mia*旅する自然派ライター|エッセイスト

【海外歴10年以上/ライター歴11年】スマホ・ネットもままならない時代の約4年に渡る世…

mia*旅する自然派ライター|エッセイスト

【海外歴10年以上/ライター歴11年】スマホ・ネットもままならない時代の約4年に渡る世界放浪記から、人生の旅路をテーマにしたエッセイも綴っています。※写真は世界一周時、コ・チャーンにて【Kindle書籍販売中!】 #PR https://amzn.to/3VVyx5X

マガジン

最近の記事

2024年は4作品を「note創作大賞」に!

今年はKindle出版やら、コンテストなど商業ライターらしからぬ執筆ばかり続けている。感覚的に「今がそのとき」な気がして、やらずにはいられないのだ。 だからだろうか、すぐ収入につながらないものでも、自分の中では満ちていく感覚がすごい。幸せをじみじみ噛みしめながら書いた4本で、今年の「note創作大賞」に応募すること。直近のnote2本、そして昨年のチェンマイで経験した大気汚染やバイクタクシーデビューの記事2本だ。 全部なんて言いません、ピンと来たものをクリック、そして「ス

    • 実家じまいをしながら、私の人生を仕舞っている

      父が亡くなり、実家じまいをすることにした。 契約的なことはまだ何も進んでいない。でも「実家」という馴染のある箱を片づけているうち、これはかなり大きなことだ、私の人生を思い返すことでもあるな、とコトの大きさを実感している。 その一連の手放しジャーニーの記録。私のための忘備録だけれど今、もしくはこれから同じ状況を迎える誰かにとって、少しでも心を強くするチカラになるなら嬉しい。そう願ってありのままに綴ろうと思う。 この記事には私の父への想いが溢れているが、供養のつもりで書いてい

      • 父の記憶に残る「世界一の桃」

        記憶を辿ってみても、父にほめられたことが少ない人生だった。 子育てにあまり関与してこなかった彼は、娘である私が何を思い何に価値を置き、そもそも何で生計を立てているのか、きっとよく知らなかったと思う。私が話すことは「うんうん」と聞いている風だが、結局、何も残っていないのはよくあることだった。 母が真逆で愛ゆえの依存体質なので、この軽やかさに救われた。何ごともバランスなのだ。 そんな父だが、助けを求めたらいつも手を差し伸べてくれる。そこは疑う余地もないことだった。 私が7年

        • 【Kindle出版】\27日まで99円セール中/初!旅の短編小説を出版しました

          2024年6月21日の夏至、Kindle4冊目の著書を出版しました。 今回は初の試み、短編小説です! 「サバサンドの記憶 気づきの旅」は、イスタンブール、フィレンチェ、インターラーケン、デリゾール、ウブド、ボニートを旅をした、6人の主人公たちのお話です。 旅を通して「何か」に気づき、人生が展開していく…。そんな、一人ひとりのストーリーに寄り添います。 実は以前、こちらのnoteで有料保管していた小説をまとめたものです。ただ、10年以上も前に書いたものなのでもちろん何度も

        2024年は4作品を「note創作大賞」に!

        マガジン

        • 人生の旅
          2本
        • 現在地はここ!
          4本
        • 旅の短編小説
          0本
        • 旅の恋ばな ージョン編-
          13本
        • 【世界放浪・旅のカケラ】世界一周編
          36本
        • 【追憶のエッセイ】オーロラと国立公園が主役!縦横無尽な北米編
          70本

        記事

          【Kindle出版】\自然に沿った旅の手引き/シリーズ3冊|旅やスピが好きな方にぜひ読んでみて欲しい!

          旅エッセイをしばらく離れていますが、そのあいだにもライターとして、いやもはや商業ライティングすら離れて、純粋に物書きとして、今までに3冊のKindle書籍を出版しています。 一冊目を2023年12月19日(父の誕生日)に、二冊目を2024年3月20日の立春(=宇宙元旦)に、そして三冊目を2024年5月29日(私の誕生日)という、思い出に残る節目に合わせた出版で、ときにバタつきながら、でもやると決めて続けています(実は今も…!笑)。 シリーズのテーマはこちら! ネット上の

          【Kindle出版】\自然に沿った旅の手引き/シリーズ3冊|旅やスピが好きな方にぜひ読んでみて欲しい!

