幸せすぎの欠点

過ぎたるは猶及ばざるが如しという言葉があります。知っている方も多いと思いますが、「度が過ぎることは、足りないことと同じくらい良くない」という意味です。

運動しすぎは怪我をしますし、食べすぎは太って病気になってしまいます。楽しくても程々にしておくのがよいのです。

しかし幸せはどうでしょう。よくインスタとかで「私たち幸せすぎぃ!」みたいな投稿がよくあると思うのですが(偏見です)、あれはよくないことなのでしょうか。

私の見解は、幸せすぎの状態は、悪いとまではいかないけどあまり好ましくない。というものです。理由は2つあります。

1つ目は、もったいないという理由です。幸せすぎの状態は、幸せが飽和しているという状態ということなので、幸せを捉えきれていません。1つの幸せから受け取るはずだった幸せが、それを捉えきれないことにより、少ない幸せに変化してしまいます。

2つ目は、幸せに慣れてしまうことです。幸せがそこらじゅうに常にあるので、それに慣れてしまい、その状態が普通だと思ってしまいます。そのため、幸せを幸せだと感じるなくなってしまい、結果的にあまり幸せではないと思うようになります。
また、人によっては、幸せが普通になった状態からさらに幸せになろうと高望みしてしまうケースもあるでしょう。

以上が私の持論ですが、これはあくまで思考実験です。こんなことは滅多に起きないので、安心して下さい。また、幸せになることが悪いと言っているわけではありません。過ぎたるは猶及ばざるが如しです。ちょうどいいのが1番です。

ですが、先述した「幸せに慣れている」という現象は今も起きていると思います。これを読んだ人が日常の小さな幸せを発見できることを願います。

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