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シーティングの研修会に参加!

地域を明るくするリハビリテーション専門職の会 大和の岡原です。
当会は、市民活動団体として地域を明るくすることを目的に活動しています。

2022年度現在で私は臨床7年目です。
まだまだ知識不足、技術不足であることを常日頃実感しています。
なので定期的に理学療法士に関する研修会に参加しています。

また登録理学療法士や認定理学療法士といった資格の更新のためにもポイントが必要です。

今回は車いすの構造や、クッション、シーティングについて講義を受けてきました。

研修会の概要

✓主 催:神奈川県理学療法士会 環境支援係
✓研修会:明日から使える環境調整スキル シーティング編
✓概 要:生活環境支援のスキルアップを図るシリーズ。車いすの構造や、クッション、シーティングについて講義を行います。
✓会場名:Web開催

シーティングって何?

高齢者ケアにおけるシーティングとは、「体幹機能や座位保持機能が低下した高齢者が、個々の望む活動や参加を実現し、自立を促すために、椅子や車椅子等に快適に座るための支援であり、その支援を通して、高齢者の尊厳ある自立した生活の保障を目指すもの」である。

現場で働いていると、『シーティングって何かわからない』『シーティングをどのように行うのか』等悩むことはありますよね。

なぜシーティングを実施するのか

ベッド上で過ごす時間が増えることにより、筋萎縮、関節拘縮、骨萎縮、心肺機能の低下、意識障害といった廃用症候群のリスクが高まります。

シーティングを実施し、本人にとって快適な座位姿勢がとれるよう支援することで、「廃用症候群の予防」、 「意欲の向上」 、「生活の質(QOL)の向上」が実現し、「その人らしい自立した生活の確立」に寄与することが期待できます。
なのでシーティングはとても重要です。

アセスメント

適切なシーティングを実施するには、適切なアセスメントが必要です。

✓臥床の姿勢(仰向きはできるか、横向き寝をしているか)
✓普段どれくらいの時間座っているか、離床時間といった高齢者の生活
✓どんな時そわそわしたり、立ちあがったりするのか
✓車椅子に移乗するとき、どの程度の手助けが必要か、自分で操作できるか
✓椅子や車いす、幅、テーブルの高さは本人に合っているか

これらをしっかりアセスメントすることが大切です。

ポイント

そして一つ大切なポイントは、複数の職員や多職種の視点で記載することで
す。
それにより、観察の視点が補強されます。
また、複数の専門的な視点から、本人のニーズに沿ったシーティングが行えているかの確認が可能です。
必要な情報の抜け漏れを防止にもなります。

私、理学療法士は患者様を24時間ずっと見ているだけではありません。
シーティングに限ったことではないですが、理学療法士だけでは限界があるので多職種連携は重要ですね。

これら学んだことを臨床に活かしていきたいと思います💪


引用:令和2年度厚生労働省老人保健健康増進等事業「高齢者の適切なケアとシーティングに関する手引き」

https://www.mhlw.go.jp/content/12304250/000944040.pdf


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