ワオ

ロックはまだ息してると信じてる大学生

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みんな、おれの臭い書き物にスキしてくれてあんがとね

    • まるで俺が

      まるで俺がバカみたいじゃないか。 そんなことを言われると。 そんなことを言われると、まるで俺が可哀想じゃないか。なんでわかりきってることを言うんだ。なんで割り切っていることを言うんだ。 そんなことを言われると、まるで俺が間抜けみたいじゃないか。なんでそんなふうに言うんだ。なんでそんなふうに言われなきゃいけないんだ。 俺だって、朝が弱くて。単位が人並みに取れてなくて。鼻が低くて。格好悪くて。人に頼って。元カノに振られ。その元カノは風俗嬢になって。好きだった女の子の恋愛相談

      • みんなに会えて

        今日は後期が始まった。 すごい速さで夏は過ぎ去った。 僕は昨晩のウォッカの飲み過ぎで少しうだつは上がらないが、中央線のオレンジが神田川によく映える風が吹いていた。 まだ東京都心は30度と真夏日が多いが、僕はユニクロで買ったカーキーのウィンドブレーカーを羽織っていた。楽器街にハードロックが流れている。僕はThe Smashing Pumpkinsを耳に突っ込んだ。午前11時半。 パンプキンスは今年の冬に聞き出した。あいつはパンプキンスは気に入らなかった。僕はそんなあいつが気

        • 秋だ!

          「すごい速さで夏は過ぎたが ラララララララ 熱が胸に騒ぐ」 2024年夏、TikTokでこの音源を使い、飛び跳ねながら回転する、いわゆる『回転界隈』が流行った。去年からandymoriを知っていた俺は世間に名曲がバレる!とやきもきしていたが、最近はあまり見ない。本当にすごい速さで夏は過ぎ去ってしまったのだろうか。 8月下旬。ユニクロの店頭に並ぶオータムシーズンにまだ早ぇよと冷笑していたのに懐かしさすら覚える今日まで何をしていただろうか。ユニクロは嗤っている。「冬も近いよう」

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        • カス詩
          5本
        • バカエッセイ
          6本
        • アホ小説
          2本

        記事

          物書きになろうと思っている

          小学生の頃、僕は漠然と「将来、獣医師になりたい」と話していた。何か物を助け、それが間接的にでも、人を助ける。『人の命を助けたい』なんて崇高なことは言わない。動物好きだし。ただ好きな動物と触れ合えて、動物の健康を保つことで喜んでくれる人がいる。それの喜びを感じれたら素敵だと考えていた。 小学校の頃、僕は夏休みの宿題である読書感想文にて区のコンクールに入賞したことがある。父親と別居して母と母方の祖父母と暮らしていた僕は、その日帰ってきて一番に祖母に「0点を取った」と冗談を吐いて

          物書きになろうと思っている

          Mr.タスク

          ※ネタバレあります Mr.タスクを観た。 最高のサイコスリラーだった。 あらすじ サイコスリラーは高校から好きで「プライムビデオ」でよく観てた。それでもこんなに最高なのは初めてだ!『ミッドサマー』『プラットフォーム』『シャイニング』これらとは全く別の恐怖を描いた映画だった。 【以下ネタバレ】 序盤ではポッドキャストのネタのためにパブで見つけたチラシを元にハワードに会いに行くウォレスの"何かが起こりそう"と思わせる描写が小気味いいほど怪しく、自分の中の根本的恐怖に迫る

          Re:union

          oasisが再結成。 好きになった頃にはもう解散していた。もう2度と見ることがないかと思っていた。 Rock’n Roll Starを聴いて明治通りを走った。 Acuiesceを聴いて駒込の坂の上でタバコを吸った。 Champagne Supernovaを聴いて離陸して那覇の光を見下ろした。 歪ませたフルアコの音とリアムのややしゃがれた声は何よりも優しく力強かった。 ロックスター。俺はこれに憧れて睨みつけた。 再結成した今日。 3日経った今もまだ熱は冷めない。oasis

          話し言葉を 瞼の裏に寄せる 皺の寄ったところに 水は溜まる 明治通りは 今日も半分浸かっている 碌でもない日々に蓋をすれば憂鬱 ロックンロールを聞いたって 神にはなれない 散らばっていった どうしようもない自己を かき集める また中央に寄せて 暗がりに放り投げる 松明は赫赫と この日々に火をつける 革命の朝は早い 明星を東に見る前に 存在証明の旗を立てる 配給のガスマスク 機関銃 ロープワークに己の生命線を結びつける 量産された人類の 乗り越えなければならない壁を仰いで ある

