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国民的vs国民的という名のチェスボードの上で~Mrs. GREEN APPLE×乃木坂46 in 横浜アリーナ・完全ライブレポ~
音楽とは、勝ち負けのないゲームだ。
こういう言葉を、誰かは忘れてしまったが、何処かで聞いたことがある。
音楽的な話に結び付けるとするのなら、「対バン」という言葉がある。○○対◇◇のように、ひとつの対決のような形で、数組が同じステージで共演するというものだ。
案外、その「対バン」で共演するアーティストは、対決するかのように、ひとつの「勝ち負け」を定めるかのように、ライブを展開することも多い。は
そのとき、何が“響いた”のか 〜ゆず Kアリーナ横浜こけら落とし公演3days 完全分析〜
これを超える日が来なくていい。
こんなことを思ったのは、きっと人生で初めてだった。
このブログを書き始めた2023年10月某日の話。
その原因は、月頭の横浜にあった。
9月29日(金)から10月1日(日)の3日間、とあるライブを観に行くために、私は横浜に滞在していた。思えば、ライブを3日連続で観に行くのは2年ぶりのことだった。が、その勝手は全く違う。前回は、同じ演目を3日連続で観に行くという
想い続けた時間軸の総まとめ ~ゆず FC限定ライブ in 身曾岐神社 完全ライブレポ~
「これって、何の“後夜祭”だったっけ…?」
ライブが終わって、帰路の車の運転中に浮かんだ思いは、そんなことだった。ライブが始まる前までは、ここにいた人みんなが「先週まで続いたアリーナツアーの後夜祭だ!」とか思っていたはずだ。しかし、ライブが終わって、中央道を走っている最中に感じたものは、そんな気持ちとは少し離れた感想だった。
結論を先に述べれば、これは「2020年以降の活動に対する総まとめ=後
ロックスターの凱旋公演を観たって話 〜マカロニえんぴつ ツアー2022 山梨公演を観て〜
⚠️この投稿では、本公演で披露された楽曲・MCについて触れた記載があります。これからライブに行かれる方でネタバレを避けたい方は、閲覧を控えることをオススメ致します⚠️
2012年春
山梨県のとある街に、音楽で生きていこうと決めた男がいた。かつて野球少年だったその男は中学生のときにギターに出逢い、音楽を志すようになった。
同年、音楽大学で出会った友達と組んだバンドは、少しずつ人気に火をつけてい
ライブバンドの、ライブハウスでの、新しいツアーの話 〜ネタバレ無し!sumikaツアー2021 仙台公演を観て〜
最後にこのnoteを更新したのは、2021年10月の藤井風のライブの時だった。あの時は、どうその瞬間を鮮明に刻みたくて、必死にブログを書いていたような記憶がある。
普段だったら、じっくりと時間をかけて、これでいいかなと思えるくらいにまで熟考して、noteを仕上げようとしている。しかし、この2ヶ月はそうすることが叶わなかった。私の怠慢だ、悔しい。
だから、今日のライブのことを今すぐにでも書き記そ
新たな時代の風が吹いた日 〜藤井風アリーナツアー2021を観て (セトリ記載あり)〜
⚠️⚠️⚠️今回のライブレポはセトリの記載が含まれています。これからの公演に行かれる方で、ネタバレを避けたい方は読むのを控えておくことをお勧めいたします⚠️⚠️⚠️
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日本の音楽シーンにおいて、新たな時代を作り上げたアーティストは、なんかどこか不思議な空気感を帯びている気がする。
私が過去に行ったライブだと、2018年の宇多田ヒカルを観に行った際に感じ
もう一度、謳いに行く。 ~「YUZU TOUR 2021 謳おう」ツアー初日・完全ライブレポ~
2021年9月11日 パシフィコ横浜 国立大ホール
この日、ライブの終盤で北川悠仁(Vo/Gt)は、今回のツアーをこのように語っていた。
「100%の正解なんてないと思います。でも僕は、このツアーをやって正解だったと思う。みんなの前で音楽を届けること、それは当たり前のことではないと思います。目の前にある頭とマスクの間の目を見ていたら、声は聞こえないけど伝わるものがありました」
この言葉を話す
2年1か月ぶりの再会、その涙の理由は? ~ネタバレなし!ゆずツアー2021初日を観て~
⚠️今回のレポでは、セットリストや演出に関する記載は控えてあります。途中のMCに関して、少し触れる形でレポを展開していきます。あらかじめ、ご了承ください!⚠️
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最後の1曲に差し掛かったとき、リーダー・北川悠仁(Vo/Gt)は、気持ちを落ち着かせるように、そして一言一言を置きに行くように、こんなことを話し始めた。
「このライブをこんな時期にやるべき
再会のツアーで“見っけ”たものは? 〜スピッツ ツアー2021 名古屋公演を観て〜
2021年6月30日(水) 名古屋にて
私にとって、1年半ぶりのスピッツのライブの日がやってきた。
楽しみにしていた、、、という言葉じゃ生ぬるいくらいに、この日は朝からテンションが高かった。移動の時間も確認しながら、食べることも着替えることも儘ならないほど、その日が楽しみだった。
この日に至るまでのこと... はショートカットして、観た感想を、簡単な感じだけど、まとめていきたいな、と思う。
在りし"MIKKE"に思いを馳せて...
来る2021年6月30日(水)。
私は名古屋・日本ガイシホールにて、
約1年半ぶりにスピッツのライブを観に行く。
「SPITZ JAMBOREE TOUR 2021 "NEW MIKKE"」と題されたツアーは、横浜・ぴあアリーナMMを皮切りに全国8都市・計16公演を巡るアリーナツアーとなっている。
ただ、そのライブを観に行くにあたり、
叶わなかった夢がある。
それは、2020年のホールツア
僕が観た春フェスの真実 〜JAPAN JAM 2021 2日目に参戦して〜
夕陽が見えそうな17:10頃。
メインステージでのアクトの前に、このフェスのスタッフのひとりが、マイクを持って観客にこのようなことを話し始めた。
「朝の報道を観た方もいるかと思いますが、"モーニングショー"でこのフェスのことが報道されました。ただただ悲しかったです。1万人いるうちの僅か数人の行動だけを取り上げて、こんなことを言うのかと。フェスを吊し上げて、好き勝手言われてしまうのかと。その結果な
音楽は心のワクチンだ 〜2年ぶり開催!VIVA LA ROCK 2021 初日に参戦して〜
今の日本は、何かを待ち望んで生きている人が多いように思う。典型的な例を言えば、今年の夏の東京オリパラなんかわかりやすいだろう。久々の自国開催というものは、日本にとって待ち望んでいた瞬間そのものであったはずだ(全体的に待ち望んでる母体数がどうなのかわからないけど)。
それは、音楽的なものにも言える話だ。
昨年は、多くのライブ・イベントが中止になってしまった。その振替やら対応策として、オンラインラ
映画のような話、ライブハウス・アクトシティ浜松より 〜マカロニえんぴつ ツアー2021にて〜
どーも!!毎度おなじみの #Shiba的ライブレポ でございます!!
このレポ、約7,000字記載しております。
いつもよりは、ちょっと短いレコメンドになるのですが、その分濃いものが仕上がったのかな、と思っています。よかったら、最後まで覗いてみてください!!
遅くなりましたが、noteを開いてくださり、ありがとうございます!これから始まる新たな音楽の旅に、少しだけお付き合い願えたらと思います。