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理想を掲げて貪欲に歩みを進めよう

はじめに(いつも書いてること)

このnoteでは、「仕事でも私生活でも心をラクにする(ワークライフハック)」をテーマに文章を書いています。

※「ラクする」というのは、「心身に苦痛などがなく快く安らかに過ごす」という意味で使っている言葉であり、シンプルに「サボる」という意味ではありません。

今回の内容

こちらの本でも紹介されているサッカー選手のnoteを紹介します。

上記の本では、今回紹介するサッカー選手のMission・Vision・Valueが紹介されています。

僕自身も、共に働くメンバーにはこういう言語化をしてもらうようにしているので、水戸ホーリーホックのこのような取り組みにはとても共感しています。

「誰から愛され心揺さぶる選手になる。」水戸ホーリーホックに所属していた時に作ったこのスローガン。僕はとても気に入っている。でも、現実は。チームを助けることが出来る選手は実力のある選手。結果を残す選手だ。僕は、ピッチ上において自分自身のスローガンに逃げていたのかもしれない。
献身的にチームのために戦い走り、ハードワークをする。チームに1人居たら助かるよね。でも試合を決めることはほとんどない。それだけじゃダメなんだ。そんな自分が嫌で移籍を決断した。
カマタマーレ讃岐に移籍して数ヶ月。自分の実力不足が腹立たしい。でも、認めよう。だからこそ、もっともっと上手くなる。強くなる。そのために努力し続ける。そして、どんなにへし折られても進み続ける。

※上記のnoteより引用

理想を掲げ、現実と向き合い、ギャップと向き合いながら、未来に向けて日々を積み重ねる。

この姿勢が本当に素晴らしいと思いました。

理想を掲げることはとても大切です。

目指す理想があるから、日々の活動に目的が生まれて、目の前のことに本当の意味で夢中になれるから。

ただ、理想を掲げて、掲げるだけで終わっている人もいるんです。

掲げて満足する、掲げたら掲げてるだけ・・・それだったら、掲げなくていいです。

「こうなりたい、こうありたい」と心から望んで掲げたら理想なら、本気でそこに向かっていけるはず。

ただし、思った通りに進まないのが現実です。

そんな時に、「思った通りに進まないじゃん、だったら理想なんて掲げる意味ないじゃん」と思ってしまったら意味がありません。

「思った通りに進まない」という現実を受け入れて、それでも理想と現実のギャップに目を向けて、課題設定をして前に進んでいくんです。

そんな簡単に達成できる理想だとしたら、「それは本当の理想なのか?現実的に達成できることを掲げてるだけじゃないのか?」という問いを立てた方がいいかもしれません。

森選手のように、ふと自分を客観視して、掲げてる理想と向き合って内省するというのは、理想を掲げるならやらないといけないことだけど、やれてない人が意外と多いです。

だから、リーダーやマネージャー、メンターなどの役割を担っている人は、意図的にそのような機会を設ける必要があります。

誰かから与えられたキッカケでもいいから、自身のMission・Vision・Valueと向き合う。

向き合うことの意味を自分事にできた人は、誰かからキッカケを与えられなくても、自主的に内省できるようになる。

習慣化により自分の人生を変える1つの手段です。

逆算思考と積上思考の両方を持つことの大切さ、これも併せていつも伝えています。

自分の人生をどのように充実させるか・・・それは、自分自身が自分の人生について深く考え、「今の自分は何を積み重ねるべきか?」を理解して行動に移していけるかにかかっています。

『自分の律し方』を見出すためには、いろいろな方法を試して実験していくことも必要です。

「誰かが良いと言ってるから自分にも合う」わけではないので、まずは自分の人生について考えてみることから始めてみましょう。

うちのグループ会社には『クレド (信条)』があり、その中の1つにこんな項目があります。

夢と目標の設定・明確化
当社では入社後の最初の業務として「夢と目標の設定」を行います。明確なゴールがなければ、確固たる意思を継続させる事は難しいからです。常にゴールを意識する事で、計画性を持って必ず実現させる事に全力投球します。

この項目ほど、やってる人とやってない人の差が短期的に出にくいけど、中長期的なキャリア構築において『働きやすさ・働きがい』や『生きやすさ・生きがい』に直結する項目はないなと感じています。

