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瑞草的

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瑞々しい草のように
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2022年4月の記事一覧

芭蕉について、語り残したいくつかのこと。旅について。

芭蕉について、語り残したいくつかのこと。旅について。

旅において、現実と夢幻が交錯すると僕は書いたが、魂にとって、現実と夢幻との区別などないのではないか。

この夢幻という言葉をもっとわかりやすく、イメージと言い換えてみよう。人は現実から、何らかのイメージを抱くことがある。桜を見て、これから始まる新生活に期待感をあらたにする人もいるだろうし、昔を思い出し、切ない気持ちになる人もいるだろう。

現実→イメージ

これとは逆に、イメージを持って現実を見る

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四月は僕たちの——

四月は僕たちの——

4月1日の朝は雨。戻ってきた町には雪がなくて、そろそろ春か、なんて気持ちになりかけていたところ、寝て起きるとそんな幻を塗り替えるようにうっすらと雪の積もった朝に迎えられました。それとも、もう雪がないなんて思った僕の方が幻だったかのように。

というわけで、無事大町に戻ってくることができました。仕事も再び始まりますが、今は束の間の小休止。さて、帰ってきてまずやることといえば、

そう。これですよね。

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