          窓際のラストボーイ

          夏になるとこの日の長さに取り残されてしまいそうで不安になる。夜は僕を残して音もなく太陽を食う。僕は永遠にこの黄昏に取り残される。カラスがいつまでも鳴いている。君は泣いている。その交差点でいつまでも泣いている。猛スピードの車が君の影を隠す。絶望的に電柱の影が濃くなる。今晩の食材がはみ出したレジ袋を持つ手に汗が滲む。杖をついた老夫妻。赤黒く、そして茶色い肌は戦火の熱をまだ描いている。 こうなるはずではなかった。 夜、なぜ僕を置いていった。 集団にそぐわなかった。人流はまた逆へ

          窓際のラストボーイ

          無題

          言葉がたまに頭に浮かぶ。 いつまでも鳴り止まないノイズが覚えないといけない単語ややるべき事のリマインドを隠して荒れた川のように流れる。そこでふわふわ浮かぶどうでもよい、一生のうちに考えなくてもいいような考え事が流れる。その考え事の中で出てきた答えを拾って大事にしまっている。 大事にしまっている。

          MOROHAの米という曲。 今すっごい共感できます。 いつまでも続くようなひもじい生活と誰にも目を向けられないような作品。ただ、根性だけで乗り切る決意。その決意は俺には強すぎて俺は負けてしまうんですよ。ただ、元気になれます。ありがとうMOROHA。 米、くいます。峯田和伸によれば「我々、日本人は米しか食わねぇーぞ」と仰ります。 小銭掴んで掴み取る明日。米食って殺しに行くテメェら。ぜってーに負けたくねぇし曲げたくねぇ。俺もやなことはやだって言えるようになりたい。 1ヶ月

          午前2時に腹が減る

          今、腹減った 光合成は、できない ものが減る ものは循環するというが サイクルが長すぎる この世のものが全部 俺のものだったらいいのに 使いきれないほどの 金と飯と時間と空間 金もいらねぇか ものが減るから人が嫌いで 減りはしないから人が好き どんなにゼイタクな事だろう 減るものなんて一つもないのに ロクでもない歌作ってみる これなら一生歌える 一生歌っていきたいな 一生歌って生きたいな

          午前2時に腹が減る

          焦るっ!

          久々にSoundCloudにファイルをアップロードした。今日は大学の創立記念だったので暇を持て余して新しいプロジェクトに手をつけた。SNSを見ているとみんなディズニーやら飲みやら。楽しそうだねぇーっ。 俺は先週から微熱と頭痛で外出なんてできませんよっと。 タイトルは「西日っ、俺を刺す」。ギターをいじってたらいいリフが浮かんだので、前に中途半端に取り掛かった物より早く形にした。 この"西日っ、俺を刺す"というフレーズ。春から体を壊すことが多くなり、バイトと学校をよく休むようにな

          焦るっ!

          自由の奴隷

          俺には中学の頃恋人がいた。家が近くって一緒によく学校から帰っていた。 別に何をするわけでもなかったが、交換日記をしたり、プリクラ撮ったり、むずがゆい気持ちになったり楽しかった。 付き合っては別れて付き合っては別れて、それぞれの高校に進学した。それから大学に入り、彼女は短大に入った。それからも仲良くしていた。 だがある日、彼女に彼氏ができて音信不通になった。 ずっと心配していた。友達も音信不通のようだった。 ある日、彼女の地元の女友達と話す機会があった。どうやら彼氏の束縛が強

          自由の奴隷

          犯罪者

          法律に限らず 俺たち罪犯してんね。最低だね。 この罪悪感はなんだろうね。最低だね。 あー空っぽだ、死にてぇー。殺してくれ俺を。 お前の手が汚れるだろう。俺の手はもう真っ赤なんだよな。一緒だな。手を繋ごう。そのまま服も汚れてるから脱ごう。そのままキスしちゃおう。ぐちゃぐちゃになって溶け合ったそのドロドロの色は何色だよ。そこに溶けなかった固形物のやつが本当の罪だよ。 食べちゃいけないものは食べたくなるんだよ。きっと俺もそうするよ。 食べちゃったね。気持ち悪いね。最低だね。

          今日はなんだか

          今日はなんだかだるいので バイトなんかに行きたくない 友達が船橋にいて 奢ってやると言ったので ラーメン奢られやってきた 3年ぶりの船橋駅 あそこの煙草屋もうちょっと でかい気がした気のせいか なーんかちょっとかったるい ラーメン食ったら眠くなる バイトに欠勤連絡し 喫茶店にやってきた フロート啜りにやってきた 2人はタバコに火をつけて 最近どうなん調子はどうだ とか言ってるからもう日はくれて なーんもしない月曜日 明日は学校月曜日 あーは

          今日はなんだか