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<6期公開イベント>第1部ダイジェスト〜米中関係の分析と見通し〜

皆様、こんにちは!
今年度の薮中塾公開イベント、第1部担当グループの永井(自己紹介はこちら)と申します。
本記事では、公開イベントの第1部のダイジェストをお送りします!

まず、イベントにお越しいただいた皆様、誠にありがとうございました!オンラインではありましたが、例年のように、薮中塾らしさを楽しんで頂けましたら幸いです。

また、イベントを見逃された方も、イベントの雰囲気や、私たちが1年間かけて学んできた内容を、この記事でご覧いただきたいと思います!

私たち1部担当グループの思いや、準備期間の変遷などをお伝えいたしますので、ぜひ最後までご覧くださいませ🙇!!

はじめに

まず、「米中関係の行方と日本の外交政策」と題した今回のイベントで、第1部が担った役割は「参加者の皆様が、第2部以降の議論を聞き、参加するために必要となる基本的な情報を共有すること」でした。

つづく第2・3部で「これからの日本の外交政策」について考えるためには、まず「これからの米中関係」を展望する必要があります。

そのために第1部は、

前半:「これまでの米中関係」
→リーマンショック以降の米中関係の変遷のプレゼンテーション
後半:「これからの米中関係」
→バイデン新政権の最新動向に関するプレゼンテーション、並びに参加者投票

という2部構成に設定し、準備を進めました。

準備期間

11月に準備を開始してから私たちは、国際政治や外交問題に馴染みがなくても、イベントでの議論を楽しんでいただけるよう準備を進めました。

さらに、新型コロナウイルスの影響を受けて、イベントはオンライン開催に。長時間のオンラインイベントで、いかに参加者の皆様に楽しんでいただくかを真剣に考え、何度も構成を練り直す日々でした。

私たちがまず取り掛かったのは、米中関係についてのリサーチ。
多くの論点を内包するこのテーマについて、まずはアクセスできる限りの情報を入手し、分析をかけました。

そこで行ったのは、主にバイデン政権の行方についての情報を塾生に共有する企画「Daily Biden」


そんな私たちに立ちはだかったのは、”伝えたい情報量”と”楽しんでいただくコンテンツ”の両立の難しさ。多くの論点を内包するこのテーマについて、その膨大な情報量をプレゼンテーションとして形にする困難さがありました。

塾生同士で何度も行ったリハーサルでは、情報量の多さ・伝わりにくさに対して、塾内から厳しい指摘がありました。

そこでイベント直前に、それまでレクチャー形式だったものを、対話形式へと大幅に変更を行いました。

そうした苦労の結果、綿密なリサーチで得た膨大の情報の要点を絞った、対話形式の「米中関係の大きな流れを描くプレゼンテーション」が完成しました。
薮中塾らしい、大局観から米中関係を概観するプレゼンを準備することができましたと自負しております!

当日の様子

イベント当日の登壇者は、少し緊張しつつも、参加者とともに楽しもうという雰囲気。

第1部ではまず、善波(紹介記事はこちら)と濱田(紹介記事はこちら)による対話形式のプレゼンテーションで、「これまでの米中関係」をお示ししました。
当日までに練り上げたプレゼンテーションを、明るく親しみやすい2人の掛け合いでお届けできたかなと思っております...!!

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(何度も練習を重ね、安定感抜群の登壇者チームに成長!写真には映っていませんが、スライドチーム(大木長﨑)も入念に準備を行いました!)

次に、植竹(紹介記事はこちら)によるバイデン新政権の動向を示したのち、参加者投票を開催!
以下の4つの問いに対し投票いただき、参加者の方のアウトプット、そして参加者同士の意見交流の場としました。

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(参加者投票:質問一覧)

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(参加者投票の結果:みなさまの積極的なご参加のおかげで、有意義な企画となりました。ご協力いただき、誠にありがとうございました!!)

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(塾生回答理由:同様の質問に対する薮中塾生の意見を示しました。また、一般の方にも事前にアンケートにご協力いただき、回答理由を回収させていただきました。アンケートへのご協力、誠にありがとうございました。)


参加者投票の最後には、「これからの米中関係を見る上での注目ポイント」を皆様に伺いました。
ここで、イベント後アンケートで参加者の皆様にお聞きした質問への回答をいくつかご紹介させていただきます!!

