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ゆるやかに続けたい、「あるものを活かす」暮らし

こんにちは、屋宜です。
noteでは仕事について書くことが多かったのですが、2024年は自分の好きなこと、ふだん考えていることも言葉にして残していきたいという想いで、お正月休みの間にまずはひとつ記事を。

友人たちから言われた言葉を思い返してみて、よく言われるのが「暮らしの楽しみを見つけるのが上手」、「買い物上手」、「よく見つけたね!?」など。
そういえば昔からお部屋を自分好みにしたり、ほしいものをお得に手に入れたり、好みのものを譲ってもらえたりすることが多かったかもしれない。
(大学生のころ、フリマで就活バッグを100円で購入したりこともあった…笑)
自分では気づかなかったけれど、心満たされる暮らしを見つけたりつくることや、好きなものを経済的負担を軽くしつつ手に入れることはわたしの「得意なこと」であるかもしれないと、ようやく最近気づきました。

そして、古いおうちを紹介したり、古道具を販売したり、金継ぎをしたりと(このごろ全然できてないですが…)、「あるものを活かすこと」は生きていく上でのテーマでもあるので、今私なりにやっている9つのことを記していきます。

1.すべて新品で買おうとしない
フリマアプリを使うことが当たり前(になってきていると私は思う)世の中、とても素晴らしい!
個人差はあると思うし、中古のものが苦手という方もいるかもしれないですが、私の持ち物は新品ではないものがたくさんあります。というか古いものが半分くらいかもしれない。

ちなみに私がこれまでにフリマアプリで買ったもの一例▼
・完売しているブランドの商品
・人気のあるスニーカー
・結婚式に出席する用のドレス
・金継ぎ練習用のうつわ、呼び継ぎ練習用のシーグラス
・読みたい古本(新刊書店にはもう並んでいない)
・外国の美術館グッズ
・ほしいけれど山形では買えないもの など

定価の半額以下とか状態も良いものもたくさんあるし、何かをほしいと思ったときも「本当に今ここで買わなければならないか」、「中古でも良いのでは?」と考える習慣がつきました。
もちろん自分が出品するのも◎

ふだんのマリメッコよりすっきりしたパターンな気がする

ちなみに写真はフィンエアーのノベルティで、マリメッコとコラボのポーチ。何年も使っててファスナーは壊れてしまいましたがまだまだ使える。
いつかフィンエアー乗りたいね。

2.実家に眠るものを探してみる

母が昔使っていたオールドコーチ
両親の結婚祝いのいただきもののやちむん(おそらく人間国宝・金城次郎氏の作品)

ほしいなぁと思っていたオールドコーチのバッグ(古着屋さんだと2万くらいする)、なかなかこれだというものにめぐり合えなかった地元の焼き物・やちむん、いい感じに味のある革のポーチ。ぜんぶ実家で見つけました。
(これは家族の好きなもの、センスにもよると思うので一概にはいえないですが)

数年前に休養のため沖縄に帰っていたとき、実家にあるものの量に唖然としたことを今でも覚えています。あふれるゴミ袋で6畳の和室に道ができるほどになりました。(怖)
片づけると気持ちもすっきりするし、家族も喜んでくれるかもしれない。お宝さがしの気分でやってみるのはいかが?

3.お金をかけるものとかけないものを整理する

使えるお金には限りがあるから、自分の中でお金をかけるもの、かけないものをざっくり決めています。

わたしの場合はこんな感じ▼
お金をかけたいもの:旅行など学びになりそうな経験、食の時間を楽しくするもの
お金をなるべくかけないもの:市販のお酒やお菓子、化粧品(必要最低限しか持たない、浮気しない)、大人数での飲み会、髪の色を明るくしたり大胆な髪型にすること
化粧品はネイルは別で、コーディネートの一部と考えてるのでネイルはいくつか持っていたり、ひとり旅のときは宿にお金をかけない(ゲストハウスに泊まるなど)
髪型の大きなスタイルチェンジは楽しそうではありますが、たとえばブリーチしたりベリショにしたとき、その後のケアにお金や時間がかかるからそれをまめにできないという理由です。

4.たくさんある食材はまわりの人に譲ったり「フードドライブ」に寄付する
お歳暮やお中元でたくさんいただいたけど使わない食品、いただきものだけれど食べきれなくてキッチンに放置されてしまっているものがあるという方、結構いるのではないでしょうか。
とくに私はひとり暮らしなので「正直これは食べきれないな…」と思うこともあります。
賞味期限が近いものやこまごまとしたものは近所に住む同僚や友人におすそ分けしたり、となりの市(寒河江市)のマックスバリューで「フードドライブ」の寄付ができるので、そこに預けたりすることも。
放置して処分することになるよりは、必要としているひと、喜んでくれそうなひとにできるだけ届けたいと考えています。
フードドライブについてはお住まいの地域ごとで団体があると思うので、「フードドライブ 住んでいる都道府県(または区など)で調べてみてね。

5.日用品を固定化する

これは3.にも少し似てますが、いくつかの日用品を固定化しています。
毎日使うものを決めると、無駄遣いや買いものの失敗も少なくなるかもしれません。
固定化のポイントは使いやすいことを大前提に、買いやすい価格帯であること、いつでも買い足ししやすいことを重視しています。

