mia@世界の途中

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旅するように暮らす自然派ライター。noteでは書き溜めた短編旅小説をまとめて有料保管する場として、今は【世界一周・旅のカケラ】を綴っています。スマホもネットもままならない時代の約4年に渡る世界放浪記、楽しんでいただけると幸いです!※プロフ写真は旅した当時(コ・チャーンにて)

マガジン

  • 旅の短編小説

    人生の転機に世界を旅した主人公たちのストーリー。 まだ日の目を見ない短編小説ですが、いつか本にして出版したい!それまでこちらで大切に保管しています。

  • 【世界放浪・旅のカケラ】世界一周編

  • 旅の恋ばな ージョン編-

    イタリアからスポンサーつきで旅するバイカー、ジョン。世界一周の初っ端に出会い、恋に落ちた相手。一緒に過ごした時間は短くても、私のその後の人生にまで大きな影響を与えた存在なので、その出会いと私たちの歴史をまとめています。

  • 現在地はここ!

    時空を超える旅エッセイですが、ときどき近況をご報告する用に。

  • 【追憶のエッセイ】オーロラと国立公園が主役!縦横無尽な北米編

    北米を旅するなら、オーロラとアメリカの国立公園は外せない!再びワーホリビザを携え、縦横無尽に旅をした記録。

最近の記事

【世界一周・旅のカケラ #38】自分たちで出した、私たちのこれからの答え

ときどき、すでに自分のなかにある答えでも、つらくて認めるのに時間がかかったり、口に出せないときがある。 今日は、ジョンと私は出逢ったときから、ほんの少しの可能性に白黒つけずにいたひとつのことに答えを出した。 私たちのこれから…。 「彼は彼の旅を続ける」 「私は私の旅を続ける」 こんなことは、最初から90%わかってたんだ、私は。そしてきっと彼も。 それでも、一緒に向き合ったことに意味があったと思う。すべてをシンプルにして、自分たちの内側を見つめて導いた、そして認めた、

    • 【世界一周・旅のカケラ #37】愛する人の家族にまぜてもらっても…

      ※時間が前後しますが、こちらは旅の回想記。この人、ジョンとのストーリーを、タイの記録を少なくとも終えたいという思いで進めます ちょっぴりノスタルジーな時代の恋ばなです こちらの記事の続きです。 *** 最後にたった数日だけれど、ジョンのママと妹さんに混ぜてもらって一緒に過ごすことができた。 最終日は日中はそれぞれ思い思いに過ごし、夕方から私が合流。彼ママの日本食が食べたいという希望で、「竹亭」という日本食に行くことに。ビールを飲みながら塩辛をつまみ、皆でピザ寿司という

      • 【世界一周・旅のカケラ #36】何度目の再会、そして今後について初めて話し合う

        ※時間が前後しますが、こちらは旅の回想記。この人、ジョンとのストーリーを、タイの記録を少なくとも終えたいという思いで進めます ちょっぴりノスタルジーな時代の恋ばなです こちらの記事の続きです。 *** チャーン島から戻って、アミールは私との関係が展開しなかったことで、もう次の誰かを見つけたようだ(町が小さいため、興味なくとも会ってしまう)。 私はといえば、ジョンと過ごした町で、ただただ彼との再会を心待ちにしながら過ごす日々。「いついつ会おうね」とか「どこで再会しよう」

        • バイクタクシーに乗って、世界が広がった日

          世界を旅するなかで、さまざまなものに乗ってきた。 タイのトゥクトゥクからインドのリキシャ、ヨルダンの悪質なタクシー、ンメコン川のスピードボート、エジプトとヨルダンを結ぶフェリー、サハラ砂漠のらくだにペトラ遺跡のロバにだって…。でもそれは、もう15年以上も前の話、感覚ごと忘れてしまっている。 * タイのバンコクで、現地に暮らす友人が交渉してくれてバイタク(バイクタクシー)に乗ったことも、ある。でも今年からはじめたチェンマイノマドの日々で、ずっと乗りそびれているものがあった

        【世界一周・旅のカケラ #38】自分たちで出した、私たちのこれからの答え

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        • 旅の短編小説
          0本
        • 旅の恋ばな ージョン編-
          13本
        • 【世界放浪・旅のカケラ】世界一周編
          36本
        • 現在地はここ!
          3本
        • 【追憶のエッセイ】オーロラと国立公園が主役!縦横無尽な北米編
          70本
        • 【追憶のエッセイ】オーストラリア・ラウンド編
          30本

