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Webライターはオワコン? and mediaがオウンドメディア運用に関する調査結果を公開!:ニュース

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Webライティング大学校です!

近年、AIの登場によってWebライターはオワコンだと言われるケースも少なくありません。

Webライターの将来性について、不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。

そこで、最近のWebライターの需要を知るために、オウンドメディア運用の実情に関するニュースをピックアップしてご紹介します。

まずは、オウンドメディアの意味をおさらいしてから、ニュースの内容を解説します。Webライターの将来性を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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Webライターが記事を投稿するオウンドメディアとは?

三省堂国語辞典によると、オウンドメディアの意味は下記の通りです。

オウンドメディア〔owned media〕
組織自身が持つ情報発信の手段。
自社のパンフレットやウェブサイトなど。

引用:三省堂国語辞典 第八版【小型版】p171

企業案件でWebライターとして執筆した記事は、基本的にオウンドメディアに投稿されます。

オウンドメディアに投稿された記事がGoogleの検索結果で上位表示されると、検索者から企業のホームページにアクセスしてもらえるようになります

たとえば「○○(自由に思い浮かべてみてください) 資格」などで検索したとしましょう。資格に関する難易度や必要性、取得メリットなどを解説するお役立ち記事が表示され、検索者が企業のオウンドメディアにたどり着きます。

これからWebライターを目指す方であれば、興味があるジャンルのオウンドメディアを探して、掲載記事をチェックしてみましょう。

事前に確認しておけば、どのような記事を執筆すればよいのか、おおよそ把握できるはずです。

オウンドメディア運用に関する調査結果

2023年6月19日に掲載されたPR TIMESのニュースによると、オウンドメディア運用をサポートしているand mediaは、全国のオウンドメディア運用担当者100名にオウンドメディア運用に関する調査を行いました。

調査期間は2023年5月29日~2023年6月5日です。

ニュースをもとに、Webライターに関する調査結果に絞ってまとめてみます。

オウンドメディア運用で外部委託される業務

調査の質問に対する回答(複数回答可)によると、オウンドメディアの運用で外部委託されやすい業務は下記の通りでした。

第1位:キーワード選定(38人)
第2位:写真撮影(33人)
第3位:記事のライティング(28人)

オウンドメディアでは、記事のライティングが上位に食い込んでいます。結果によると、Webライターの需要は決して低いとは考えづらいです。

なお、記事の編集は0人でした。

私も長年Webライターを行ってきましたが、報酬が高い編集業務の案件はかなり見つけづらい印象です。おそらく、オウンドメディアの担当者も記事をチェック・編集するので、編集者に依頼すると確認工程が増え、コストがかさんでしまうからではないかと感じています。

結果を見る限り、Webライターではなく編集者のほうが需要は低いと分かりました。

オウンドメディア運用の継続意思

調査によると、担当者が将来的にオウンドメディア運用を継続するかどうかの方針は下記の通りです。

第1位:外注で継続したい(56%)
第2位:自社で継続したい(34%)
第3位:継続したいと思わない(10%)

半数以上のオウンドメディア運用担当者が外注で継続したいとの方針でいることが分かります。

外注で継続したい方が多い以上、引き続きクラウドソーシングを利用しているWebライターへの外注も検討されやすいでしょう。

オウンドメディア運用の課題

調査の質問(複数回答可)で判明したオウンドメディア運用の課題は下記の通りです。

第1位:PV数が伸びない(56%)
第2位:コンテンツ制作者の人手不足(40%)
第3位:コンテンツの品質を担保しづらい(38%)

まず、第2位と第3位に着目すると、コンテンツ制作者の人手不足とコンテンツの品質維持に課題があるようです。

Webライターは資格を持たなくても執筆業務に取り組めることから、クラウドソーシングを利用すれば人手はたくさん見つかります。

しかし、コンテンツ制作の報酬を下げれば、Webライターの業務に対するモチベーションが下がり、記事の品質が低くなるのは明らかです。記事の品質が悪くなれば、PV数も伸び悩むでしょう。

第1位・第2位・第3位の結果は、予算が限られていて優秀なWebライターを確保できないこともあらわしているのではないでしょうか。

将来性の高いWebライターになるためのポイント

オウンドメディア運用の実情からは、Webライターがオワコンというのは早計だと分かりました。

ただ、時代を見据えて準備しなければ、競争に敗れて仕事を失うWebライターも出てくるでしょう。

ここでは将来性の高いWebライターになるためのポイントを今回のニュースをもとに考察してみます。

ポイント1.Webライティングの業務範囲を広げる

ニュースによると、記事作成よりもキーワード選定と写真撮影業務に需要がありました。

したがって、キーワード選定と写真撮影の両方に対応できるWebライターであれば、オウンドメディア運用の担当者の需要を満たせる可能性が高くなります。

ほかにもWebライターが行える付随業務は、企画立案や構成作成、インタビュー、文字お越しなど、たくさんあります。

今後は、Webライティングの業務範囲を広げることも意識してみましょう。

ポイント2.社内ライターとしての働き方も検討する

今後、オウンドメディアのコンテンツ制作を自社で行う担当者が増えないとも限りません。その場合、クラウドソーシングを通した外注も減るでしょう。

ただ、外注が減ったとしてもコンテンツ制作(Webライティング)の業務がなくなるわけではありません。

その点をふまえると、企業の社内ライター(正社員)として働くキャリアも描いておいたほうがよいでしょう。

最近では、Webライターの転職エージェントも登場しています。

クラウドソーシングだけでなく、キャリア支援サービスの利用も視野に入れておくと安心です。

ポイント3.Webライティングの質を高める

オウンドメディアの担当者から仕事をもらえるように、Webライティングの質を高めることが大切です。

Webライティングの質に関してはさまざまな解釈がありますが、私が考える具体的なポイントをいくつか列挙してみます。

・誤字脱字や冗長な表現が少ない
・ユーザーが知りたいことを過不足なくまとめられる
・1次情報をもとに正確な内容を執筆できる
・競合にはない独自性で新たな価値を生み出せる
・著作権を侵害しない

ほかにもさまざまなポイントがあるほか、人によって基準が異なることもあります。

最終的にWebライティングの質は、オウンドメディアの要望に応えながら、読者に役立つ記事を追求していくことで、自然に高まっていきます

目の前のWebライティングを通して、質の高い記事の定義を自分の中で確立し、常にアップデートしていきましょう。

まとめ

今回は、オウンドメディア運用の実情に関するニュースから、将来性のあるWebライターになるためのポイントを解説しました。

オウンドメディア運用では、コンテンツ制作者の人手不足とコンテンツの品質維持が課題となっていることが分かりました。

コンテンツ制作の人手が不足している以上、Webライターとしての将来がオワコンというのは、早計ではないでしょうか。

ただ、コンテンツの品質を維持できるWebライターでなければ、オウンドメディア運用におけるニーズに応えられません。

結論として、これからWebライターとして活躍し続けるには、シンプルですがWebライティングの質を高めることが最重要です。

1つでも多くのオウンドメディアと関わり、Webライティングの質を追求していきましょう。


今回のニュース紹介は以上です。

またWebライターに関するニュースで気になる内容があれば取り上げてみます。

今後ともWebライティング大学校を何卒よろしくお願いいたします!



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参考:
【オウンドメディア運用に関するアンケート!】90%以上の担当者が「今後もオウンドメディア運用を継続していきたい」と回答!(and media株式会社)

ライティングフォース(and media株式会社)

メディアプレス(and media株式会社)



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