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【アプデ版】地方のフリーライターって、ぶっちゃけ食えてるの?

おはようございます。ひらっちです。もうさすがに仕事始めという方がほとんどでしょうかね? オミクロン株の感染が急拡大しています。皆さんも体調管理にはくれぐれもお気をつけくださいね。手洗い・マスク・よく食べてよく寝る。基本的な冬場の風邪対策は、コロナに関係なく大切ですよ!

2022年の今年は、完全にネタ切れということもありまして(笑)、2020年分を中心に過去の記事を再編集してお届けする記事を増やそうと思います。最新の情報を盛り込んだアップデート版として随時お届けしていきますので、初見の方も、そうでない方も、ぜひ楽しんでいただけたら幸いです!

<いつものように簡単な自己紹介です>

僕は、地方国立大学を卒業後、ブラック企業で営業マンを経験。その後、フリーランスのライターとして独立開業、さらに数年後、新規就農して農業をスタートさせ、2020年現在、好きな仕事を選びながら人生を謳歌する「ほぼセミリタイア生活」を実践しているアラフォーです。

このnoteでは、特に20・30代のビジネスパーソンの皆さんに、僕の経験に基づいた「人生を楽しく過ごすための技術」を提供し、少しでもたくさんの方に「幸せな毎日」を掴んで欲しいと考えています。どうかお付き合いください。

現在、『マイナビ農業』で不定期連載中! 農業にご興味のある方はぜひこちらもご覧ください! 

■調子のいいことばっか言ってんじゃねーよ!→確かに!(笑)

あらためまして、ひらっちです。今日は「地方在住フリーランターの実情」について書いてみたいと思います。

以前、このnoteの読者さんからこんなコメントをいただきました。

フリーライターで食えなくて、時間に自由がきいて執筆業に支障がない自営業として農業を選びました。を100倍くらいに膨らます技術がライター業なんだなって思いました。

お忙しい中、わざわざ僕のnoteをご覧いただき、コメントまで寄せていただいて本当にありがとうございます!

ただ、ごめんなさい。僕の読解力が乏しくて、コメントの真意がよく分からないのですが、おそらくこんな意味だろうと僕なりに理解しています。

「本当はそんなに儲かってねえのに、ウソついて調子のいいことばっか言ってんじゃねーよ! バカじゃねーの? オレは騙されねーぞ!」

多分こんな感じかなぁ~と思いますが、さて、いかがでしょうか?(笑)

実は、この方のコメントも「なるほど一理あるな~」なんて読んでいました。だって、僕は一応実名を明かしていませんし、顔出しもしてないですから、ウソを言っても真偽のほどは誰にも分からない。

そもそも実在する人物かどうかすら確認できないわけで、この方がおっしゃる通り、100倍膨らませることだって全然できてしまいます。

まあ、もちろんウソを書くつもりは全くないわけですけど、確かにそんな見方もできるなぁ~と思った次第です。

でも、実名を明かすと、取引先や同業者のしがらみで、どうしても書けないことがたくさん出てきてしまうんですよね。できれば若い人たちの参考になればと、可能な限り踏み込んで情報提供しようというのがこのnoteのテーマなので、今のところはこのままで続けていきたいなぁ~と思っています。

ただ、くれぐれも僕を信用しないでくださいね(笑)。僕の「正解」が、あなたの「不正解」である可能性は十分あります。あくまで「そんな考え方もあるのね」くらいに捉えてもらえると、程よい距離感が保てると思います。

■食えない? いやいや、これが意外と食えているから不思議なもんです(^^)

というわけで、結局のところ、僕の存在を信じるかどうかは「あなた次第」という状況に変わりはないわけですが、そのうえで、コメント主さんがおっしゃっている「どうせ食えてないから農業やっているんだろ?」という質問に答えてみたいと思います。

ちなみに、仕事先で「フリーライターです」と自己紹介すると、「ぶっちゃけ食えるんですか?」と聞かれることは、実はかなり多いです。確かにその気持ちは分かります。特に地方だと、フリーライターをして食べている人なんて周りにいない方がほとんどでしょうからね。

・・・さて、話を本題に戻しますが、そもそも「どうせ食えていないだろ?」というのは、かなりアバウトな質問です。

「食える」というのは、「食うことに最低限困らない状態」を指しているのか、それとも「ある程度の生活水準を維持できている状態」を指しているのか、そもそも人によって前提条件が異なるからです。

ただ、なんとなく文脈から「ある程度の生活レベル」という意味合いなのかなぁと思いますので、今回はこちらで考えてみたいと思います。

では、フリーライターとして「ある程度の生活水準を維持できている」というのは、年収にするとどれくらいなのか。僕が個人的に基準にしているのは「年収600万円」です。単純計算すると「月収50万円×12ヵ月」ですね。

国税庁の調査によれば、平成30年のサラリーマンの平均給与は441万円だったそうです。年によってある程度バラツキはあるものの、近頃はだいたいこれくらいの数字で推移していると思います。

なので、450万円くらいあればサラリーマン並みの生活が送れる・・・なんて考えそうなところですが、フリーライターの場合、サラリーマンと同じように保障が充実しているわけではありません。

会社が社会保険料を半分支払ってくれることはないわけで、サラリーマン以上の収入があって、やっとトントンぐらい。ということで、僕は「人並みの暮らしを実現するなら600万円は必要かな?」と考えています。

ということで、フリーライターとして「食えている」「食えていない」を判断するボーダーラインは、600万円とします。

では、ひらっちは、ライターとしてちゃんと「食えている」のでしょうか?

自己紹介でも書いていますが、僕はサラリーマンを経て2003年1月に開業届けを出し、フリーライターになりました。そして・・・、

2003年(1年目) 売上 250万円

2004年(2年目) 売上 390万円

2005年(3年目) 売上 560万円

2006年(4年目) 売上 750万円

2007年(5年目) 売上 1,320万円

・・・と、多少アバウトな部分もありますが、当初の5年間の売上の推移はざっとこんな感じでした。その後はリーマン・ショックという荒波も経験しました。ただ、ライターのみの売上げが年間600万円を下回るようなことは、今のところ一度も経験していません。もちろん自営業ですから「売上=所得」というわけではありませんけどね。

というわけで、「地方のフリーライターなんてどうせ食えてないんでしょ?」というコメントに対する答えは、「確かに3年目までは食えていなかったけど、それ以降は案外食えている」という感じです。

■まとめ

世間の人からすると、かなり異色な存在の「地方在住フリーライター」ですが、やり方次第で、それなりの収入を得ることは可能だと思います。

ただこれは、あくまで僕の体験談です。今後も再現できるかどうかは分かりませんのでご注意を! もちろん本人の努力次第であることは言うまでもありませんが。

「地方でフリーランスとして食べていきたい」とお考えの方は、よかったらこちらの記事もぜひ参考にしてみてください。

おそらく東京にいると、「地方=食えない」というイメージが強いと思いますが、それは「戦い方次第じゃないかな?」というのが僕の実感です。自分自身の強みを改めて洗い出してみると、実は「意外に地方向きかも?」なんて方も結構いらっしゃるかもしれませんよ!

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