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肩関節障害に対する理学療法の研修会に参加しました!

地域を明るくするリハビリテーション専門職の会 大和の岡原です。
当会は、市民活動団体として地域を明るくすることを目的に活動しています。

2022年度現在で私は臨床7年目の理学療法士です。
まだまだ知識不足、技術不足であることを常日頃実感しています。
なので定期的に理学療法士に関する研修会に参加しています。

また登録理学療法士や認定理学療法士といった資格の更新のためにもポイントが必要です。

今回は肩関節障害に対する理学療法の研修に参加してきました。

学会の概要

✓研修:肩関節障害に対する理学療法~凍結肩と拘縮肩の新たな定義,関節可動域障害に対する評価とアプローチ~
✓講師:西川 仁史 先生
✓概要:
肩関節周囲炎は、痛みと拘縮による機能障害を呈した病態の総称であるが、明らかな外傷の既往や腱板炎などの他の肩関節疾患が鑑別されたいわゆる五十肩や拘縮肩、凍結肩の病態が実状であろう。
「拘縮肩と凍結肩: 定義および適正な学術用語」について、第47回日本肩関節学会(2020年度10月)で、同学会学術委員会から報告されたので紹介する。
また、炎症期(疼痛期)、拘縮期、緩解期(回復期)の3病期の特徴を整理し、解剖学的視点をもとに評価・治療のポイントについて述べる。
✓日時:令和5年2月10日(金)19時~20時30分
✓会場:Web開催

1st/2nd/3rdのポジション

研修では色々なことを学びましたが、今回は1st/2nd/3rdのポジションについて復習しようと思います。
ポジションを変えることで肩関節の組織を分けて評価することができるのです。

1stポジション

1stポジションは「下垂位」にあたるので、上方組織が伸張されます。
また1stポジションでの外旋/内旋はそれぞれ前上方組織/後上方組織が伸張されます。
つまり、上方組織の十分は伸張性が確保されていないと「下垂位」をとることができないので、安静時から肩関節周囲筋は緊張してしまい、安静時痛や夜間時痛に繋がることがあります。

2ndポジション

2ndポジションは「外転90°」にあたるので、下方組織が伸張されます。また2ndポジションでの外旋/内旋はそれぞれ前下方/後下方組織が伸張されます。
外旋内旋でそれぞれの組織が伸張されますが、根本的に下方組織の十分は伸張性が確保されていないと、外旋内旋どちらも制限されてしまいますので、まずは大きな区画で制限因子を見つける必要があります。

3rdのポジション

3rdポジションは2ndポジションから水平屈曲している肢位になるので、より後方組織が伸張されます。
3rdポジションでの内旋で後下方組織の制限を強く受けます。
つまり2ndポジションの外旋では前下方組織が制限になります。

まとめ

▶︎1stポジション
外旋:前上方組織が制限因子になりやすい。
内旋:後上方組織が制限因子になりやすい。

▶︎2ndポジション
外旋:前下方組織が制限因子になりやすい。
内旋:後下方組織が制限因子になりやすい。

▶︎3rdポジション
外旋:2ndと同じ。
内旋:2ndと同じ。2ndよりも後方組織の制限を強く受ける。


今年度残り少ないですが、色々と興味がある研修を受けると決めたのでもう少しだけ頑張っていきたいと思います💪


引用:


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