死を心待ちに生きる。誰が何と言おうと、これが私の生き方だ。
自分が死ぬとしたら、それがいつであるかはさておき、きっと母と同じ大腸がんか、他の大病が原因の可能性が極めて高いんだろうな、と、中学生くらいからだろうか、そんなことを漠然と思いながら生きてきた。
だからこそ、あえて、健康診断も人間ドックも受けず、「20代になったら1年に1回は検査を受けるのがベター」と医師から言われた大腸の内視鏡検査も一度も受けず、隔年で届く子宮頸がんのワクチン無料接種の案内は封も開けずにゴミ箱に投げ捨てている。
何かの病になって、自覚症状が出始めてもある程