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[日記]2020年12月20日(日)

 昼から行動を開始し、間借り本棚を理想の形に近づけるため、近くの本屋を回る。どれほど彷徨っても想像は尽きず、店から店へ歩いている時にも考えは頭の中を回り続けている。たどり着いた本屋で探していた本を買う。呼吸するように本を買っている。

 夕方、西荻窪へ赴き、次回の鎌倉支店のための種蒔きをしてくる。芽が出れば良いのであるが、まだ分からない。もう少しすれば見えてくるはずである。地道にゆくしかないと思っている。

 なかなか読んでいる本が進まない。目が滑ってゆき、文字を文字として認識するばかりである。日記を書いていても、言葉が出てこないことがある。自分の中から言葉を生成するには、材料が必要である。燃料として取り入れ、血として吸収するもの。この循環がないと、言葉が循環してゆかなくなる。一度言葉を忘れて、もう一度取り込むことができるのであればと思うが、それは言い訳に過ぎない。やがて時が来て、皮膜の内側に沁み入るようになるまで、考え続けるしかない。

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