        記事

          閉塞感を経験したからこそ、当たり前が輝く

          チェンマイの見通しが、文字通り悪かった。そんな一文を書きました。 2023年3月から4月、チェンマイにいた人たちとは、無条件に理解し合える気がする。だってあの鬱々とした日々を通り抜けた、同士だから。今までもこれからも、あんな経験は恐らく、もうあの一度切りになるだろうと思っている。 pm2.5はどこから来るのかチェンマイでは、毎年2月頃から4月のソンクラーン頃まで、pm2.5による大気汚染が深刻だ。そしてそれは年々深刻さを増している。 pm2.5といえば、日本では春先に近

          閉塞感を経験したからこそ、当たり前が輝く

          また、世界に出るまで。4年間の遍歴と今

          旅エッセイが進まない。このnoteの主目的である、過去の振り返り旅エッセイのことだ。過去の内容を掘り起こすという作業は、当時の想いにシンクロする必要があるから、当時の写真や日記、旅帖を見ることになるのだが、物理的に今はそれができない。 なぜなら、今、私はまた日本を出ているのだから。 2019年にNYにひとり旅をし、それ以降、4年ぶりの海外。そのあいだになにがあったかは、私がここで書く必要もない。 「コロナだからって外に出られないわけじゃない」と、嬉々として旅をしていた人

          また、世界に出るまで。4年間の遍歴と今

          【世界一周・旅のカケラ #35】チャーン島のハイライトは、心に刻まれたオーシャンビュー

          全体的に、チャーン島での時間は「苦痛:心地よさ」が、7: 4くらいだった。 その一、お金の価値観が違う人と旅をするべからず。 その二、私に好意のある異性と旅をするべからず。 この2つのルールを破ったせいで、いかに折衷案を見出すか、そしていかに交わすか、ということにエネルギーが奪われて、結局常になんか(疲れるなぁ)という状態に…。 もちろんこれは、(私も行きたかった方向だし、相方がいるとちょっと楽だしな)と頭で考えた私の自業自得。 今の私なら選ばないだろうけど、ラオスを早

          【世界一周・旅のカケラ #35】チャーン島のハイライトは、心に刻まれたオーシャンビュー

          【世界一周・旅のカケラ #34】愛とトラブルのはざまで

          いつまでもバンコク滞在を延ばしているわけにもいかず、泣く泣くジョンにいったんの別れを告げて、イスラエル人のアミールとチャーン島へ向かう日。 プーケットに次いでタイで二番目に大きい島、チャーン島。 島が象の形に似ていることからタイ語で象の島(=チャーン島)と名づけられたそうな。島全体が海洋国立公園に指定されているのも特徴。 プーケットやパタヤなどと違い、まだ手つかずの自然が残る、のどかなリゾートというのがまたいい。 バンコクからはフライトかバス&フェリーで、私たちはバス&

          【世界一周・旅のカケラ #34】愛とトラブルのはざまで

          【世界一周・旅のカケラ #33】つかのまの幸せ

          ※写真はジョンファミリー&me。ぶれてるのでアップ! 私がラオスから帰ってきて、道端で出会ったイスラエル人男とチャーン島へ行くまでのあいだ、予期せずジョンに再会してしまったから、チャーン島行きが揺れている。 再会の翌朝、私は自分の泊まっていた宿をチェックアウト。待っていたジョンは、ラオスを走り抜けて泥まみれになった600ccのバイクで、宿の前に現れた。 今日は、彼がお母さんと妹さんと一緒に滞在しているホテルに移る日。とはいえ部屋は母娘、彼と別々だったから、私が彼の部屋へ

          【世界一周・旅のカケラ #33】つかのまの幸せ

          【世界一周・旅のカケラ #32】あの人との再会は突然、ドラマティックに…!

          消化不良のラオスから一路バンコクへ戻り、声をかけられたイスラエル人(※)とコチャーン(チャーン島)へ行くことが決まっていた。 ナンパして旅の相棒を探すくらいだから、決してまともとは言えないかもいれない。けれど夜遊びの際に「本物」のID(身分証明書)を見ているので、悪いようにはなりそうにないだろう、と。 しかも彼にとってチャーン島は何度目かの訪問となり、勝手知ったる人はときに地元の人と同じくらい助かるのだった。 * チャーン島への出発が数日後に控えたある日、私とその彼アミ

          【世界一周・旅のカケラ #32】あの人との再会は突然、ドラマティックに…!

