2050年には、日本の農業の25%が有機農業になるそうで…
こんにちは、ひらっちです。今日は朝4時に起きてからずっと原稿を書いておりますが、早朝、ふと気づいたことがあります。
そうです、このnoteは開設して以来、ずっと毎日更新を続けてきたのですが、昨日ついに更新が途絶えてしまったのです! 原因は「単なるうっかり」(笑)人生こういうこともあると割り切って、また今日からコツコツ更新していこうと思います。みなさん、どうかお付き合いくださいませ。
<いつものように簡単な自己紹介です>
僕は、地方国立大学を卒業後、ブラック企業で営業マンを経験。その後、フリーランスのライターとして独立開業、さらに数年後、新規就農して農業をスタートさせ、2020年現在、好きな仕事を選びながら人生を謳歌する「ほぼセミリタイア生活」を実践しているアラフォーです。
このnoteでは、特に20・30代のビジネスパーソンの皆さんに、僕の経験に基づいた「人生を楽しく過ごすための技術」を提供し、少しでもたくさんの方に「幸せな毎日」を掴んで欲しいと考えています。どうかお付き合いください。
■農薬を使った野菜と使っていない野菜、あなたはどちらを買いますか?
あらためまして、ひらっちです。今日は「農業」をテーマに書いてみたいと思います。
皆さんは、有機栽培の野菜について、興味をお持ちでいらっしゃいますか?
農業は、一般的な栽培方法である「慣行農法」と、農薬などを極力使わない「有機農法」に大きく分かれると思います。
一般の方からすると、もし同じような値段で「慣行農法」の野菜と「有機農法」の野菜が売られているとしたら、「断然、有機野菜でしょ!」という方が多いかもしれませんね。
先日も、こんな記事がヤフーニュースに挙がっていました。
やっぱり農薬は「忌み嫌われるもの」と定義されることが多いです。もちろん、危険がゼロだと言うつもりはありませんが、そこにはリスクに見合うだけのベネフィットがあるから使われるわけです。
そこに目をつぶった議論をするのはナンセンスだと思いますし、虫が付かない野菜を好む消費者のニーズを満たすためには、「必要悪」としてやむを得ないものだと個人的には思っています。だって、虫が付いている野菜なんて、食べられる人います? 実際には、ほとんど誰も買いませんよ(笑)
そもそも農薬がどれだけ人体に影響を与えるのかについては、僕たちが普段口にするような医薬品と一緒で「使用方法をちゃんと守らなければ危険」ということだと思います。
もちろん僕は、ちゃんと規定を守っているので、農薬を使っている野菜を自分でも食べています。化学肥料に関しては、むしろ適切に使った方が美味しい野菜になると思っているくらいですが、このあたりは人それぞれ感じ方が違うので、僕の価値観を無理に押し付けるのもどうかな、とは思います。
いずれにしても、ちゃんと科学的な根拠を持って冷静に議論してほしいというのが僕の思いですが、このあたりについては、以前に僕の考えをまとめた記事をアップしているので、ご興味のある方はこちらもぜいご覧になってみてくださいね(^^♪
■日本の農業の25%を有機農業に!…って、ホントにできるのか?
…と、実は、ここからが今日の本題です。あえて「慣行農法」や「有機農法」の話を持ち出してみたのは、先日、国からこんな方針が打ち出されたからです。
農林水産省は、世界的な脱炭素への流れを受け、2050年までに化学肥料や農薬を使用しない有機農業の面積を、国の農地の25%にあたる100万ヘクタールまで拡大する方針を打ち出しました。
これを聞いた個人的な感想は、「え?本当にできるの?」です。ただでさえ耕作放棄地が増えているのが現状なのに、手間がかかる有機農業を推進していくというのは、かなりハードルが高いんじゃない?と思います。
農水省が本気で取り組むのか? はたまた格好だけに終わるのか? どちらにせよ、大きな変化が起こることは間違いなさそうな予感。もしチャンスが生まれるようであれば、有機農業に本腰を入れるのもありかなと個人的には思っていますが、さて、どうなることでしょうか?
■まとめ
ちなみに僕は「慣行農法」以外に、有機栽培も、無農薬栽培も、いわゆる自然栽培みたいなことも、すべてやっています。
でも、僕が野菜を売る時、「有機野菜」と名乗ることはできません。有機と名乗るためには「有機JASの登録」が必要だからです。
でも、この「有機JASマーク」の野菜は、一部の「農薬」は使っていいという盲点があるのは、あんまり知られていない事実です。
そもそも小規模農家には、認定にかかる料金もかなりの負担ですしね。
このあたりをもう少し改善していかないと、有機農業に取り組む農家は増えていかない気がしますが、今後の展開を見守りたいところです。
僕個人としては、気に入ってくださる方に、とびきり野菜を届けるだけ。農薬うんぬんの話も大事かもしれませんが、結局のところ「face to faceに勝る安心はない」というのが、現時点の結論です。
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