運動音痴の極みな話
こんにちは。あすぺるがーるです。
突然ですが、皆さんは体を動かすのは好きですか?
私は、あまり好きではありません。
もし許されるなら、一日中家にいる日はずっと布団から動かないで過ごしていたいぐらいです。
今日は、究極の運動音痴の一当事者として「究極に上手く動けない」とはどういうことかご説明しようと思います。
体育は散々
運動音痴のため、もちろん体育の授業では散々な思いをしました。
しかし、私以上の強烈な失敗談もそうそうないと、私は自信を持って言えます。
ここに、個人的に特に強烈だと思う体育の失敗談、珠玉の3エピソードを挙げておきます。
膝が鼻の上に落ちてきた
マット運動でのこと。
三点倒立前転をしようとしたら、お尻を下ろす前に足の力を抜いてしまったため、膝が顔面に向かって垂直落下。
分かりやすいように腕を透かしたのが2枚目の画像です(あんまり分かりやすくなってない…)
怪我こそなかったものの、ものすごく痛かったのは言うまでもありません。
持久走が騒がしくなった
冬の体育の風物詩、持久走。
持久走で私が走ると、ものすごい音が立ちます。
ボーリングで球を後ろに飛ばした
私の高校の体育の授業では、ボーリングがありました。
マイクロバスに乗って学校から近いボーリング場に行き、いくつかのレーンを使ってやってました。
ボーリングは、腕を後ろに振り切ってから、その腕を前に戻す勢いで投球します。
しかしあろうことに、その日の私は腕を後ろに振り切った時点で投球してしまい…
球が隣のレーンで出番を待ってた人の方へ飛んでいきました。
軽い凶器ですね。
怪我人がなくてよかった…
もちろん、わざとやったわけではありません。
疲れてたんです…5限だったし…
人に話すと「Wii U じゃん(笑)」って言われます。
挙げ尽くそうとするとキリがないのですが、スポーツに関しては他にもいろんなことがありました。
日常生活にも不便が
「究極の運動音痴」の禍が及ぶのは、スポーツに限った話ではありません。
スポーツより動かない日常生活でも「『少し動くこと』が苦手」ということで負担が大きくなることがしばしあります。
洋服を着る
一部の洋服は、「究極の運動音痴」にとって、とても着づらいものになります。
そのため「この洋服、素敵だと思うけど着づらいから着るのはいいや…」となることも少なからずあります。
好きな服より、着やすい服。
あとハイヒールは何が何でも履きません。
確実に転ぶので。
メイク・顔周りの手入れ
化粧も「究極の運動音痴」の大敵です。
くまなく塗れないファンデーション、虚しく動くビューラー、はみ出る口紅…
何で他の人は誰に教えられなくてもできるようになるんでしょう。
本当に不思議です。
自分の眉や顔の毛も、剃れたもんではありません。
でも母に剃ってもらうのは痒くて嫌です。
化粧以前の問題ですね。
あと顔周りで難易度が高いのが、コンタクトを付けること。
普段はまだしも、成人式の前撮り写真だとメガネのレンズにフラッシュが反射してしまい、写りが悪くなるということで…
いやー大変だったな、あのときは…
こんな様なので、一定以上の見た目を要求されると途端に生きづらくなります。
「化粧は社会常識」なんてたまったもんじゃありません。
そんな社会常識、今すぐ取り払いたいです。
化粧しなくても、誰も困らないし。
とにかく疲れる
私の体には、常に謎の力が入り続けています。
立っていても、座っていても。
どうやら「楽な状態で静止する」にも、運動と同じく「うまく体を使う」方法を心得ていないといけないようです。
この力から逃れる方法が今のところ「寝っ転がって過ごす」しかないので、今は、一日中休みの日は布団に横たわって大半の時間を過ごしています。
この文章も、仰向けの状態でスマホから打っています。
「究極の運動音痴」の正体
推測にすぎないのですが、私の「究極の運動音痴」の原因ではないかと考えていることを紹介します。
発達性協調運動障害(DCD)
発達性協調運動障害とは、手と手、目と手、足と手などの個別の動きを一緒に行う運動が著しく困難な障害です。キャッチボールが苦手であったり、消しゴムを使うと紙が破れてしまったりと、日常生活での運動に困難が現れます。
発達性協調運動障害とは?ただ不器用なだけではない?症状、困りごと、相談先、家庭での対応まとめ
単体の「動き」で「運動」が構成されていることは、ほとんどありません。
スポーツにしろ日常生活にしろ、ほとんどの「運動」や「動作」は、複数の「動き」で構成されている「協調運動」からなります。
この「協調運動」が、他の同年齢の子どもに比べて著しく不得意なのが、発達性協調運動障害です。
元々持っている発達障害との併発も多いようです。
広汎性発達障害(アスペルガー症候群)と発達性協調運動障害を併発することは少なくありません。『ICD-10』の診断基準では、両方の診断基準を満たしている場合、両方の診断が下ります。(参考サイトは上に同じ)
子どもの運動に対する困難さ、不器用さは必ずしも、ADHDだけが原因、発達性協調運動障害だけが原因というわけではなく、両方が原因となっていることもあります。特にADHDの場合、発達性協調運動障害との併存確率は50%と非常に高いです。(参考サイトは上に同じ)
ただ、今のところ私の診断書には「発達性協調運動障害」の文字はありません。
診断基準もまちまちなようで、「ASD・ADHD併発の場合は、症状がASD・ADHDの障害特性に吸収されて『発達性協調運動障害』の診断は下りない」という記述も見かけたことがあります。
発達性協調運動障害に関しては、ほとんどが子ども向けの記述なのですが、思い当たる節はたくさんあります。
ただ私の場合、発達性協調運動障害の例として挙げられていることでも、できるようになったこともありました。
もっとも「将来困らないように」ということで母から矯正をかけられた事がほとんどですが。
改善法
LITALICOさんの記事(主に子どもの症状について言及されている)の方には、「作業療法」「理学療法」の記述があります。
しかし、現状の発達性協調運動障害のための改善プログラムは子ども向けのものが多いです。
知的障害のない大人向けのものはほとんどないし、あったとしても枠へのアクセスは非常に困難でしょう。
そんな中で、大人でも手が届きそうな改善法(というか私に勧められたもの)が、ヨガです。
私は、大学のカウンセラーさんに勧められた授業によって、ヨガに出会う機会がありました。
その先生との話↓
ここで言う「体感覚」を良くすることが「体を上手く動かす」ことに繋がるのかなと思います。
奇しくも、Twitter上のご縁でお会いした人にもヨガのポーズを勧められました。
動けるようになるには、やはり動くのが一番なようです。
うーん…でも疲れるからなぁ…
今いろいろある私がヨガを実践するかどうかは怪しいですが、この記事が私と同じような症状に悩む方の参考になることを祈ります。
#体育 #スポーツ #運動 #運動音痴 #不器用 #発達性協調運動障害 #DCD #発達障害 #ASD #ADHD #LD
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。いただいたサポートは、他の方のnoteのサポートや購入、そして未来の自分を磨くことに充てる予定です。