問い:これからの米中関係を見る上での注目ポイントはどこか?

注目度No.1 「経済」・結局のところ経済関係が良好か否かが日本に一番大きく影響するから。
・国力の土台だと思うから。
・今後もっと激しくなる先端技術分野の競争が経済に結びついてくるから・安全保障も重要ではあるが、中国がその影響力を拡大している背景には経済の問題が大きいと考えているから。
・コロナ後の低迷した世界経済を握る覇権争いが注目されるだろうから。
注目度 No.2「安全保障」・日本の安全な生活を守るうえで最重要課題であるため。
・経済と切っては切り離せず、サイバー攻撃や情報漏洩が問題化しているからです。
・経済、環境、人権のことは安全保障環境によって左右されるかと感じます。
注目度No3「人権」・唯一の非科学的ポイントだと考えるから

アンケートで多くの方がご指摘されているように、どの分野も相互のつながりがあるため、米中関係は大きな視野を持って追う必要がありますね。

今回のプレゼンテーションをきっかけに、アメリカと中国の間のこれまでの動向、そして両国の関係の行く末について、関心を高めて頂けたら幸いです!


イベントを振り返って

この4ヶ月弱、週に1度のミーティングを重ね、参加者の皆様に楽しんでいただけるプレゼンテーションを作り上げる努力を重ねてきました。
参加者アンケートでも嬉しいお言葉を多く頂戴し、担当グループ一同喜んでおりました。

イベント後に行った振り返りミーティングでは、本番を大きなトラブル等なく終えられたことへ安堵するとともに、準備を楽しめたという嬉しい声も聞かれ、終始穏やかな時間となりました。もちろん課題点も上がり、来年以降に活かせるよう、改善策を話し合いました。

そして最後には、今回の活動に対する自己評価と、メンバーによる他己評価を実施し、これから各自の人生の糧にできるようにフィードバックを行いました。

ここで、第1部メンバーの公開イベントへの振り返りをご紹介します。

・様々な文献にあたり、米中関係にまつわる数多の情報から伝えたい情報をピックアップし、1つのストーリーにして再構成していく作業は容易ではありませんでした。それでも私達のストーリーにバックボーンが刺さった瞬間は感慨深いものがありました。(植竹)
・塾生全員が公開イベントの場で,薮中塾で1年間培ってきた成果を発揮することができたことにとても大きな喜びを感じました。特に第1部では、膨大な資料の中から、今後の米中関係を見通す上での大事なポイントを絞り込み、参加者の皆様にわかりやすい発表として仕上げていく過程にメンバーそれぞれの力が発揮されたように思います。(大木)
・公開イベントを振り返ると、自身の成長と薮中塾という環境のありがたさを実感しました。準備過程では各々年末の忙しい時期ではありましたが、リサーチをコツコツ行い、グループを通して考えると膨大な知識量になりました。それらをどのように発表に持っていくかを毎週のミーティングで話し合い、それらを糧に最終的にいい発表ができたので大満足です!(善波)
・半年前の企画書作成時は、広範な論点を持つ壮大なテーマに作成者である私自身、イベントを成功させられるか不安でした。最終的にイベントを企画書を遙かに超えた素晴らしいものへ創り上げられたのは、各々の独創性と努力の賜物であり、6期生の仲間に感謝と誇らしさを感じております。(長﨑)
・公開イベントを通して、オンラインで1つの作品を作り上げる方法を習得することができました。新型コロナウイルスの影響は当分の間続くと考えられるので、今回の経験は今後オンラインでプロジェクトを行なっていく際に役立つと考えています。(濱田)


さいごに

改めまして、この度は公開イベントへお越しいただき、誠にありがとうございました。

参加者投票をはじめ、皆様の積極的なご参加のおかげで第1部を完成させることができました。

我々のプレゼンテーションを通して、これからの米中関係、その中での日本の外交指針についてご関心を高めていただけましたら、この上ない喜びであります。

ここまで第1部の振り返り記事にお付き合い頂き、ありがとうございました🙇!

また、公開イベント総括、第2部前半/後半・第3部の振り返り記事もリリースしておりますのでそちらもご覧ください☺️!!


2021年3月10日
薮中塾公開イベント第1部担当グループ代表 永井彩花

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