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『個人の成長』と『企業の成長』を重ねる

はじめに(いつも書いてること)

このnoteでは、「仕事でも私生活でも心をラクにする(ワークライフハック)」をテーマに文章を書いています。

※「ラクする」というのは、「心身に苦痛などがなく快く安らかに過ごす」という意味で使っている言葉であり、シンプルに「サボる」という意味ではありません。

今回の内容

経済産業省が出しているこちらの資料に、個人を元気にして、世の中を元気にするためにとても重要なスライドがあります。

※元気とは?・・・その人の元から湧き起こる気。その人が本来の自分になるための図太いエネルギー。

人生100年時代の社会人基礎力について
平成30年2月 経済産業省 産業人材政策室

⬇️そのスライドがこちら⬇️

社内の研修や、社外でキャリアについて話す時などによく使っています。

キャリアと向き合う関わりの中では、「この会社で働いている意味とは?」という問いを立てることが多いですが、この問いと上記のスライドには密接な関係があります。

「なんで自分はこの会社で働いているのか?」という問いに対して、自分なりの答えを出すために必要な要素としては「会社を理解する」というのがありますが、会社というのは既に理念やMVV(Mission・Vision・Value)などを明確にしています。

なので、「この会社が掲げていることに共感できるのか?」「このようなことを掲げている会社に所属したいと思うか?」という問いを自分に立てて、自分なりの回答を出していけばいいんです。

ただ、そもそも・・・

🔷この会社に共感できるのはなぜか?
🔷この会社が掲げているものを自分も大切にしたいと思えるか?
🔷この会社で成長したいと思うのはなぜか?
🔷この会社で働くことで自分の人生はどうなるのか?

これらの問いを自分に立てて、自分のことを理解していかないと、「なんでこの会社でこんな仕事をしているんだろう・・・」ということを思ってしまう瞬間が訪れてしまいます。

僕はこれまで何人も、そういう人に出会ってきました。

会社に入った時は「よしっ、頑張るぞ!」という気合いたっぷりな人でも、働いているうちに目的を見失い、「ここで働いている意味なんてない」「惰性で働いている」「ここにいると決めてしまったんだから仕方ない」という状態になってしまうんです。

それはなぜなのか?

「ここで働く」と意思決定した時に、「なんで自分はここで働くのか?」という問いを本気で自分に立てていなかった可能性が高いです。

入社理由は選考時に聞かれることが多いので、表面的には「〇〇なのでここで働きたいです」ということを言っていたとしても、「自分の人生を豊かにする」ということを考えて、そのために「この会社で働くことが重要なピースになる」という自分なりの仮説を持ってその会社で働くことを決めているかどうか。

たぶん、そこまで考えられていない人が多いはず。

『個人の成長』と『企業の成長』を重ねることは、個人にとっても良いことばかり、企業にとっても良いことばかりです。

個人でも「自分はなんでここで働いているんだろう?」という問いを立て続けて、企業でも「あなたはなんでここで働いているの?」という問いを個人に立て続けることがとても大切なんです。

「そんな問いを立てたら社外を見てしまって離れてしまうかもしれない」という声が聞こえることもあります(経営者、人事、上司)。

「社外を見せないで社内だけに目線を留めておくことでエンゲージメントが高まる」という勘違いをしているのと、自身のマネジメントに対する自信のなさが現れている証拠です。

個人の人生があって、企業にも人生がある。

両者を重ねることで、強い組織が生まれていきます。

パーパス経営を実現するためには、「その組織にいる個人が自身のパーパスを確立させること」が近道だったりします。

感謝

今回も、読んでいただきありがとうございました。


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