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備えて迎えた「小1の壁」は、今までのところ実際どうだったのか?

どうもこんにちは、ユキッ先生です。
最近はnoteの更新頻度も落ちてきたので、改めましての自己紹介です。

昨年、新卒以来2社で合計22年間続けてきた会社員を辞めました。小1と年少保育園児を育てる2児の母です。現在は自宅ベースで、取材やレビューなど、一次情報に基づいたWeb記事制作をメインのお仕事にしています。

大阪の都心住み。実家遠方、親戚等の支援なしの「ザ・核家族」です。夫は家事育児に協力的で、お互いに求めるハードルが低いほう。なので夫婦間のストレスは少ないのですが、いかんせん夫は仕事などで不在がち、最近の平日晩はほぼ子どもと3人暮らしです。

▶今年の七夕の願いごと

はてさて、もうすぐ七夕ですね。
この前4歳になったばかりの息子は、七夕飾りの短冊に「ショベルカーをトレーラーではこびたい」と書きました(私がヒアリングし、保育士の先生が代筆してくれました)。
去年は「ショベルカーになりたい」だったので、ついに目標が「人間」という段階にまで成長してくれたようです。

そして、私自身が毎年心の中で強く願う七夕の願いごとは、「2兆円か9,000万円がウチに来ますように」です。

▶昨年、なぜ会社員を辞めたのか

さて、私が会社を辞めた理由の1つが「第一子の小学校入学に備えるため」でした。いわゆる「小1の壁」というやつです。
前に勤めていた会社は、末子が小学校を卒業するまで時短勤務を取れるというかなり恵まれた制度のある会社で、第一子の産後からずっと時短勤務を続けました。勤務時間は標準よりも30分前倒しで設定したうえで1時間時短勤務にし、退社後は即お迎えに走り、なんとか育児と会社勤めを両立していました。
退職理由には育児以外にもさまざまな事情がありましたが、ドラスティックに働きかたや仕事内容を変えるなら、第一子である娘が小学校に上がるタイミングの前がベストという判断をしたわけです。

3~5歳の頃、娘はいわゆる「発達グレー」かな…と思っていた

もしかして「ちょっと変わった子」なのかな? と思ったのは2歳を迎える前後のことでしょうか。1歳から保育園に通ってはいたものの、当時は小規模な保育園だったので、そこまで気になりませんでした。

■1~2歳頃
・一切ビビらずに室内のキャットタワーに登りたがり、実際上手に登る
・公園でもとにかく高い遊具に登り、怖がらず自力で降りる(適正年齢6歳以上の滑り台とか)
・単語を口にしはじめた頃に、Youtubeで子供向けの「果物の名前」フラッ
シュカードアニメを観て、一気に30個ぐらい果物の名前を発声する

■2歳頃
・外に出かけて手を離すと、自分の行きたいところに一目散に走り出す。しかも速い
・親の姿が見えなくなることには一切不安感がない様子
・ショッピングセンターや観光施設などの人の多い場所でも、気になった場所に勝手に走り出してすぐ迷子になる
・里帰り出産のため帰省中、通っていた児童館で「みんなで歌やダンスを楽しむ時間」が始まったとたん、人がいない部屋に逃げ出す(一人での自由遊びは問題ない)
・公園遊びの最中に突然座り込むなど、周囲が読めないトリッキーな動きをする

■3歳頃
 (弟を出産後、少しだけ大きな規模の認可園に転園)
 (普段から水遊びが好きすぎるのでスイミングに通い始める)
・区の3歳児健診の機会に保健師さんに個別相談し、以降、保育園と連携して様子見してもらったり、電話で状況を報告したりしていた

■4歳頃
・保育園で遊んだ国旗カードを、1週間で100種類ぐらい覚えてくる
・保育園での様子尋ねると、先生の名前は出てきてもおともだちの名前が出てこない
・集団に対する指示ではすぐには動かないので、先生や同級生がフォローしている

などなど、いい点も悪い点もちょっと自分の想定を超えたレベルだったので、心配でした。

特に外出時は、私が不安で常に手つなぎしていました。
でも、保育園のおともだちに誘われ、「子どもどうしで手をつないで帰ろう」というときが要注意なんです。
何かを見つけるとその手を振り切って猛スピードで車道に飛び出していくことも数回ありました。クルマが急ブレーキで止まってくれたり、私が大声で制止したり、、、

毎日の保育園のお迎え距離は短いのですが、大人1人で乳幼児2人連れて、歩き始め前後の弟にも気配り・目配りしないといけないので、私の疲弊がすごかったです…。

小児科医や年長時の担任に、別の小学校などを薦められた

いま思うと困った行動のピークは2~4歳頃で、年長さんになる頃から少しずつ落ち着き始めたように見受けられました。

5歳の頃にかかりつけの小児科に相談して、発達検査を受けました。結果的に、すぐに何か行動が必要なスコアは出ませんでした。検査してくれた心理士さんからは、「現時点ですぐに何かする必要はないと思いますが、小学校上がって不安があれば、行動療法に通うなどを検討してください」という所見をいただきました。

