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フリーランスこそ身に付けておきたい「年金の知識」

おはようございます、ひらっちです。最近はだいぶ寒くなりましたね。今日も朝からオフィスで作業をしていますが、キーボードを叩く指先がちょっとかじかんでおります。もうじき12月がやってきますし、いよいよ冬本番といった感じでしょうかね。

<いつものように簡単な自己紹介です>

僕は、地方国立大学を卒業後、ブラック企業で営業マンを経験。その後、フリーランスのライターとして独立開業、さらに数年後、新規就農して農業をスタートさせ、2020年現在、好きな仕事を選びながら人生を謳歌する「ほぼセミリタイア生活」を実践しているアラフォーです。

このnoteでは、特に20・30代のビジネスパーソンの皆さんに、僕の経験に基づいた「人生を楽しく過ごすための技術」を提供し、少しでもたくさんの方に「幸せな毎日」を掴んで欲しいと考えています。どうかお付き合いください。

ちなみに現在、『マイナビ農業』で不定期連載中です。農業にご興味のある方はぜひこちらもご覧ください!

■あなたはちゃんと年金について知っていますか?

あらためまして、ひらっちです。今日は「フリーランス」「老後」「年金問題」あたりをテーマに書いてみたいと思います。

先日、本屋に立ち寄ったらこんな本を見つけました。

『知らないと損する年金の真実』という大江英樹さんが書かれた新書です。経済コラムニストとして様々なメディアで執筆されているので、お名前をご存知の方も結構いらっしゃるかもしれませんね。

年金2000万円問題の時には、メディアをかなり賑わせた年金のお話ですが、その後は新型コロナの感染拡大の影響もあり、めっきり話題に上る機会が減りました。

「あの時の熱は何だったんだろう?」という気がしなくもありませんが、結局、若者たちを中心に「年金はあてにならない→じゃあ自分で投資をしよう!」というムーブメントが起こり、NISAやiDecoに関心を持つ人が増えてという点でいえば、「おおむね良かったのかな」とは思います。投資に取りつかれて「逆に損した」という人も少なからずいると思うので、そういう人には「ご愁傷様」と言うほかありませんけど。。何事もちゃんと勉強は必要ですね。

そんなわけで、完全に熱が冷めた感のある年金の話題ですが、実は2022年は大きな変わり目の年だったりします。変更点は大きく3つかな?

・被用者保険の適用拡大→厚生年金に入れる人が増える!

・在職中の年金受給の在り方の見直し→60歳以降に働く場合、年金の受給に関して今までよりも有利な形に変更される!

・受給開始時期の選択の拡大→受給開始時期を75歳まで遅らせることができ、その場合は受給額が84%増加!

このあたりについて詳しく知りたい方は、今日ご紹介している本にも詳しく記載がありますし、ググってもらえばいろんな情報が出てくるはず。年金に関する結構大きな改正になるので、「老後が不安!」なんて人は一度調べておくといいかもしれません。特に3番目は大きなトピックかなと思います。

■年金問題は、本当はフリーランス・個人事業主の問題です。

このnoteでは、過去何度も「年金」について書いています。「ひらっち 年金」と検索してササッと出てきたものだけでも、こんな感じです。もし気になるものがあればご覧になってみてくださいね!

僕が、年金に関する勉強を日々怠らないのには理由があります。それは、いわゆる「老後2000万円問題」で本当に厳しい現実が待っているのは、サラリーマン家庭ではなく、フリーランス・個人事業主だからです。

僕の周りのフリーランスと話をしていると、「どうせ年金なんてあてにならないでしょ!」と言っている人が結構います。なかには「あんなもの払ってないよ!」と言う人もいたりして、そのたびに「もし売り上げが落ちて払えなかったら、免除の手続きだけでもやった方がいいよ」と言っています。

けれど、お金を話をすること自体あんまりいい顔をされないことが多くて。「守銭奴」とか「銭ゲバ」とか言われることもしばしばです。ま、事実なので全然気にしていませんが(笑)

先ほど紹介した大江英樹さんの本にも書いてありますが、年金制度は「民間の保険では決して真似のできない優れた保険」です。だから絶対に入っておいた方がいい。

自分の「不健康」に自信があり、絶対に早死にすると断言できる生涯独身の方であれば、払い損になる可能性が高いですが、保険というのは本来そういうもの。長生きするリスクが圧倒的に大きい現代において、終身で手厚くフォローしてくれる年金に入らないという選択は、どう考えたって非合理的です。

■まとめ

皆さんは、年金に関して正しく理解していると胸を張って言えますか? もしあなたがフリーランスや個人事業主で、「ちょっと自信ないかも…」と思うのであれば、ぜひ今回ご紹介した『知らないと損する年金の真実』を読んでみることをお勧めします。

本書では「若者は払い損なのか?」を実際に計算しているコーナーがあるのですが、ここでは、厚生年金保険料の会社負担分を除いてデータを算出しています。この辺りについては「会社負担分も実質自分が支払っているのと同じじゃない?」というスタンスの僕とは若干主張が異なりますが、1000円程度のお金で年金の実情を網羅的に理解できる良書だと思います。

ずっと会社員ならそれほど年金について勉強しなくても、老後の生活が破綻するようなことはほぼ起こらないと思います。ただ、フリーランスにとって「年金の知識は必須」といっても過言ではありません。確定申告の知識と同じぐらいマストで理解しておくべき制度です。投資の勉強よりも絶対にこちらが先です。

ちなみにこのnoteでは、過去にも「フリーランスの老後」をテーマに何度か記事を書いていますので、よかったらこちらもご覧くださいね。みんなでハッピーな老後を迎えられるように、今からしっかり準備していきましょう!


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