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まだ決まってない!!!オニキスちゃん可愛い!それだけしかわからん……
失敗した。こんな事初めてだ。
殺そうとしていたターゲットの女は未だピンピンしている。傷一つ付けられなかった。
「っ……かはッ……殺すなら、さっさとッ……」
せめて殺される前に顔くらい拝んでやろうとすると、強く地面に押し付けられた。後頭部を掴む手はデカくて重い男の手で、ギチギチと締められた関節が嫌な痛み方をしている。
「これはコチラで処分しておきます、お嬢様」
終わり、だ。俺は人を殺しすぎたし、それ
相席(後でかっこいいタイトルに変えます)
「相席、いいですよね」
日曜昼下がりのカフェテラスは当然のように満席で、ガヤガヤとうるさかった。相席を頼むのは適当な女性とでも別によかったが、知っている顔を見つけたので声をかけた。
沈黙。俺が声を掛けたことに気付いて、ゆっくり目が合う。このうるさい場所でも、この人の周りはなんとなく冷えて静かだ。
ユーク・アルヴェーンはつまりそういう類の人間だ、という事は過去、いくつかの経験で把握している。
「……
庭/これからの話(2019クリスマス)
どうするんだ、とジェイドは問うた。広い庭はザクセンの手によって少しづつ整えられつつあった。業者を入れることもなく進められていく作業が進むにつれて、庭はかつての調和を取り戻していく。お前の銅像でも立てるか、とかつて冗談めかして言ったザクセンはなんともなしに答えた。
「ん?まぁ……趣味、なんだよねこういうのが」
こいつに趣味、と呼べるようなモノがあったのかと少し驚いたジェイドに気付いたザクセンは苦笑し