あんなにも憧れていた人たちよさようなら。

Youtubeやインスタグラムなどのソーシャルメディアにより、
一般の方々からセレブの私生活が垣間見れるようになった今、
彼彼女の私物やファッション、嗜好品などとにかく事細かく知ることができる
ようになりました。

こんな綺麗なモデルさんになりたい。こんな人みたいな生活をしてみたい。
私もこんなものを持ってみたい。

特に10代後半から20代前半にかけては、
素敵だな、いいなあ。なんて思うこともたくさんありました。

彼女たちに憧れては、思い切ってハードなダイエットをしたり。
彼女たちが着ていた服を買えて、嬉しかったり。
彼女のおすすめする化粧品やバッグを使ってみたい。など、
とにかく自分のできる範囲でいろんなことを真似をしていたような。笑
今思うと何を必死に頑張っていたのか、自分自身を高めようが目的だったのに
いつのまにか、自分の中の見栄やプライド、私はトレンドについてわかっているんだみたいな、よくわからない価値観をガチガチに固めていた気がします。
そういう人の方が、洗練されてる。みたいな。笑
とってもイタイ人だった気がします。笑


30歳になったからか、自分自身もたくさんの経験をしてきたからか。
今現在、憧れの人がいなくなった気がします。
もちろん、綺麗だな、素敵だな、はあっても、
それが憧れかというと違う気がしまして。
完全に彼女は彼女、私は私っていうベースが出来上がってきました。

昔から好きでYouTubeもやっている彼女の自然体で、
素敵な様子を見ることもとても癒しだったし、楽しかったのですが、
なんか違うかもしれない。って思う時がきまして。笑
彼女の購入品をみても、ただ、なるほど。笑
ほしいい。ていう願望みたいなものはきえ、ただ映像としてみている感覚が
増えました。
彼女のスタイルが変わったのか、おそらく自分自身が変わって、
自分の芯が出来上がったからなのかもしれないです。

たくさんいろんなことを試した結果、
これは私ではない、これは私らしい。ということがわかってきて、
自分は、何が心地いいか、何が好きか、がわかってきました。


といっても、ここまで来るのに、まあまあな時間がかかった気がします。笑
何回も羨ましい、なんで私はこうなんだ、見た目だけではなく、この人みたいなポジティブな性格だったら、、、
とあたかも、自分自身がとんでもなく悪い人間みたいに扱っていた時期、
自暴自棄になり、逆にとんでもなく太った時期、
ただただ文句を言っている時期、自分自身にとんでもなくプレッシャーをかけて、こうならなくちゃいけないと決めつけていた時期。
自惚れと自己肯定感が高いて紙一重な部分もある気がするんですが、
年月をかけていろんな経験をしていく中で、
私ってなかなかいいやつじゃん。みたいに思えてくる日も増えて。


オーストラリアに来たことも自分自身をとても成長させたと思います。
はじめの頃はなんでこんなこと起きているんだ??なんて思っていましたが、
自分自身をもっと成長させる場所に来たと思えます。
(もちろん、腹が立つこともとっても多いですけど笑)

好きに生きている人をたくさん見たり、物怖じせず、いろんなコミュニケーションがされている中に入ると、
自分も好きに生きていいんだっていう気分になります。
また環境からか、もっとモノに依存せずに、
自分でどこまでできるか、必要最低限だけで生きていけるな。とか。
もっと外に出よう、自然にもっと触れ合おうとしたり。
(もちろん日本にいてもできると思いますが笑)
ちょっとした見栄や変なプライドが少しずつなくなった気がします。


以前日本に帰った時に、
見栄なのか、一度そういうものが欲しかったからなのか、(多分ほぼ見栄)
ブランド物を一気に売ることを決意。
こういうものは一度買って満足で、後ではそこまで使っていなかったなあ。
なんてことが多い私にとって、ついに、手放すべきだと。
売った時はなんか変な重荷が消えてとっても快感でした。笑


今や5ドルの大きいトートバックを毎日使っていて。
大きいから買い物にも便利だし、パソコンも飲み物も入って便利ということで、
一番のお気に入りです。(基本若干荷物多いタイプ)

自分の性格や、本当にどういうものが自分にとって心地いいのか、
便利なのかを考えた結果、安い大きなトートバックが私の出した答え。笑
コストパフォーマンス最高です。笑

でも、憧れていた時期や、自分自身どうしたらいいのか奮闘していた時期が
あったからこそ、今はシンプルに楽しむことへの快感や心地よさを
より感じることができたと思います。笑

またいろんな人々との出会いでの気づきも大きいです。
そもそも初めての人と会話することに抵抗がありますが、
年齢や人種、性別に関わらず、いろんな人との価値観に触れて、自分自身を構築していくことで、さらに自分とは何かに気づけました。
文化の違い、信仰の違いからも、自分への大きなヒントを得やすいです。

憧れていた人たちには感謝でしかないです。(何様ですかw)
それではまた。

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