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❀『結婚について』❀        ~まごころのメッセージ~



花嫁衣装に身を包んだ女性は
どんな花よりも、この世で最も美しい。
どんな宝石よりも、この世で最も輝かしい

誰もが熱望し、約束されたご褒美のように
『結婚』は人生で最高の幸せ、人生で最高の歓喜。
結婚について考えるとき、熱い思いが止めどなく
この胸に込み上げてきます。
 


人はなぜ、結婚するのでしょうか? 
なぜ人は、一人よりも二人のほうが良いのでしょうか?
この世に『愛』が存在するから、人は誰も真剣に生きてこられた。
ましてや愛が、結婚という永遠の固い絆で結ばれるのなら
これほどの嬉しい経験は、他では到底、考えられません。
生涯を通して一番の、恩恵と祝福と、幸せと喜びが
結婚と共々に訪れるからです。
 


お世話になった家族や親戚や職場の方々。
そして大勢の仲間に囲まれての結婚式。
笑顔と喝采と嬉し涙に満ちあふれた、それこそはまさに
人生で最高のセレモニー。
扉の向こうの長く遠い人生の旅路を、愛する人と二人
これから肩を寄せ合い、歩き始めようとする。
楽しい事も苦しい事も、勿論そこには
これまでとは違った新しい前途が、数多く待ち受けている。
しかし二人にどんな出来事が起きても、愛し合う男女が
命を支え合って生きることの確かさは

ひとりぼっちで明け暮れる虚しさ切なさ寂しさよりも
はるかに尊く、はるかに意義深いのです。

 

愛する妻が、いつも変わらず自分を愛してくれるから
夫は一生懸命に、自らを捧げる。
愛する夫が、いつも変わらず自分を愛してくれるから
妻はなおいっそう優しくありたいとする。
愛する妻を、愛する夫を、守るためなら自分は
出来る限りの努力を積み重ねていこう。
たとえ火の中水の中、この命のいっさいを差し出してでも…。
 


愛は人を勇気づけ、人を英雄にすら変える、不思議な力を持っています。
ありとあらゆるものの中で、愛ほどに寛大で強く
また、愛ほどに気高く尊いものが

この広い世界の、果たしてどこに存在するのでしょうか?
戦争という名の、断ちがたい悲しみと憎しみの連鎖を
解きほぐす事が出来るものは

銃ではなく、核兵器でもなく、それはただ、惜しみない愛の力だけ。
願わくは、この世界に生きるすべての人々に一刻も早く
真実の愛が巡り来ますことを…。
 


同じ時代の同じ時間、同じ瞬間、移りゆく季節も
移りゆく日々も、移りゆく一瞬一瞬も

同じ空の下で、同じ屋根の下で
愛する人と同じ分だけ、共有し合い、共感し合い

寄り添い合って、いつまでも生きていく。
他には何もいらない。 それだけで本当に何も…。

不老不死の薬より、金のなる木より、唯一無二の愛する人の存在が
どれほど大きいことでしょうか。
人はいずれ年老いて生涯を閉じていく。
先にあの世へ召されていくのは、夫婦のどちらか一方。
死は確かに悲しい宿命だけれど、愛は必ずや
死の悲しみをも乗り越え、癒してくれる。

 


愛する人と巡り会い、やがて結婚をし、かわいい子宝に恵まれ
あたたかな家庭を築き、そして死ぬ間際まで
笑顔で暮らしていけるなら、思い残すことなど何も無いでしょうに。
悔いの無い人生。 一途な愛を、まっとう出来た人生。
人として、これ以上の何を望めるでしょう。

暑い日も寒い日も、嵐のようなつらい日も
二人で乗り越えていけた事こそが、愛の真骨頂。

たとえ困難な時代が訪れ、世界の歴史が大きく変わっても
愛は決して裏切らない。

 

 
太陽よりも沸々と熱く、花々よりも可憐で美しく
青空よりも高く爽やかで、大河よりも滔滔と長く、山脈よりも重く逞しく
大地よりも豊かで広く、深海よりも清澄にして深く
大樹よりも堂々と太く、金剛石よりも堅固で崩れず
怒涛や竜巻よりも情熱的で激しく、月よりも聖く優しく
夕焼け雲よりも燦然と眩しく、そうして大宇宙に連なる夫婦星となって
たゆまず一途に引き寄せ合い、歳月を重ねるたび
二人はいっそう確かな絆で結ばれていく。



10年がたち、20年がたち、50年、60年…
そして二人が死んでから後も、愛し合う二人が築いた愛は
この広大な宇宙に永遠に光輝いて、絶対に滅びることが無いのです。
輝かしい名声と、莫大な富と、真実の愛と
もしもどれか1つだけ与えられるとしたら、迷わずに真実の愛を選びたい。結婚という、かけがえのない幸せの前に、名声や富や見せかけの

美しさや格好良さが、いったい何の役に立つでしょう。
真実の愛こそが、この世の何にも勝る。

 


