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組織内キャリアコンサルティング

私は職業柄、様々な企業や福祉施設に訪問し、人事担当の方や役職者の方々と、「人」についてお話しを聞かせていただく機会が数多くありました。

先方へ訪問して一番最初に感じるのは「場の空気」でした。
色に例えるならば、薄いグレーや真っ青な組織がある一方で、淡いオレンジや、うっすらと黄色に見える組織もありました。

代表者の方や社員さんと面談をさせていただいた際、前者と後者の大きな違いは、企業理念が全員に浸透している事・代表者の方が社員さん一人一人を気遣い、現場に行ってよく声を掛けていらっしゃることでした。気になる社員さんには時間をとって話を聞くという方もいらっしゃいました。

一方で、他の方法として「セルフ・キャリアドック」制度を導入する組織もあります。私の様な外部のキャリアコンサルタントが、定期的に社員さん一人一人のキャリアコンサルティング面談を担当します。
※事前に経営者の方と直接お会いし、企業理念について確認させていただきます。

面談ではジョブ・カードを使い、これまでのキャリアの棚卸しや、仕事をする上で大切にしている思いなどを聞いていき、価値観や強みを引き出していきます。
一人一人の強みが明確になり企業理念と統合することで、組織が発展していくための原動力がわき上がります。
一人一人と面談を実施する事で、組織の課題を発見出来たり、生産性向上が図れるほか、社員さん自身の課題や強みを発見できるだけでなく、仕事に対する意義や大切にしている思い・護りたいものや拘りなどを聞いていく事で、一人一人のモチベーションアップに繋がります。

多くの企業が「人」のことで悩んでいます。
社員さんのキャリアコンサルティング面談をしていくと、自然にその組織の課題が浮かび上がります。中には経営者の方が今まで把握していなかったことが課題として出てくる場合もあります。


組織の本当の課題は何であるかを明確にし、解決していく為のスタートラインとお考えください。

給与に対する不満が多いから改定しよう、制度を新しく導入しよう、人が辞めたから新しい人材を募集しようなど・・。現在見えている・把握できている所だけにフォーカスしてしまいがちですが・・。
本当に必要な打ち手を間違えてしまうと、すぐにではなくとも組織がバランスを崩してしまう可能性もあります。本当の問題は、実は今現在見えていない所に潜んでいる事もあるからです。

社員が退職してしまい、採用に苦労されている企業様も多くいらっしゃいます。

会社の人には話せないが、第三者になら話せる
その様な方も実際にいらっしゃいます。

※キャリアコンサルタントには守秘義務がありますので、個人情報についてはフィードバック出来かねます。面談を通して感じたことや、組織の課題をお伝えさせていただきます。

厚生労働省が推進・普及を図っている「セルフ・キャリアドック」制度については、下記のサイトをご覧下さいませ。

「セルフ・キャリアドック」とは?
「キャリコンサーチ」:全国のキャリアコンサルタント(国家資格)を検索できるサイトです。

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