キッチンスポンジ:パックスナチュロン(ほんと使いやすい。これ使ったらもう他のスポンジ使えない)
歯ブラシ:タフト24(磨きやすいしカラー可愛い。市販の歯ブラシのダサさがなくてうれしい)
お箸:無印 竹箸10膳入(お箸は統一すると引き出しから探すときのもやもやがなくなる。あとこのお箸だと、おせちとかハレの日以外のメニューならだいたい何でも合います)
体を拭くタオル:無印 パイル織りフェイスタオル(個人的にはフェイスタオルで充分。色は汚れも目立ちにくいしどんなインテリアにも合うと思うのでグレーおすすめ)
キッチンタオル:無印 ふっくらパイルハンドタオルループ付き(フック付きがありがたい。キッチンは明るい雰囲気にしたく&洗濯時にフェイスタオルとすぐ分けられるようにしたくて、ピンクベージュで統一)
ダイニングテーブル以外に置くティッシュ:ローソン ティシュペーパー 180組5個(ロフト(寝室)と化粧スペース前に置くティッシュはこちら。薄いグレーでお部屋にもなじむのが良き)
毎朝のコーヒー:KALDI カフェオレブレンド(コーヒーは休日やごほうび用に、別のお店で豆を買うことも)
ハンカチ:TENERITA 超甘撚り タオルハンカチハンカチ(カラー可愛いしふわふわで最高。明るい色だと気分も上がるし、バッグの中でも探しやすいから、暖色系でそろえてます)

6.りんご箱をインテリアに活用する

食器棚。ひとり暮らしなのに結構うつわを持っている(これ以外にもう少しある)

いつかは味わいのある本棚や食器棚を購入したい。けれどピンと来る家具はそうそう見つからないし、それなりの価格もするからタイミングが難しい。
また、私の場合は2年後には今暮らしているアパートを出るため、大きめの家具を買うのは今ではないかなと思っています。
それでもなるべく自分好みのお部屋にしたく、りんご箱を食器棚&本棚に。

重ねるのはもちろん、あえてずらして置いてディスプレイを楽しんだり、Tシャツやニットを重ねて見せる収納にも良さそう!

わたしは知人のりんご農家さんから格安で譲っていただきましたが、フリマアプリやジモティーで出品している方もいるようですよ。

7.5年後も着ていたい服を買う

20代前半のころは上京したてで背伸びしたり、たくさん服を持っていることに喜びを感じていたり、ストレスによる衝動買いで今よりもたくさん服を持っていました。
「セールだったから」、「週末デートだから(良く見られたい)」など、本当にその服を自分が求めているかどうか、しっかり向き合えずにいた気がします。

今は「この服を5年後も着たいか」、あとは「自分に似合うかどうか」も含めて考えて購入するようにしており、買う頻度も、着なくて(似合わなくて)後悔することもだいぶ減りました。
5.の「日用品を固定化する」とも近しいですが、だいたい服を買うお店も決まっています。
ちなみに持っている服も半分くらいは新品でないもので、吉祥寺にあるいくつかのお気に入りの古着屋さんで買うことが多いかも。
古着といってもシンプルで形もきれいなブランドものだったりするので「個性的な恰好をしてる(悪い意味で浮いてしまう)」みたいな感じにもならないです。
あとは元々の素材が上質だったり形もきれい(なのに新品でないがゆえに価格もリーズナブル)なので、何年着てもへたらない!
とはいえ雪国の山形で防寒対策も必要なので、ワークマンで買ったりもします。
どれくらい持つかはまだわからないけれど、ワークマンのストレッチフリースノーカラージャケット、1,500円だし可愛くて毎日おうちで着てます!色合いもデザインもシンプルだし、パートナーと兼用もできそう。

8.お気に入りのものはお直し、リメイクして使い続ける

親友のお母さんがリメイクしてくれたポーチ。タグも活かしてくれてうれしい

25歳の誕生日に買った腕時計は今でも直して使ったり、20代のころにたくさん着た(けど、着丈が短くて今は着れない)ワンピースは親友のお母さんにポーチにリメイクしてもらいました。
お気に入りのうつわも日々使うと欠けたり割れることもやっぱりあるから、金継ぎでおめかしして使い続けています。

友人が着なくなったブラウスを譲ってもらい、「同じような色合いのもの持ってるな」と思ったのですが、手持ちのボトムスを思い浮かべて「藍染めや草木染めをしたら良いではないか!」と閃いた自分に拍手!笑
愛着のあるものはできるだけ長く使い続けていきたいです。

9.好きなものやことはどんどん伝える
たとえば金継ぎをはじめたころ、練習用のうつわを用意したくて近所のNPO団体の方にお声がけしたことがありました。その団体のインスタで呼びかけてくれ、欠けたり割れたりしたうつわをいくつか譲っていただいたんです!
また、職場のとなりの課の方に(たくさんは話していない)「古いもの好きなんだよね?何か見つけたら言うわ」と言ってもらえたり。

「あるものを活かすこと」とは一見関係のないことに思えますが、自分がのぞむもの、ほしいものをまわりの人に伝えたりSNSに記しておくと、どこかで誰かが気にかけてくれて手に入れたり挑戦することができたり、自分の暮らしや仕事がより良くなることもたくさんあると思います。

9つの「あるものを活かす」暮らし、特別なものではなく、わたしが何気なく行っていることですが、だれかの暮らしの参考になればうれしいです。
次はわたしんちにあるうつわ(これも3分の2くらい新品ではないやつ…笑)のことを書いてみようかな。

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