          【世界一周・旅のカケラ #38】自分たちで出した、私たちのこれからの答え

          ときどき、すでに自分のなかにある答えでも、つらくて認めるのに時間がかかったり、口に出せないときがある。 今日は、ジョンと私は出逢ったときから、ほんの少しの可能性に白黒つけずにいたひとつのことに答えを出した。 私たちのこれから…。 「彼は彼の旅を続ける」 「私は私の旅を続ける」 こんなことは、最初から90%わかってたんだ、私は。そしてきっと彼も。 それでも、一緒に向き合ったことに意味があったと思う。すべてをシンプルにして、自分たちの内側を見つめて導いた、そして認めた、

          【世界一周・旅のカケラ #38】自分たちで出した、私たちのこれからの答え

          【世界一周・旅のカケラ #37】愛する人の家族にまぜてもらっても…

          ※時間が前後しますが、こちらは旅の回想記。この人、ジョンとのストーリーを、タイの記録を少なくとも終えたいという思いで進めます ちょっぴりノスタルジーな時代の恋ばなです こちらの記事の続きです。 *** 最後にたった数日だけれど、ジョンのママと妹さんに混ぜてもらって一緒に過ごすことができた。 最終日は日中はそれぞれ思い思いに過ごし、夕方から私が合流。彼ママの日本食が食べたいという希望で、「竹亭」という日本食に行くことに。ビールを飲みながら塩辛をつまみ、皆でピザ寿司という

          【世界一周・旅のカケラ #37】愛する人の家族にまぜてもらっても…

          【世界一周・旅のカケラ #36】何度目の再会、そして今後について初めて話し合う

          ※時間が前後しますが、こちらは旅の回想記。この人、ジョンとのストーリーを、タイの記録を少なくとも終えたいという思いで進めます ちょっぴりノスタルジーな時代の恋ばなです こちらの記事の続きです。 *** チャーン島から戻って、アミールは私との関係が展開しなかったことで、もう次の誰かを見つけたようだ(町が小さいため、興味なくとも会ってしまう)。 私はといえば、ジョンと過ごした町で、ただただ彼との再会を心待ちにしながら過ごす日々。「いついつ会おうね」とか「どこで再会しよう」

          【世界一周・旅のカケラ #36】何度目の再会、そして今後について初めて話し合う

          バイクタクシーに乗って、世界が広がった日

          世界を旅するなかで、さまざまなものに乗ってきた。 タイのトゥクトゥクからインドのリキシャ、ヨルダンの悪質なタクシー(経験上こう呼ぶしか…)、メコン川のスピードボート、エジプトとヨルダンを結ぶフェリー、サハラ砂漠のらくだにペトラ遺跡のロバにだって…。でもそれは、もう15年以上も前の話、感覚ごと忘れてしまっている。 * タイのバンコクで、現地に暮らす友人が交渉してくれてバイタク(バイクタクシー)に乗ったことも、ある。でも今年からはじめたチェンマイノマドの日々で、ずっと乗りそ

          バイクタクシーに乗って、世界が広がった日

          閉塞感を経験したからこそ、当たり前が輝く

          チェンマイの見通しが、文字通り悪かった。そんなnoteを書きました。 2023年3月から4月、チェンマイにいた人たちとは、無条件に理解し合える気がする。だってあの鬱々とした日々を通り抜けた、同士だから。今までもこれからもあんな経験は恐らく、あの一度切りになるだろうとは思っている。 でもその場にいたからこそ、伝えられることがある気がする。チェンマイで有名な大気汚染について私の体験を綴りたい。 pm2.5はどこから来るのかチェンマイでは、毎年2月頃から4月のソンクラーン頃ま

          閉塞感を経験したからこそ、当たり前が輝く

          また、世界に出るまで。4年間の遍歴と今

          旅エッセイが進まない。このnoteの主目的である、過去の振り返り旅エッセイのことだ。過去の内容を掘り起こすという作業は、当時の想いにシンクロする必要があるから、当時の写真や日記、旅帖を見ることになるのだが、物理的に今はそれができない。 なぜなら、今、私はまた日本を出ているのだから。 2019年にNYにひとり旅をし、それ以降、4年ぶりの海外。そのあいだになにがあったかは、私がここで書く必要もない。 「コロナだからって外に出られないわけじゃない」と、嬉々として旅をしていた人

