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54字の小説

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54字の小説をマガジンにしました。 お読み頂ければ幸いです。 20字の小説もあります。 100字の小説もあります。 日付の新しい物順に掲載してあります。
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2023年7月の記事一覧

廻るお寿司に物申す(54文字の物語)

最近廻転寿司の看板が泣いている。
タッチパネルからの注文でお客の元へ
直線寿司とも言える
「改名したら」と言いたい

追伸
廻ってくるお寿司よりも、直接注文する方が新鮮ですね。
その意味では、直線寿司のほうがありがたいです。
名前を改めて、ー直線寿司の方がインパクトあるのでは無いかなあ。

夏休み(54文字の物語)

夏休み(54文字の物語)

小学生の時の夏休み
「夏休みの友」は友達では無く
40日間の長い休みは本当に嬉しかった

でも今は、無期限のお休み。

追伸

小学生の頃は夏休みが来ること待ち望んだ。
何も制約されずに気楽であった。
中学時代はクラブ活動
高校時代は補習授業
大学生はアルバイト

もしもタイムマシンがあったならば、小学生に戻りたい

昔噺 かぐや姫編2 (54文字の物語)

昔噺 かぐや姫編2 (54文字の物語)

月からの使者が、かぐや姫を迎えに!
それを阻止せんとする男達
かぐや姫の胸中や如何?
🎵地球の男に飽きたところよ❗️
追伸
ピンクレディが歌っていた歌を、まさか 
かぐや姫が歌うなんて!
(この部分の事を解る人は、結構なお年頃って言えます)
そういえば、かぐや姫は、多くの男性を袖にしていましたね。

昔噺 かぐや姫編(54文字の物語)

昔噺 かぐや姫編(54文字の物語)

夜輝きを増す一本の竹
不思議に感じた翁は、一刀の元に斬り倒す
竹の中に残っていたのは、首の無い女性

容姿は不明だ!

追伸 
竹を切るときは細心の注意が必要です。
首が無いと、かぐや姫の容姿は解りません。
困った物です

肝試し 迷惑編(54字の物語)

肝試し 迷惑編(54字の物語)

最近此処は騒がし
ゆっくり寝ても居られない
誰が呼んだか、心霊スポット
おかげ不眠症の霊が続出だ
お前達、訴えてやる

肝試し 強い味方編(54字の物語)

肝試し 強い味方編(54字の物語)

一人で肝試しにいく
怖くなど無い
何故なら私を守護する味方がいるのだ
私は震えたりはしない

しかし守護霊は怯えていた

肝試し 肝の座った人編(54字の物語)

肝試し 肝の座った人編(54字の物語)

僕には肝試しは無理です
あんな事して、面白いのですか?
肝の座った人は健康なんだろう

肝臓を切り取られた僕よりも。

肝試し 美味しい編(54字の物語)

肝試し 美味しい編(54字の物語)

「これって鳥?牛では無いね」
と、目隠しされた彼女が云う
「惜しいな。豚の肝だよ。
初めてだろう肝の食べ比べって」

肝試し 貞子編(54字の物語)

肝試し 貞子編(54字の物語)

賑やか街を一人行く貞子。
怯えながら浮かび行く。
人に見つかれば、自縛霊。
二度と元には戻れない。
霊界達の肝試し。