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しがない地方在住ライターの「印税事情」を大公開!

おはようございます、ひらっちです。今日も朝から寒いですねぇ~。でも、お昼ごろから急激に気温が上がり、明日にはなんと20度を超えるくらいまで温かくなるようです!4月半ばくらいの陽気になるんじゃないでしょうか?

今日は、朝から原稿を書いて、その後はカメラマンとして撮影に出かけます。とある企業で社員さんたちの写真を撮った後は、話題の観光スポットへ取材に出かける予定です。

世間はお休みかもしれませんが、いつも通り関係なく働いております。同じくお仕事だという皆さん、今日も1日頑張りましょう!!

<いつものように簡単な自己紹介です>

僕は、地方国立大学を卒業後、ブラック企業で営業マンを経験。その後、フリーランスのライターとして独立開業、さらに数年後、新規就農して農業をスタートさせ、2020年現在、好きな仕事を選びながら人生を謳歌する「ほぼセミリタイア生活」を実践しているアラフォーです。

このnoteでは、特に20・30代のビジネスパーソンの皆さんに、僕の経験に基づいた「人生を楽しく過ごすための技術」を提供し、少しでもたくさんの方に「幸せな毎日」を掴んで欲しいと考えています。どうかお付き合いください。

■人気ビジネス書の出版翻訳家も、なかなか大変なんですね…

あらためまして、ひらっちです。今日は「ライター&編集者の仕事」をテーマに書いてみたいと思います。

もうしばらく前になりますが、こんな本を書店で見つけて読みました。

このnoteをご覧いただいている方はご存じかもしれませんが、自己啓発本としていまだに売れ続けている『7つの習慣』。この本には続編が色々と出ていまして、その続編の方の翻訳を担当した方のその後の顛末を綴ったエッセイです。

エッセイというと牧歌的な雰囲気が漂いますが、近しい業界にいる僕からしたら「ドキュメンタリー」といった感じで、「明日は我が身」的な部分も多分にあり、出版業界で長年生き残っていくのは大変だなぁ~と改めて感じさせられた内容でした。ご興味のある方はぜひご一読を!

僕がこの本を手に取った最大の理由は、「出版翻訳家の仕事」に関心があったからです。ビジネス書に関わる機会もたまにありますが、海外のビジネス書の翻訳家さんと絡んだ経験は一切ないため、どんな仕事をしているのか、ギャランティ事情なども含めて興味があったからです。

私の妻はそれなりに英語が堪能で、以前は地元メーカーで通訳関係の仕事をしていた時期もあります。そんなこともあって「夫婦で出版翻訳なんて面白いかも?」と心のどこかで思っていたんですが、あの『7つの習慣』の続編を担当した出版翻訳家でも食っていくのは難しいと知り、「手を出さなくてよかった…」と思っている次第です。

…まあ、本の内容からすると、あちこちでトラブルを起こしているみたいなので、単にこの著者の方が「世渡り下手なだけ」という気も若干しなくはないですが(笑)

■実は僕も、印税生活をしています。それだけでは食えませんが…笑

ところで、僕も、この本の著者の方と同じように出版業界に長く身を置いておりまして、比べるほどではないかもしれませんが「印税生活」を送っております。

「印税生活」といっても、これ1本で飯が食えるわけではなく、厳密にいえば「印税(が毎年入ってくる)生活」といった方が正しいです。

さまざまなテーマで30冊ぐらい印税契約の著作を出版しておりまして、ここ10年ぐらいは、年間20~30万円ほどがコンスタントに印税収入として振り込まれています。「純粋な不労所得」なのでありがたい話ですね。

地方在住のしがないライター兼編集者・ひらっちの印税のほとんどは、過去の著作のうちの1冊がずっと売れ続けていることで発生しています。

この本、ちょっと形態が変わっておりまして、表向きは僕とは全く関係のない本になっています。全国展開している某スポーツクラブを監修者に立て、僕が中身を制作し、本の印税はすべて僕が手にするという契約になっています。

なぜこんなことができたのか?というと、そのスポーツクラブは、入会した会員さんへのテキストとして販売したいと考えていたため、僕が出版社と交渉し、割引価格で買い取れるようにしたという経緯があったからです。10%の印税を手にするよりも、2~3割の値段で出版社から仕入れ、定価で会員さんに販売した方が利益が上がる、とクラブ側は考えたわけですね。

しかも、一般の書店でも同時に販売されますから、クラブの宣伝になるというメリットもあります。一方、出版社としても、印税はどこに払おうが金額は同じですし、クラブ側から直接注文をもらえば、書店で大量に売れ残るリスクもありません。要するに「win-win-win」の関係が生まれているわけです。

■まとめ

いかがでしたでしょうか? 出版業界に身を置いていない方は「全く意味をなさない話題だ」とお感じかもしれませんが、以前に比べて出版のハードルは圧倒的に下がりました。ひとり出版社をすることもできますし、電子書籍の販売であればかなり手軽に出せる時代です。noteで情報商材を販売している方も結構いらっしゃるみたいですしね。

「名を取るのか、実を取るのか」。今日ご紹介したのは完全に後者ですね。あえて自分が前面に出るのを控え、ネームバリューのある企業や著名人とタイアップし、うまく「実を取る」。そんなビジネスのスキームを個人で作り上げると、息の長い「不労所得」を手にできるかもしれませんよ(^^♪

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