その人が、どんな姿格好をしていようと、どんな生い立ちを持っていようと
身分や家柄に、いかなる隔たりがあろうと
そんなことは少しも関係ないのだと堂々と言える。
おっちょこちょいでいい。おバカさんでいい。不美人でいい。
器量など悪くていい。心身に障がいがあろうとも
難病に侵されていようとも、歳の差があろうとも
少しばかりひねくれ者であろうとも、全然かまわない。
心が通じ合えば、それが満点の幸せ。
自分が愛し愛されたその人が、自分に最もふさわしい人だから。
世界中のどこにも、たった一人しか存在しない人だから。
世界中の誰よりも一番に、寄り添ってほしい人だから…。

愛は、天下無敵の万能薬。
この世の何にも勝る愛だけが、世界中の人々を幸せに導けるはず。
 


それとも、自分ほど不幸な人間はいない。
自分は、誰からも愛されたことが無い。
幸せなんて、夢のまた夢。 決してかかわることの出来ない世界。
…と、いつもそんなふうに、悩み苦しみ、泣いてばかりだった人たち。
どうか、あきらめないで希望を持ってください。
やがて太陽が暗闇を照らし、万物の生命を育むように
いつか必ず幸せはやって来ます。
 



血を吐くような絶望と苦悩に、打ちのめされた者に与えられた特権は
誰にも真似の出来ない優しさと輝きと、そして当たり前の小さな幸せを
何十万倍も強く深く厚く、感じ取れるということ。
いつわりの愛は、人を傷つけるけれど、どんなに険しく激しい心の深傷も
真実の愛によって、癒されないものは何も無いのです。

無償の愛、命がけの愛が、どうして人を癒し、励まし
救えないわけがあるでしょうか?

先の見えない、そんな世の中ならば、愛の奇跡を
人として最後まで信じてください…。
 


二人の生い立ちや家柄、民族や国籍、思想や信条、信仰や職業、趣味や性格などの現実的な相違も、愛があるなら受け入れられる。
むしろいっそう、人格を高め合える。

その人が好きだから、その人が骨の髄まで、好きで好きで仕方がないから
そして片時も離れたくないから、愛し合う二人は結婚するのです。
あふれるばかりの嬉し涙と、その満面の笑顔。
原始の時代より、人類によって受け継がれてきた。

 


感謝し合い、助け合い、支え合い、求め合い、与え合い、励まし合い
補い合い、癒し合い、いたわり合い、むつみ合い、赦し合い、信じ合い
そうして高め合うのが、真実の愛、真実の結婚。
この世に愛があるのは、この世を生きるすべての人々が
等しく幸せを分かち合うがため。

そして愛は、人が人であることの最大の証明。
 


愛が無ければ人類は誰一人として、この世に存在できないでしょう。
なぜなら人は誰も、愛のなかから生まれて来たのだから。
そして愛によって、育って来たのだから。
 


     結婚——、それは人生で最高の幸せ。
     最高の幸せは結婚によって、いつの日か、もたらされる。
     しかもこの幸せは、誰もが知ることの出来る幸せであり
     それだけに、粗末にしてはならない神聖なものだと思うのです。

  





※ 建礼門葵による ≪結婚≫ についてのメッセージでした。
自分自身の失恋の経験から、または悲しみと絶望の中から
それらを乗り越えて書き綴った ”血と涙の結晶” です。
結婚式場・教会・屋内外など、世界中のあらゆる誓いの場所で
このメッセージを読み上げてくだされば幸いです。


人類は 誰しも 、生まれた時から与えられています。
人を愛する純粋な心 を――。
それならば、戦争や暴力、いじめや差別を
どうして この世界から無くせないわけがあるでしょうか?
やがて必ず、そんな日が訪れることでしょう。
この世に生きるすべての人々が幸せでありますように…。
心の底から願っています。



BGM 1曲目『六月の花嫁』/谷山浩子
BGM 2曲目『ラ・ノビア』/倍賞千恵子


※ 3/5投稿の『泣けるほど幸せいっぱいな歌』の中で紹介しました
  他の名曲の数々も BGMとしてご活用なさってください。

🔶♬泣けるほど幸せいっぱいな歌♬|建礼門 葵 (note.com)




【関 連 記 事】

🔷笑 顔 の 君 ~忘れ得ぬ君への思い~|建礼門 葵 (note.com)


🔷【緑よ永遠に……】 ~心に秘めた永遠のラブレター~ |建礼門 葵 (note.com)


🔷丘 の 上 の 菜 の 花     ~幼なじみのシロへ~|建礼門 葵 (note.com)


🔷尊敬する人|建礼門 葵 (note.com)


🔷神様は、本当に存在するのですか?|建礼門 葵 (note.com)


🔷雲 の 行 方|建礼門 葵 (note.com)


🔷海が優しかった日|建礼門 葵 (note.com)


🔷悲しみの涙…|建礼門 葵 (note.com)


🔶❀『結婚について』❀~まごころのメッセージ~|建礼門 葵 (note.com)








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