          【世界一周・旅のカケラ #31】バンコクの高級な夜遊び。そして次の旅先は…

          本当なら今頃、ラオスを縦断していただろう…。私、なんで今バンコクにいるんだろう、もう飽きるほど過ごしたこの街に! だが、戻ったものは戻ったのだ。まずいつものカフェで過ごすことにする。 …と、突然、ある人に話しかけられた。ま、要はナンパだな。 でもきっと日本にいて想像するナンパとも違って、旅のあいだ、とりわけカオサンという街では旅人同士が知り合うことは、呼吸をするくらい自然なこと。なので私も「なにっ、私に声をかけるのでない、下心が丸見えよ!」みたいな頑なな感じにはならない

          【世界一周・旅のカケラ #31】バンコクの高級な夜遊び。そして次の旅先は…

          【世界一周・旅のカケラ #30】ラオス行きで痺れた足の結末とは…

          本当になんだったというのか…。ラオスからたった1日半ほどでとんぼ返りして、戻ったバンコク。右太ももの上半分が痺れている、という謎の状況により。 勝手知ったるバンコクに戻った私、もちろんいつもの宿に戻り、そしてほぼその足でバンコクの病院へと出向いた。 しかも、歩いて!そう普通に歩けるのですよね、なのになぜ…。 そして今の旅事情からは、信じられないかもしれない状況だけど。私は事前に見た地図を頭に叩き込み、ただ自分の土地勘だけを頼りに歩いたわけです、カオサンから。 案の定、迷

          【世界一周・旅のカケラ #30】ラオス行きで痺れた足の結末とは…

          【世界一周・旅のカケラ #29】初のラオス、最短滞在時間はなんと…!

          南の旅からバンコクに戻った私は、久々のバンコクで一日半を過ごした後、すぐ長距離バスでラオスへ出発。 カンボジアを抜けて、ベトナムまでぐるっと東南アジアを満喫する予定だった旅は、ジョンとの恋沙汰でキャンセル。想いを伝え合った後に、離れ離れになるなんてできない!と、結局、アンコールワットのみ満喫してUターンしたのだった。 けれど今回はジョンも彼の旅に戻り、私も…。 なので、本腰入れて旅に戻るぞ、と意気揚々ラオスに旅だったのだ。 * 夜7時にバンコクを出発したバスは、翌朝

          【世界一周・旅のカケラ #29】初のラオス、最短滞在時間はなんと…!

          【世界一周・旅のカケラ #28】一夜に詰め込みナイトライフ in バンコク

          ※今回は関連記事が多いので、下にまとめました(※マークは関連記事あり)! 2週間振りに戻るバンコク。もちろん、旅に出て即恋に落ちたジョンはいない(※)。 彼のいないバンコクなんてつまらない。思い出が多過ぎて彼と出会い過ごした宿になんて戻れるわけがない…! そんなこと言ってたのは誰だっけ? あれ、自分でも驚くほど大丈夫だ。笑。まるでそうすることが決まっていたかのように、何の迷いもなくその宿に足が向く私。なんなら、クラビから移動が一緒になった日本人男性とマレーシア人女性の

          【世界一周・旅のカケラ #28】一夜に詰め込みナイトライフ in バンコク

          【世界一周・旅のカケラ #27】バンコクへ帰る日、南のトリップの終わり

          午前2時に就寝し、翌朝には何人か同じ時間のボートだから、きっと誰かが起き出すだろうなんて油断していたら、結局起きたのは私ひとりだった!皆、別の便で帰るようだ…。苦笑 2時間弱のボートトリップでクラビまで戻った私は、その足で例の旅行会社へ向かう。 もちろんねぇさんに、ピピがいかに素晴らしかったかを伝えてそのきっかけをくれたことにお礼を言うため…。 旅行会社に戻ると、ねぇさんがパソコンに向かってなにか作業をしている様子。久々の再会が嬉しくて、ピピでの感動の日々を息巻いて話す

          【世界一周・旅のカケラ #27】バンコクへ帰る日、南のトリップの終わり

          【世界一周・旅のカケラ #26】楽しいままでピピ島、the END!

          最初は来ることを迷っていただなんて、今となっては信じられない。 ここで出会った人と、この旅のどこかで再会するといったつながりは生まれなかったけれど、ここで過ごした日々を想うとこれらを全部体験しなかったら、とはもう考えられない。 丸一日過ごせる最終日の朝、滞在中に通っていたベーカリーに行こうとすると、また宿のスタッフに呼ばれてスタッフたちの朝食に参加。カレー味のサテーやソムタムなど“いつも”の味が並んでいる。朝から信じがたいスパイシーフードだ。笑 ありがたく何口かいただいて

          【世界一周・旅のカケラ #26】楽しいままでピピ島、the END!