短期的なキャリアだけを考えると、目の前のことに夢中になってさえいれば、『働きやすさ・働きがい』や『生きやすさ・生きがい』を感じられるかもしれない。

ただ、夢や目標、自分がここで頑張る意味を言語化できていないと、中長期的なキャリアを考えた時に、「あれ、なんで自分はここで頑張ってるんだっけ?」となり得るんです。←こういう人を何人も見てきました。

「この環境で時間を過ごす」ということを、いかに自分事化できるか・・・これは、本当に大切。

ここで時間を過ごすことを自分事化するためには、ここにいる理由を明らかにしないといけない。

ここにいる理由を明らかにするためには、自分がどこに向かいたいのかを言語化しないといけない。

「未来のことなのでわかりません、決められません」と言う人もいます。

そういう人に対しては、「今は決めなくていいよ、決められるようになろうね」という導きをする人もいるはず。

ただ、その導きをしてしまったら、きっとその人は、いつまで経っても『理想の未来』を決められないでしょう。

『理想の未来』に正解なんてありません。

だから、今の自分で考えられる『理想の未来』を言語化してみればいいんです。

「こんなことでいいんですか?」と質問してくれる人もいます。

僕は、「あなたがいいと思うならいいと思う」と答え、「ただ、掲げるだけだと意味がないから、今の自分が本気で目指したい未来なのかは改めて考えてほしい、どうかな?」と続けます。

自分が掲げる理想の未来に、正解なんてありません。

だから、周りの人に「これでいいの?」と言われる筋合いもないんです。

だから、自信を持ちましょう。

iPhoneの生みの親とされるスティーブ・ジョブズについて紹介している記事から、いくつか抜粋します。

調べたのは、この名言について解説している記事です。

貪欲であれ。愚か者であれ。
stay hungry, stay foolish.

スティーブ・ジョブズのこの名言、とても好きです。

時が経つのも忘れて夢中になるほどの、熱気、狂気、根気がなければ、到底、一事は成し得ないからだ。一瞬だけ「ばか」になるのではなく、生涯にわたって、「ばか」で有り続けろ。それがジョブズからの最大のメッセージだ。
人間が「ばか」であり続けるにはモチベーションの継続が何よりも重要だ。ちょっと成功したら、そこで満足して、自分は成功者とふんぞりかえる。それ以上、追い求めることもなければ、自らを省みることもなく、自分は誰よりもスマートになった気分で、努力よりも結果と評価ばかり気にかけるようになる。
だが、そんなスマートな人々が、その後、どうなったかは、火を見るより明らかだ。出だしはスローでも、熱気・狂気・根気を持ち続ける人が、最後には偉大なことを成し遂げる。
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ジョブズが伝えたかったことは、失敗を恐れたり、人の目を気にしたりしていては、「たいしたことのない自分・他愛のない自分」から脱却することはできない。手放すこと・失うことを恐れず、自分の信じたことをやろうじゃないか。「恐れず、迷わず、捉われず、信じた道を行け」ということ。
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それでもピンとこんわという中学生へ向けて噛み砕いて訳してみると 「いつまでも満足することなく上を目指せ!いつまでも自分の気持ちにバカ正直にやりたいことやれ!」 ってことでしょうね。

自分はどうなりたいのか、どうありたいのか、どんな未来を目指したいか、どんな生活を送りたいか、どんな人生にしたいか・・・。

問いの種類にはキリがないです。

問い方はなんでもいいですけど、自分の未来について考えてみて、その未来に対して周りを気にせずに貪欲に進んでみませんか?

そのプロセスには、自分だけでは乗り越えられない壁があるはずなので、周囲との信頼関係や尊敬関係は非常に重要になるでしょう。

自分が掲げる理想の未来に向かう環境として、とある組織に所属することを選んでいるはず。

自分の未来と今の環境を結びつけて、『自分がここにいる意味』を明確にしていければ、仕事への姿勢が圧倒的に変わります。

信用されて、信頼されて、尊敬されて、能力向上を認められて評価されて、より多くの機会を与えられて、更に成長スピードが上がる。・・・その前提には、この環境で成長することの意味を自分事化できている。・・・この好循環を構築できたら、仕事を『人生を良くする手段』として捉えることができるようになります。

感謝

今回も、読んでいただきありがとうございました。

他のnoteも読んでいただけると嬉しいです。


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