人が見向きもしないものを選ぶ #私のコレクション
こんにちは。羽根宮です。
noteのお題企画の「#私のコレクション」に参加します。
「私のコレクション」というお題を見て真っ先に思いついたのは本だった。
幼い頃から本が好きで、将来は図書室のある家に住みたいと思っていた。
部屋には本棚に入りきらない本が積み上げられている。
だが、応募概要の説明文は以下のように始まっていた。
一般的には人が集めないようなもの。
何かあっただろうかと考えて、あまり珍しくはないけれども本を集めるよりは少数かもしれないものを思いついた。
それは、リサイクル店で入手する手芸素材だ。
近所に手芸素材のリサイクル販売をしているお店があり、そちらでもの作りの材料を入手している。
編み物と布小物作りをしているので、毛糸と端布を選ぶことが多い。
そこのお店はとにかく安い。
家で眠っていた手芸素材、閉店してしまった洋品店の製品など出所は色々あって、販売されている素材の状態も様々。
整理整頓されているわけでもなく、段ボール箱や衣装ケースなどに無造作に布や糸が入れられている。
大雑把に布の箱、毛糸の箱、その他手芸素材の箱と分かれているだけなので、決して見やすくはない。
だが箱の中を掘り返してみると、高い生地や毛糸など意外なものが見つかったりする。
ちょっとした宝探しのような楽しみがあるお店だ。
見やすくはないが、手芸をする人たちがこぞってたくさんの布や糸を買っていく。
その中で自分が選ぶのは、あまり人が選ばないものだ。
使いかけでほんの少ししか残っていない毛糸。
ほんの小さな端布。
最終的に捨てられてしまいそうな素材をなんとか救済したいと思っている。
例えば下の画像のような端布たち。
小さいものは5cmもない。
何かを作った後に残った端布だ。
もの作りをする人たちは、こんな小さな端布でも捨てることはできないという人が多い気がする。
自分も捨てない。残ったらなんとか利用したい。
最後まで使い尽くしたいのだ。
自分で利用できればそれでいいけれど、手芸をしなくなって材料だけ残ってしまったり、手芸をしていた人が亡くなって遺品整理で送られてくる素材などもある。
そんな中にはこういう小さな端布だったり、ほとんど残っていない毛糸なんかもある。
ほとんどの人が見向きもしないものを、なんとかして生かしたい。
そういう想いでもの作りをしている。
だから選ぶときは他の人が買わないような小さな端布と、残り少ない小さな毛糸玉を積極的に選ぶ。
そんなことをしていたら、部屋の中には小さな端布と中途半端な毛糸がたくさん集まってしまった。
布でも毛糸でも、足りないのなら足せば良い。
むしろその方が面白いものが作れたりする。
例えば、クレイジーキルト。端布を縫い合わせて布を作る。
最近作っているのは11cm四方のもの。
この状態で芯と裏地をつけてコースターにしてもいいし、数枚作ってそれをさらに縫い合わせて布を作り、それから何かを作ってもいい。
今、作りたいと思っているのはブックカバーと栞。
先月文学フリマに参加した影響があるかもしれない。
ブックカバーと栞だったら文学フリマでも販売できる。
実際に、先月の文学フリマではブックカバーも販売したし、栞だったら本当に小さい布で作ることが可能だ。
まだ、最終的にどうするかわからないけれど。
端布がたまってきたら11cm四方のクレイジーキルトを作るようにしている。
11cmにしているのは個人的な好みなだけで特に理由はない。
同じ大きさで作っておくと使い勝手が良いので、とりあえず作り置きしている。
今回は毛糸の画像は用意していないのだけど、小さなモチーフを編んだり、糸を繋いで色が変わるのを楽しんだりしている。
自分の中での優先事項は素材を無駄にしないこと。
とにかく使い尽くすこと。
本当に切れ端でどうしようもない布と糸は、綿と一緒にあみぐるみの中に詰めてしまう。
ゴミにならない。ゴミにはしない。
余ってしまったものを有効に使うことにハマっている。
その結果、廃棄されてもおかしくないような余り素材たちが、大量に集まってしまっているが、それがまた楽しいのだから仕方がない。
読んで下さってありがとうございます。
羽根宮でした。
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