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[日記]2020年12月23日(水)

 久しぶりの在宅勤務で、始業前に洗濯と本にグラシン紙を掛ける作業を終わらせる。グラシン紙を掛けないと気が済まない性質に成り変わってしまったようである。

 今日は矢鱈と連絡が多い。年末の駆け込みを思わせるが、年末はもう目と鼻の先まで迫ってきており、目下避けられない障壁として、各自の目の前に存在し続ける。月日は抗えなく、滔々と進みゆくもので、一定の律動を刻んでゆくが、律動の合間に時間を存在させることを思い付いたのは一体誰であろうか。不可算な事物に名称を授け、さらに時間という概念を与え、時間の始まりと終わりを律動と名付けられたことに我々は動かされているのである。月日もまた律動の一部、律動の主たるものとして挙げられるであろう。

 ここまで考えて、この日記も月日の律動に句読点を打つことができるものであると認識する。月日は記憶するには余りにも膨大過ぎ、語るには時間が足りな過ぎる。一日を目印とし、始まりと終わりを記録するのであれば、句読点という発明を称揚せざるを得ない。

 仕事を終えて、手当たり次第に乱読し、明日の出勤に備える。あと二日経てば、一旦は休みとなる。そう考えると、先ほど使った障壁という言葉は適切ではなく、ここにも句読点を打つべきであると思う。

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