても看過できないので、関係が深くなる前にわかってよかったです。

今、日本でも旧統一教会の話題でもちきりですが、親密な関係を模索する以上、先方の宗教感、信仰については事前にしっかり見極めることはとってもたいせつだとあらためて実感しました。

というわけで、次行きます。



🌺 共感、応援いただけるならとびあがって喜びます。 そして、その喜びと感謝を胸に次のどなたかに恩送りします。