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年末調整と確定申告、どっちが好き?

こんにちは、ユキッ先生です。
パラレル酔っぱらえるワーカーで、コンテンツプランナーです。

だいたいいまはメインで4社さんぐらいとご縁があって、記事を書いたり企画を出したり取材したり、調査したりデータ作成したりしています。
おかげさまで貧乏暇なしです。

駆け出しの非会社員、医療費の高さに初ビビりする

先日、持病のアレルギー性鼻炎がちょっと悪くなったので、朝からうっかりかかりつけの耳鼻科に行ってしまいました。

そう、うっかり。いわば出来心だったんです。何日かモーニングアタックのつらい日があって、ティッシュの消費量とゴミ箱がいっきに膨れ上がったので、秋のアレルギー物質の仕業か…と、会社員のときと同じノリでサイトから予約を取ってしまいました。

病院の順番予約システムから発想が広がる哲学と闇。待合室でこんなことを考えていたとき、私はその後に受ける衝撃なんて知る由もありませんでした。

診察室で鼻ほじられながら、つい「あ、アレルギー検査ってできます?」と耳鼻科医に訊ねました。すると医師は「あ、できますよ。ちょっと採血するだけの血液検査です。きょう受けときます? 2週間ぐらいで結果出ますから、また聞きに来てください」と。

コンビニのレジ横でついほかほかの肉まんを買ってしまうような気軽さで、アレルゲンの検査を受けることになりました。
ちなみに出産を経験すると、妊娠前定期健診でしょっちゅう血を取られるので、採血って目薬さすぐらいの感覚になりますよ(個人の感想です。というか子どもの頃から私は注射を打ってくれと小児科医や耳鼻科医にせがむ、あたMAおかC子だった)。

ほぼ流れ作業で鼻うがいして恒例の吸引器ケアして1本だけ採血して、待合室に戻ったらすぐにお会計がありました。その2分後のつぶやきがこちらです。

程度にもよりますが、春と秋だけアレルギーが出る程度のアレルギー性鼻炎なら、市販の鼻炎薬、2000円で買ったほうが家計には断然いいです。

※補足追記
Tweetで間違って「任意保険」って書いてるの、「任意継続」の健康保険のことですねコレ。

よく「フリーになる人に会社員時代のうちにやっといたほうがいいこと」として、「住宅ローン組む」「クレジットカード作る」「産育休取る」「保活」とかが挙げられますが、私はそれらはもう経験済みだったので、特にやっとくことないよな、ってナメてました正直。

みんなたちは、「急がないが、必要が生じたら出費ダメージがじわる」系の医療行為、たとえば「虫歯治療」「アレルギー検査」なんかは、ちゃんと会社員の保険証でやっとこうな!

年末調整は、好きですか?

今回も相変わらず前置きエピソードが冗長でしたね。

というわけで、会社員を辞めて3か月が経過しましたが、アルバイト契約でお引き受けしている案件が1つあるため、年末調整をやらなければならないという事実が発覚いたしました。

年末調整。
年末&調整…
社会人にとって、なんて気の重くなる響きでしょうか。そもそも「年末調整」って、それ自体は何の意味も持っていない単語ですよね。「年末」に「調整」する。

「・・・は? 何を?? 調整??? するのだ????」

いや知ってるけど。

これ、Twitterでも以前つぶやいていたのですが(誰かのつぶやきを見かけて圧倒的に同調した記憶があるんだけど)基本的に申告によって「出ていったお金が戻ってくる」システムなので、機会があるならやったほうが断然いいし、何ならクリスマスやお正月ぐらい嬉しい年末年始イベントのはずなんですよ。保険金キャッシュバックシステムなんですよ。

ところがどうでしょう、あの極悪な用紙は。もう、毎年受け取っただけでテンションが下がります。あの異様に細かい文字に、難解な専門用語が当たり前のような顔して並ぶ。小さい記入欄。はっきりいってユーザーインターフェイスとしては最悪の部類に入るシートだと思います。

しかし前の会社に在籍していたとき、年末調整大革命を体験しました。
確か2019年頃から、紙からWeb入力になったのです。そういうとこ、(正確には今回この件で)さすがIT系企業だなと思った次第です。

いわゆるSaaSというやつですね。スマホからアンケート形式で進められて、びっくりするほど便利でした。
どこのサービスだったかは忘れてしまいましたが、おそらくこういいうやつです。

しかしまだまだ書類提出という会社のほうが多いでしょう。

確定申告は、好きですか?

ちなみに自営業やフリーランスのみなさん、確定申告はどうですか? お好きですか? まあ、あんまり「好き」という人の話は聞いたことがないですね。

ところで「確定申告」って何ですか?

確定申告。
確定&申告…

「・・・何を? 確定して?? 何のために申告するのだ???」

いや知ってるけど(既視感)。

この、「年末調整」にしろ「確定申告」にしろ、「何のために必要な手続きか」という目的の部分がごっそり抜けたまま多数の人が飲み込んでいる、ある意味日本の労働市場を象徴するような、すごい単語なんですよね。

「何のためにやるか」の部分が弱い呼称のもと、データを処理するほうの視点・都合で作られた入力形式を強いていて、なおかつ長年にわたり根本的なアップデートされないまま今に至っている。
うーん、日本的~!

私はWebで完結できるのでどちらかというと確定申告のほうが好きなんですけども(とはいえ、先の年末調整クラウドソフトと較べると、いかにも行政の発想で作られたUX研究不足のUI、に私には見える)、「働き手に戻ってくるほうはいつまでも手作業がベースで使い勝手は超絶ややこしくて」「働き手から取り立てるほうが使い勝手が多少マシ」という、ジャパンの神髄見たり、というような対比になっているので、意識をしたことがない人も、ぜひそういう目で見ていくきっかけにしてほしいと思い、この記事を書いてみました。

とりあえず、「年末調整」「確定申告」は名前を変えたほうがいい。横文字でもいいからしっくりくるのを誰か提案してほしいな。

プランナーを自称する者として、私も考えてみます【大喜利フラグ】。


おしまい。

カバー写真 / 街で「ちょっといいいな」と思った風景(2021)

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