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【就職・転職活動中の方へ】どんな組織が今の自分に必要ですか?

はじめに(いつも書いてること)

このnoteでは、「仕事でも私生活でも心をラクにする(ワークライフハック)」をテーマに文章を書いています。

※「ラクする」というのは、「心身に苦痛などがなく快く安らかに過ごす」という意味で使っている言葉であり、シンプルに「サボる」という意味ではありません。

今回の内容

難しい質問だと認識していながらも、面接や面談で、こんな質問をすることがあります。

どんな組織が今の自分にとって必要ですか?

学生にも、既卒で社会人未経験の人にも、セカンドキャリアを歩もうとしている人にも。

この質問に対する回答には、いくつかのパターンがあります。

業界や職種について言及するパターンもあれば、企業文化や雰囲気について言及するパターンもある。

どんな回答が返ってきてもいいんですけど、僕がこの問いで知りたいのは、「組織に所属するということをどう捉えているか?」ということなんです。

だから、最初の回答だけで応答が完結することはあまりなくて、深掘りしながら相手の理解を進めていきます。

僕らの選考に参加してくれた方はよく、企業文化や雰囲気に触れて「自分と合いそうだ」と言ってくれるので、そういう感覚になっている方に聞くことが多いです。

「自分と合いそうだ」という感覚を持ってくれるのは嬉しいですけど、その感覚だけを持って入社すると、ギャップにつながる可能性も高いです。

これは僕らだけじゃなくて、全ての会社に言えることかなと。

選考中に見せている会社の姿が嘘偽りないものだとしても、選考に臨んでいる人自身の立場が候補者から社員に変わるだけで、会社との向き合い方が無意識的に変わると思ってます。

それにより、感覚にズレを生じさせる可能性がある・・・。

合う・合わないという感覚的なことは大切ですが、その基準での企業選定は、今のあなたにとってなぜ重要なのか。

ここが、僕の気になるポイントです。

組織に所属するということは、組織の規律に従って行動しつつ日々を過ごすことであり、自分自身が掲げるなりたい姿やありたい姿に向かいながらも、組織が掲げる目標や目的に向かうことが求められます。

※うちの会社ではこれらを、入社後の研修の中で、フォロワーシップとセルフ・リーダーシップという言葉を使いながら説明しています。←僕が実施する研修

業界や職種という絞り込みだけで仕事を探した場合、世の中には無数に求人があります。

そこに給与や福利厚生などを追加したとしても、まだまだ多くの求人があるでしょう。

中には、外的報酬を後回しにして、上述した通り、企業文化や雰囲気を最重要視している人もいるでしょうが、選考中に感じ取れる企業文化や雰囲気にも限界があったりします。

企業文化や雰囲気というのは、入社することで自分事に捉えられるものだったりするので。

どんな組織が今の自分に必要か。

この問いの答えを考える時に大前提として必要なことは、自分と向き合うことなんです。

自分と向き合って、自分の人生について考えることで、今の自分に必要な組織というのが浮かび上がってくるんです。

これは、社会人経験がなくても、社会人経験が豊富でも、どんな立場の人であっても考え続ける必要があることです。

どんな組織が今の自分に必要かというのは、就職や転職の時だけ考えればいい問いではありません。

組織に所属している人であっても、年齢を重ねていけばライフステージの変化やライフロールの変化が訪れるわけです。

組織の中でも私生活でも様々な変化が訪れる中で、「今の自分にはどんな組織が必要なんだ?」という問いは立てるべき問いです。

その環境に居続けることが無意識になったら自然なことになってしまっては、成長が止まってしまう可能性があるので。

就職や転職というのは、キャリアにおける分岐点です。

この仕事ができればどこでもいい、働ければどんな会社でもいい、雰囲気が良ければそれでいい、などなど。

『今の自分』にだけ視点を当てている人もいるのが事実ですし、そんな雰囲気をガンガン出して、中には直接的に言葉にする人もいる。

どんな組織に所属するかというのは、自分の働きがいや生きがいに直結することでもあるので、逃げることなく自分と向き合ってほしいです。

その上で、選考に進んでいる会社と向き合ってほしい。

仕事を探しているなら、「成長したい」と言う人が多いはずです。

ただ、「成長したい」だけで終わらせずに、深掘りしてください。

「なぜ成長したいの?」
「成長ってどんなイメージ?」
「成長するために必要なことは?」
「じゃあどんな組織を求めているの?」
など、成長に視点を当てるだけでかなりの深掘りができます。

その成長のイメージを、選考時に企業側に伝えてください。

期待値が合わなければ、入社してからの定着や活躍につながらない可能性がありますから。

また、面接官として目の前にいる方は、自分よりも社会人経験が豊富なこともあるでしょう。

その場合は、どんな組織が自分にとって必要なのかというアドバイスを求めてもいいのかなと思います。

仕事探しにおいては「自分のことは自分が一番知ってる」という考えに縛られずに、いろんな人からの意見を取り込むことが大切だったりしますから。

どんな組織が自分にとって必要なのか。

組織を形成する要素はいくつもあって、全く同じ組織は世の中に存在しません。

だからこそ、まずは自分が求めている組織の姿や状態を考えてみてほしい。

その前提には、自分自身と向き合うことが大切なので、自分の未来とか信念について思考を巡らせてみましょう。

環境にこだわることが非常に大事。

今の自分が今の環境で何をやっていて、それが未来の何に繋がっているのかを考えることも大事。

「この環境に行きたい」と思っても、今の自分ではその環境に行けないこともある。

その環境に行くために、今の自分は何を積み重ねるべきなのかを考えて、行動するのみ。

感謝

今回も、読んでいただきありがとうございました。


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