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「正解は無い」という唯一の正解

最近は暇を持て余しているので、哲学的思考実験をまとめた本をちまちま読んでいる。代表なものでいうと、トロッコ問題が有名だろうか。(線路の先に居る5人を見殺しにするか、自分の意志でレバーを切り替えて1人を殺す選択をするか、というやつ)

前書きにも書かれているが、これらの思考実験には「正解」がない。
そこが面白いというか、考えさせられるというか、頭の中が「じゃあ、どうしたらいいのだろう」とか、「私だったらこう思うかな」という思考でいっぱいになり、脳みそがフル回転するような心地良い充実感を得ることができる。

いい意味で完璧主義というか、黒白思考を打ち壊してくれるので、そういうので悩んでる人にはおススメかもしれない。とはいえ、思考の海から帰ってこれない可能性もあるので、INFJにとっては取り扱い注意。

この本を読んでいると、「人生には正解なんて存在しないんだなあ」とつくづく思う。いや、「『正解はない』という唯一の正解があるのでは」なんて、哲学者気取りな考えも出てくる。

人生に明確な正解はない、ということは明確な間違いもないのではないか。
(社会においては法を犯すことは明確な間違いとされているけど)
正解もないし、ゴールもよく分からないのに、自分で選択をし続けなければいけないのはしんどい。でも間違いも無いんだから、好きに生きていいんじゃないかとも思う。正解が無いからこそ人生は楽しいのかもしれない。

仕事もせずこんな事ばっかり考えて、暇な奴だなあと自分でも思う。
哲学は暇人の学問と言われても仕方ないような気もするけど、でも同時にとても心惹かれるのも確かなのである。


梨女(@xxnashimexx)



ありがとうございます。 ちょっといいご飯を食べたいと思います。