今出来ることだけ、少しずつ
体調の整わない、曇り日の日曜。
今年卸したマーチン。
そのケアクリームを、隣街まで思い切って繰り出しては、手に入れた。
革靴ケア用品も一通り揃えて、大切に履いていくと決めたそのマイマーチンを磨いたりした日。
外に出たくないと思う私を、外に出してくれようとする、今1番頼りになる存在。
人生初の憧れのブーツ。
外に出たくないと思ったら、靴や服を新調すべき。
きっと、少しでも外に出たいと思えるはずだから。
地元の酒屋でハートランドの大瓶を買って、好きなバンドの映像化を流しながら、この1460を履き潰した未来の自分を想像しながら、一心に手入れする。
「心が乱れたら、部屋を片付けろ、窓と靴を磨け」という教えは、どうやら本当らしい。
少し、心が軽くなった。
大学1・2年次に研究していた井上靖の「雷雨」が久しぶりに読みたくて、少し大きめの本屋にも足を伸ばした。
明日は、もう少し遠くまで、外に出てみよう。
出来ることを一つでも増やしていく。
一歩ずつ。
時には後ろに下がってしまってもいい。
でも、一歩ずつ、前に。
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