校区の小学校は生徒数が多いということもあり、かかりつけの小児科医の先生にも「もっと少人数の規模の学校が良いのでは。隣の小学校にしたら?」とわりと気軽なニュアンスでアドバイスいただきました。

年長クラスでお世話になった保育士の先生も、「集団行動では必ず個別フォローしているのが実態だから、クラスの人数が倍以上に増える小学校は、本人がしんどいかもしれませんね…」とおっしゃっていました。

▶動けるように情報は集めて、とりあえず入学

その後は比較的年長クラスでの本人の成長ぶりが大きかったのと、自分の独立でバタバタしていたので、娘への心配度合いは減っていきました。
手を離しても無茶な行動はあまり取らなくなり、ときには弟や下級生にお姉ちゃんとして振る舞う姿も。

LITALICOや自治体のWebサイトなどで施設のめどをつけるなど、出来る範囲で情報は集めておきました。

知人が隣接区で発達障害児も通う学習塾をやっているということを知ったのも、安心材料でした。

本人が学校へ行き渋るとか、学校生活が辛そうだったら転校もやむなしかな、と覚悟はしつつ、4月の入学を迎えました。

1学期がもうすぐ終了、学校生活を楽しんでいる様子

クラスには同じ保育園出身のおともだちがおらず、本人よりも親のほうが不安でしたが、優しい先生や友人に囲まれて、どうやらおおむね小学校生活を楽しんでいるようです。

勉強や宿題も苦ではない様子。算数(数字)が好きで、お迎えすると毎日「おかあさん、77たす29は?」と突如脳トレ問題を連発してきます。目に入ったクルマのナンバープレートを足し算問題にしているんですね。

3~4歳の頃は保育園のおともだちの名前も出てこなかったのに、同級生の話をしてくれることも多くなりました。同級生のことは出席番号で覚えています。つくづく数字脳だ。

1つだけ放デイ施設の見学に行って体験したのですが、そこでも経験豊富な先生といろいろ相談し、結果的に申し込みはしていません。

突然1人で帰ってきて度肝を抜かれたことも

怖いもの知らずなところは相変わらずあります。入学前から公立学童にお世話になって毎日お迎えをしていますが、入学3日目にそこへ行かずに突然一人で帰宅したので、腰が抜けるかと思いました(放課後に保育園からの同級生と合流して民間学童施設に立ち寄り、そこの先生が自宅まで送ってくれたのだと後日判明。感謝しかない)。

行き違いがないように、毎朝「〇時に学童にお迎えにいくよ」という旨の手紙を書いて渡すことにしました。
その約1カ月後、たまたまお手紙を渡し忘れた日にも突然帰ってきたことがあります…。
この2回はたまたま在宅していましたが、取材など仕事で不在のこともあるので、しっかり言い聞かせました。

最近は「学童が楽しい」と言ってくれているので、一安心です…。初めての夏休みにも、たくさんお世話になる予定です。

▶さて、「小1の壁」をどのくらい感じているか?

働きかたを変えたのは結果としては良かった

結果的に自宅で働けるようになったことが、娘にも私にも非常に良い作用を及ぼしているのでは、というのが現在のところの自己評価です。

いまのスケジュールは、娘を5時に学童へ迎えに行き、帰宅後に宿題をしてから6時に息子を保育園に迎えに行くという「2段階お迎え」です。
学童が閉まるのが早いのと、学童と保育園のある方向が逆なのでそうしています。

この約30~60分の「母娘2人だけの時間」は、本人の学校生活や宿題のモチベーションにつながっている気がしています。
息子の産後は常に家に弟がいて、どうしても母は自分より幼い弟のほうに手をかけ気味。家で母と2人で過ごす時間ってなかったので。

「きょうは学校で何があったの?」とゆっくり会話できる時間的・心理的な余裕を捻出できたのはお互いのために良かったのかもしれない。

もちろん、習いごとに出かけるときや休日に2人で過ごすことはありましたが、習慣的に2人で家に居る時間って、上の子にとっては嬉しいのかもしれませんね。
弟が小学校に上がるまでの数年間限定ですが(もっとも、あと1年もたつと、放課後はお母さんよりも友達と過ごしたくなるかもしれないけど)。

小学校は主婦がいる家庭を前提にした行事が多いというけど

「小学校の仕組みは専業主婦家庭を前提にしてる」というのをよく聞きますが、これは確かにそう感じました。個人懇談の希望日時アンケートの1問目が、「いつでもいいぜ!」と「ダメな日時もあるぜ!」との2択だったときに、特にそう感じました。

会社勤めしながら変わらない量の家事もして、お迎えを逆方向に2回して、宿題を見れる時間を取れるかというと、それは確かに難しい気がします。

それでも、娘が通っている学校は連絡事項のデジタル化等、比較的先進的な取り組みも多いので、保護者負担が少ないほうだということなのかもしれません。

間もなく夏休み。初めての個人懇談、長期休みを迎えてみて、また感じることが変わるかもしれません。現時点での答え合わせとして、「小1の壁」について記録してみました。

おしまい。

カバー写真 / IKEAで娘と夢見る、理想の子ども部屋(2022)


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