          また、世界に出るまで。4年間の遍歴と今

          【世界一周・旅のカケラ #35】チャーン島のハイライトは、心に刻まれたオーシャンビュー

          全体的に、チャーン島での時間は「苦痛:心地よさ」が、7: 4くらいだった。 その一、お金の価値観が違う人と旅をするべからず。 その二、私に好意のある異性と旅をするべからず。 この2つのルールを破ったせいで、いかに折衷案を見出すか、そしていかに交わすか、ということにエネルギーが奪われて、結局常になんか(疲れるなぁ)という状態に…。 もちろんこれは、(私も行きたかった方向だし、相方がいるとちょっと楽だしな)と頭で考えた私の自業自得。 今の私なら選ばないだろうけど、ラオスを早

          【世界一周・旅のカケラ #35】チャーン島のハイライトは、心に刻まれたオーシャンビュー

          【世界一周・旅のカケラ #34】愛とトラブルのはざまで

          いつまでもバンコク滞在を延ばしているわけにもいかず、泣く泣くジョンにいったんの別れを告げて、イスラエル人のアミールとチャーン島へ向かう日。 プーケットに次いでタイで二番目に大きい島、チャーン島。 島が象の形に似ていることからタイ語で象の島(=チャーン島)と名づけられたそうな。島全体が海洋国立公園に指定されているのも特徴。 プーケットやパタヤなどと違い、まだ手つかずの自然が残る、のどかなリゾートというのがまたいい。 バンコクからはフライトかバス&フェリーで、私たちはバス&

          【世界一周・旅のカケラ #34】愛とトラブルのはざまで

          【世界一周・旅のカケラ #33】つかのまの幸せ

          ※写真はジョンファミリー&me。ぶれてるのでアップ! 私がラオスから帰ってきて、道端で出会ったイスラエル人男とチャーン島へ行くまでのあいだ、予期せずジョンに再会してしまったから、チャーン島行きが揺れている。 再会の翌朝、私は自分の泊まっていた宿をチェックアウト。待っていたジョンは、ラオスを走り抜けて泥まみれになった600ccのバイクで、宿の前に現れた。 今日は、彼がお母さんと妹さんと一緒に滞在しているホテルに移る日。とはいえ部屋は母娘、彼と別々だったから、私が彼の部屋へ

          【世界一周・旅のカケラ #33】つかのまの幸せ

          【世界一周・旅のカケラ #32】あの人との再会は突然、ドラマティックに…!

          消化不良のラオスから一路バンコクへ戻り、声をかけられたイスラエル人(※)とコチャーン(チャーン島)へ行くことが決まっていた。 ナンパして旅の相棒を探すくらいだから、決してまともとは言えないかもいれない。けれど夜遊びの際に「本物」のID(身分証明書)を見ているので、悪いようにはなりそうにないだろう、と。 しかも彼にとってチャーン島は何度目かの訪問となり、勝手知ったる人はときに地元の人と同じくらい助かるのだった。 * チャーン島への出発が数日後に控えたある日、私とその彼アミ

          【世界一周・旅のカケラ #32】あの人との再会は突然、ドラマティックに…!

          【世界一周・旅のカケラ #31】バンコクの高級な夜遊び。そして次の旅先は…

          本当なら今頃、ラオスを縦断していただろう…。私、なんで今バンコクにいるんだろう、もう飽きるほど過ごしたこの街に! だが、戻ったものは戻ったのだ。まずいつものカフェで過ごすことにする。 …と、突然、ある人に話しかけられた。ま、要はナンパだな。 でもきっと日本にいて想像するナンパとも違って、旅のあいだ、とりわけカオサンという街では旅人同士が知り合うことは、呼吸をするくらい自然なこと。なので私も「なにっ、私に声をかけるのでない、下心が丸見えよ!」みたいな頑なな感じにはならない

          【世界一周・旅のカケラ #31】バンコクの高級な夜遊び。そして次の旅先は…