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日記

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2021年1月の記事一覧

[日記]2021年1月1日(金)

 青天を受けて元日を迎える。青々しく澄み渡る空は、ひとつの平面の絵画のようである。おしな…

[日記]2020年12月31日(木)

 始まりの遠い日を思い浮かべて、遥か彼方に置き去った日のことを思う。ちょうど一年前は実家…

[日記]2020年12月30日(水)

 昼間は生活必需品を買い求める。生きてゆくには金銭と労力を削らねばならない。ふらふらと求…

[日記]2020年12月29日(火)

 BREWBOOKSで『地の果て 至上の時』(中上健次著 講談社文芸文庫)を購入する。版面が異様に広…

[日記]2020年12月28日(月)

 文喫 六本木へ赴く。初めて足を踏み入れたが、本の並びが興味深く、舐めるように見てしまう…

[日記]2020年12月27日(日)

 今日はBREWBOOKSさんの間借り棚を入れ替える。『胞子文学名作選』(田中美穂編 港の人)を中心…

[日記]2020年12月26日(土)

 徒然なるままに古本屋へ向かうという心持ちで家を出たものの、「徒然なるままに」とは適切ではないように思える。「徒然」とは、「何もする事が無くて、どう時間を過ごしたらよいのかと思うこと(様子)。」(新明解国語辞典 第七版 三省堂より)とある。何もすることがないから、ではなく、本を購入するという確信を持っており、その確信を目的に変えるべく、身支度をして家を出るのである。数日前も同じようなことを思っているような気がする。  しかし、赴く時間があるということは、その時間が自分にとっ

[日記]2020年12月25日(金)

 今年の仕事は本日で終了する。昨日までにやるべきことをほぼ終わらせたので、普段よりも余裕…

[日記]2020年12月24日(木)

 街はきらびやかに装飾されて、時折華やいだ嬌声さえも聞こえて来るようだ。あくまでけばけば…

[日記]2020年12月23日(水)

 久しぶりの在宅勤務で、始業前に洗濯と本にグラシン紙を掛ける作業を終わらせる。グラシン紙…

[日記]2020年12月22日(火)

 今日も出勤をして、昼休みに神保町を歩く。本を見て歩く人々は、様々な動きをしている。文庫…

[日記]2020年12月21日(月)

 今日は何もなく一日が終わる。勤務の二時間前に起床し、食パンを二枚焼いて食べる。二枚とも…

[日記]2020年12月20日(日)

 昼から行動を開始し、間借り本棚を理想の形に近づけるため、近くの本屋を回る。どれほど彷徨…

[日記]2020年12月19日(土)

 夜に食事の約束があるが、早めに集まることとなり、代々木公園に数人で集まる。寒空の下の代々木公園にはそれでも疎らに人がいて、それぞれがそれぞれの時間を過ごしている。同じ場所にいながらも、別の行動をし別のことを思考する。もしかすると、この場所は世界の縮図であるかのように思えてくる。  公園の奥へ進むとこの寒さの割には薄く、かつ可愛らしい服を纏った女性を被写体にしている団体を幾つか見かける。一眼レフやポートレート撮影の機器が手軽に入手できる現代だからこそ、あのような行為が流行し