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仕事を人生を良くする手段にする(内定式でのメッセージ)

はじめに(いつも書いてること)

このnoteでは、「仕事でも私生活でも心をラクにする(ワークライフハック)」をテーマに文章を書いています。

※「ラクする」というのは、「心身に苦痛などがなく快く安らかに過ごす」という意味で使っている言葉であり、シンプルに「サボる」という意味ではありません。

今回の内容

世間的には少し遅いタイミングかもしれませんが、昨日、24新卒のメンバーの内定式を開催しました。

人事部の責任者としてメッセージを伝えたので、その内容を書いていきます。

「うちの会社に入ったから」というメッセージではなく、これから会社に入って仕事キャリアを積み上げていく学生たちに向けたメッセージでもあるので、24新卒の子を含めて、まだ就活を始めていない子にも読んでほしいなと思います。

ここからがメッセージ

うちの会社では、「自分で自分の人生をコントロール出来るようになる」という想いを個人に抱いていますが、『自立的・自律的なキャリア構築』を人材育成の礎に据えている会社が多いので、どの会社に勤めることになっても、「自分の人生は自分でコントロールしていく」という意識が大事なのかもしれません。

自分が所属する会社が何を大切にして、どんな未来へ向かっているのかを理解してほしい。

自分が何を大切にして、どんな未来へ向かいたいのかを明確にしてほしい。

それは、自分が登る山を決めるということ。

そして、会社と自分の未来を突き合わせて、「自分の掲げる未来を実現させるために、この会社で働くことが必要なのか?」という問いを立ててほしい。

その問いに対する答えを明確に持ち、この会社で働くことを自分事化してほしい。

就活をしている時、内定をもらった時、内定承諾した時、入社する時、入社して半年後・1年後・3年後・5年後・・・、自分という人間は別の人間であると認識しよう。

価値観、思考や行動、生活習慣や趣味などの自分自身のこともそう。

自分を取り巻く環境や人、周囲にいる人の価値観や思考や行動などの外部要因もそう。

年齢を重ねるたびに、ライフステージやライフロールが変化する人もいる。

いつまでも、今の自分が続くわけじゃない。

その時々に応じて、仕事に求める報酬の優先順位は変わるはず。

だから、「仕事を通してどんな自分になりたいのか?」「仕事を人生をよくツールにするためには何が必要なのか?」という問いを、自分に立て続けてください。

これが、自分が登る山を決めることに繋がります。

自分が変わると言いましたが、全てが変わるわけじゃないです。

自分の根底にある理念は、いくら脱皮をしても変わらないものです。

自分の中にある、どんなことがあっても揺るがない軸を見つけてください。

これは、これからつくるものではなくて、既にそれぞれの中にあるはずのものです。

自分1人で見つけることができなければ、誰かを頼りながら見つけていきましょう。

とにかく、自分と向き合うことを忘れないでください。

自分と向き合う過程で、周囲の人や環境、これまでの自分やこれからの自分との向き合いが必要になってくるはずです。

自分という存在は、絶対的に存在するものでもありますけど、周囲の何かが存在しているからこそ型をつくっている相対的なものでもあります。

だから、「あなたらしさとは?」とか「あなたってどんな人?」と聞かれると、意外と答えられなかったり、言うたびに違うことを言ってしまったりするんです。

「自分のことは自分が1番知っている」というのは、本当にそうです。

ただ、「本当にそうですか?」という人もいます。

事実として、自分のことを自分が1番知っているというのは、当たり前のことです。

ただ、人間の脳で処理させる9割が無意識だと言われる通り、自分でも理解していないことが多いのは確かなので、周りからしたら「あなたもあなたのことを理解してないじゃん」って思って、「自分のことは自分が1番知っている」に対して「本当にそうですか?」と言うんですよね。

「自分で自分の人生をコントロール出来るようになる」というのは、自分で自分をコントロール出来るようになることでもあります。

車の運転に例えるとわかりやすいですが、運転のやり方を理解していないと、車を運転することはできません。

それと同じで、自分をコントロールするためには、自分のことを理解しておく必要があるんです。

自己理解を深めることで自己認識力を高める。

自己認識力を高めることで、自己コントロール力を高める。

自己コントロール力が高まれば、意志力が高まります。

意志力が高まれば、自分が何を望み、その望みを叶えるために何をやるのか、何をやらないのかを決めていけます。

現代社会のさまざまな課題を解決して、世の中を元気にするためにまず、自分で自分を元気にできるようになってほしい。

自分を元気にできる術を身につけてほしい。

元気な状態とは、自分の元から溢れ出てくる気を持っている状態のこと。

それは、目的を持って生きている状態のこと。

自分で自分の人生をコントロールするとは?

その状態はどんな状態なのかを考え続けてほしい。

ここまでがメッセージ

以下、参考文献の紹介

【意志力】
注意力や感情や欲望をコントロールする能力。脳と身体で起きている現象を対応させる能力。
→「やる力」「やらない力」「望む力」を駆使して目標を達成する力。
やる力:自分のすべきことをすみやかになす意志力。
やらない力:自分を堕落させることをやらない、悪習慣を断ち切る意志力。
望む力:なりたい自分になるために長期的に続ける意志力。

【自己コントロール】
自分がどのように、そしてなぜ自制心を失ってしまうのかを理解することが自己コントロール強化に繋がる。
→自分を知ること

【自己認識】
自分のしていることを認識するとともに、それを行う理由を理解している。
人間のほとんどの選択が無意識。その理由などろくに認識していない。
コントロールすべきことを認識すらしてなかったら、自己コントロールはできない。

※参考文献

感謝

今回も、読んでいただきありがとうございました。


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