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◆気がついたらスキをつけていた「逆噴射小説大賞2023」作品まとめ02◆

 おれだ。溜まったのでやる。開始から1週間で、すでに100発近い銃弾が発射されている。前回は10日で100近くだったので去年を上回るペースだ。初めて参加するやつらも結構おりすごいが、今回はなんか常連ばかりを選んでしまったな。今年も2発しか撃てないので1発にカラテを凝縮し、よく狙って撃て。おれも1発目を撃った。そろそろ2発目もやらねばなるまい。読んで感想行為するのもプラクティスのうちだ。おまえもやれ。

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◆灰◆

一発目。Re:End

 百合だ。エロスとタナトスが渦を巻き、耽美な死が華々しく踊っている。死者の灰を飲む彼女は、誰と綺麗な終わりを迎えるのか。関係性を感じる。

◆斧◆

二発目。八崎は血となり灰となり

 歌舞伎町の路地での殺し合い。一方は手斧、もうひとりは……こいつはただごとではなさそうだ。ぽんぽんぽんと知らない情報が投げられて来るが、いちいち説明されるより、謎のまま進む方が興味を惹かれるな。

◆豚◆

三発目。ひとんかつ

 ラジオから猟奇的な事件のニュースが流れる中、淡々ととんかつが調理されている。それは果たして豚なのか、はたまた非豚なのか。なんだか猛烈に嫌な予感がするが……いただきます。これはこれでオチてる気がする。

◆賽◆

四発目。行動を決め、賽を振れ

 時は戦国、ところは京都。名高い川中島の合戦に秘められた謎とは。武田の武士が出会ったものとは。白河院も賽の目は思うままに出来なかったというが、何者かに賽は投げられて歴史は動く。ゲームを続けるかね?

◆血◆

五発目。おかえり。ただいま。

 家に帰ったらママがんでいた。殺したのはパパだ。きっと狂っていたのだろう。娘は事件を忘れ、人生を歩み出す……だが、アイサツされれば返さねばならない。「おかえり」と言われたら? じわりと怖さが滲む。

◆拳◆

六発目。死闘裁判 -Trial by Combat-

 検察と被告、両者が法廷で睨み合う。互いに法的論議を尽くし、それでも決着がつかないなら……己の正しさを決めるのは、あるのみ! トンチキな設定ながらもガチのカラテが飛び交い、勝負の駆け引きも加わってくる。さあ、次は控訴審だ。ラウンド2、ファイッ!

◆STREET◆

◆FIGHTER◆

 今は以上だ。また溜まったらやる。

【以上です】

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